CULTURE & LIFE

こんにちは。

前田エマです。

 

「蔵前」特集の第4回目

今回は11月12日にオープンしたばかりの

《茶室小雨》へ訪れました。

 

 

朝、お店にお邪魔すると

柔らかいアーチを描いた美しい窓から、

きらきらと小さな雫のようにあたたかい陽の粒が降り注ぎ、

太陽の温もりで心がまあるく溶けていくような気分になります。

 

 

大通りに面したお店ですが、とても静かな雰囲気です。

私は小さな頃に読んだ小説を思い出しました。

裏庭のドアを開けると、秘密の花園が広がっている

そんなまぼろしの世界に居るような感覚になりました。

 

 

このお店は、内装から全てをスタッフの皆さんたち自ら手掛けたと言います。

お店ができるまでの間、雨の日が続き、雨の音、匂いに包まれて作業をしていたことから小雨と言う名を付けたそうです。

 

程よく高い天井にぴったり合うように作られた食器棚の美しさは

息をのむ美しさで、見惚れてしまいます。

 

緑茶「水鳥」¥800。さっぱりとしたフルーティな味わい。

自分たちがほんとうに好きなものを出そうと言う思いから、

店長さんが自信を持って好きと言えるお茶を提供しています。

私は飲食店で働いていた時に「お客様におすすめを聞かれたら何て答えればいいですか?」と店長に聞くと「自分がほんとうにいいと思うものを自分の言葉で話してごらん」と言われたことがあって、その言葉がずっと心に残っているので、この考えかたにものすごくうなずきました。

 

 

お茶の種類も個性豊か。

お砂糖を使っていないけれど甘い香りが贅沢な紅茶、

お砂糖をたっぷりと使ったこだわりのミルクティー、

妊婦さんも安心の爽やかなハーブティー、

実は洋菓子とも相性の良い緑茶や玄米茶。

 

ビクトリアケーキ¥600

ものによると思うのですが、お茶ってコーヒーよりもお菓子の味を邪魔しないような気がして、私は好きなのです。

ここで出されるお菓子たちも、お茶と甘いものの素敵な関係を考えて作られています。

店員さんに尋ねると、おすすめの組み合わせを教えてくださいます。

渋みの強いお茶には、甘さが強めのスイーツ。

甘いお茶には、ビターなスイーツ。

 

 

今回、私がいただいたのは季節のジャム・ルヴァーブを使ったビクトリアケーキと「水鳥」という緑茶。

緑茶なのですが、私たちが想像しているものとは少し違うわくわくが。

マンゴーやベルガモットを使っていて甘い香りがするのに、さっぱりとした味でスイーツを引き立ててくれます。

ビクトリアケーキはルヴァーブのジャムの酸味が程よく効いていて、甘さに退屈しません。

 

私は雨が降る日は、家に籠もって自分の時間を満喫しますが、

そんなふうに優しい孤独な時間を楽しめる場所かもしれません。

 

《今週のぐるり服》

photograh_Osada Kasumi

緑の椅子に合うよう、緑でまとめたコーディネートです。服がシンプルなので、髪の毛にリボンを編み込んで遊んでみました。

ブラウス/mini matters、パンツ/mini matters、シューズ/DIANA

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モデル:前田エマ Maeda Emma

1992年、神奈川県生まれ。 東京造形大学卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集めている。Instagram:@emma_maeda

写真:長田果純 Osada Kasumi

1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメラを発見し、独学で写真を撮り始める。現在はファッションのカタログやポートレート、映画のスチールなどで活躍中。プライベートでは自身の感覚を軸に写真を撮り続けている。Instagram:@osada__

information

《茶室 小雨

東京都台東区蔵前4-14-11 103
営業時間:11時 〜 18時 (L.O. 17時30分)
定休日:月・火
Instagram:@cosame_4204
※定休日は今後変更の可能性あり。最新の情報は店舗Instagramにてご確認ください。

旧店から引き継いだ、看板。なんと文字は当時のスタッフ直筆だそう。

蔵前を巡る、4回目は移転リニューアルしたばかりの《茶室 小雨》。

お茶とお菓子に特化した茶室として、連日訪れる人が絶えない人気店。旧店よりも広さや席数が増えて、ゆっくりと個々の時間を楽しめる。

お茶好きな店主が厳選した、紅茶、ミルティー、緑茶はどれも魅力的。カフェインが苦手な人や妊婦さんにも楽しめるよう、ハーブティーやノンカフェインもあり、その心使いが嬉しい。

自慢のケーキは近くの《菓子屋 シノノメ》による手作り。当店のために作られたオリジナルのため、ここでしか味わないのだそう。移転して新たに加わったのは、クリームブリュレと季節の果物パイ。お茶とのペアリングを楽しみながら堪能して欲しい。

いつかはオリジナル茶葉にも挑戦したいそうで、お茶好き店主によるブレンド茶ができるのがいまから待ち遠しい。

 

【蔵前にきたら、こちらにも!】

擦りガラスの光《フーコ 服と小物のちいさな店》 

珈琲とチョコレート《蕪木》

時を感じて《SyuRo》

カヌレ色のインク《カキモリ》

お湯が滑る《NAKAMURA TEA LIFE STORE》

きらめきの雨粒《大森商店》

 

 

edit:Takehara Shizuka

 

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