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忙しい日常の中で、自分だけの特別な時間を作りたいと思ったことはありませんか? コーヒーショップで飲む一杯も素敵ですが、自分の手で豆を焙煎し、淹れる一杯には比べものにならない満足感があります。自宅で手軽に楽しめる自家焙煎の世界へようこそ。この記事では、おしゃれに自家焙煎を楽しむ方法から、インテリアとして映える道具選び、季節やムードに合わせた焙煎度合いの調整まで、FUDGEらしい視点でご紹介します。
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なぜ今、自家焙煎が注目されているのか

画像出典:AC
今、自家焙煎がブーム。その背景は、コロナ禍以降の「おうち時間」をより有意義に過ごしたいと思う人が増えたことがきっかけです。そんなおうち時間の充実を求める動きの中で、SNSでの自家焙煎コミュニティが広がり、アフターコロナでも本格的な趣味として、コーヒー生産者やロースターが自家焙煎を楽しむためのコワーキングスペースを作るなど、学びの場まで増えるようになってきました。さらに、国内に留まらず、海外でもロースタリーカフェが増加するなど「自家焙煎」は1つのトレンドとなっています。
自家焙煎がもたらす5つの魅力をご紹介します。
1.新鮮な香りと味わいを楽しめる
焙煎仕立てのコーヒー豆は、市販のものでは味わえないフレッシュな香りと深みのある味わいが特徴。毎日がカフェタイムに!
2.自分好みの焙煎度合いにカスタマイズできる
浅煎りから深煎りまで、自分の好みに合わせて自由に調整できます。お気に入りの1点を見つけられるように。オリジナルブレンドを作ることだってできるのです。
3.特別なギフトとして喜ばれる
手作りの焙煎珈琲は、市販品にはない温かみと特別感が詰まっています。心のこもった贈り物として、喜ばれるでしょう。
4.コーヒーへの理解と愛着が深まる
焙煎の過程を通じて、珈琲豆の個性や産地の特徴をより深く理解できるようになります。よりこだわりの一杯を深く味わえるようになります。
5.焙煎の香りで部屋が心地よい空間になる
焙煎時に広がる芳醇な香りは、お部屋をリラックスできる空間に変えます。焙煎時の香りで天然のアロマを楽しめば、リラックスタイムに。
自分らしい焙煎スタイルを見つける
焙煎度を大きく分けると、「浅煎り」「深煎り」があります。同じ生産国、同じ豆を使っていても焙煎度合いによって味わいが変わるのが自家焙煎の魅力です。浅煎り・深煎りの基本的な特徴と味わいの違いをご紹介します。
焙煎度合いについて
浅煎りは、短時間で仕上げる繊細な焙煎。色は薄茶色で色素は薄く、香辛料のシナモンのようにマットな質感です。カフェインは比較的多く含まれていて硬く重いになります。味わいは酸味が際立ちフリーティーな香りが特徴でサードウェーブコーヒーがコーヒー業界での注目されるようになってから人気を集めている注目の焙煎度合いであるとともに、繊細な調整が必要なので上級者向けです。おすすめのペアリングは焼き菓子やフルーツデザートなど。
深煎りは時間をかけてじっくり焙煎した豆で、自家焙煎としては、安定して仕上げることができます。濃い茶色で光沢感があり、浅煎りよりも軽く空洞があり、コーヒーを淹れるときにポコポコと膨らむという特徴も。その空洞からコーヒー豆が本来持っている香りが立ち、油分が滲み出てきます。味わいは、苦味あるのが特徴で、コクのある風味。ミルクや砂糖、スパイシーな料理とのペアリングがおすすめです。
朝・昼・夜で変える焙煎
飲む時間帯に応じて焙煎度合いを変えてみるのもおすすめ。浅煎り・深煎り・その真ん中の中煎りに分けてご紹介します。
◎朝に飲みたい爽やかな酸味の浅煎り
軽い飲み心地の浅煎りは、シャキッとしたい朝に。フルーティーな酸味を楽しめるので、フルーツと一緒にいただくと酸味が引き立ち合うのでおすすめです。
◎昼下がりのティータイムに合う中煎り
バランスの取れた中煎りは、 一日のうちで気分転換や、リラックスしたい時に最適で、幅広い楽しみ方ができます。好きなスイーツと一緒に、ブラックで豆本来の特徴を存分に味わってみるのがおすすめ。そして飲み進めていく中で、砂糖やクリームを加え、自分好みのバランスにしてみても。
◎夜のリラックスタイムに楽しむ深煎り
どっしり苦味のある深煎りコーヒーは、ミルクやお砂糖をたっぷり入れて飲んだり、わざと濃い目に抽出してカフェオレにアレンジをしながらコクの深さを味わってみるのもアリ。
おしゃれな自家焙煎の始め方【最小限の道具から始める自家焙煎入門】
最小限の道具から始めるおしゃれな自家焙煎の始め方をご紹介。フライパンでできる簡単焙煎法と初心者でも失敗しない生豆の選び方を解説します。
フライパンでできる簡単焙煎法

画像出典:AC
◎必要なものはこれだけ!
フライパン:厚手が理想ですが、家庭にあるものでOK
生豆:コーヒー豆専門店やオンラインで購入
木べら:混ぜる用にあると便利
ザル:冷却するときに必要
これだけで十分。特別な機材は一切いりません!
◎フライパン焙煎の手順
1.フライパンを温める
中火でフライパンを温めます。
2.生豆を投入
豆をフライパンの底を覆う程度(100~200g)入れます。
3.混ぜ続ける
木べらで絶えず混ぜ、均一に熱を通します。豆を均一に加熱するため、フライパンを絶えず動かし、焼きムラを防ぐこと。
4.焙煎度をチェック
豆の色が緑→黄色→茶色に代わり、焼く10分で「1回目のクラック」(ぱちぱち音)がします。ここで焙煎をやめると浅煎りの豆が完成です。さらに混ぜると2回目のクラックがはじまってきたら、中煎り。そして2回目のクラックが終わるくらいに焙煎をやめると深煎りが完成します。
5.冷却
好みの焙煎度で火を止め、ザルに移して冷まします。余熱で豆が焦げないよう、冷却も重要です。
初心者でも失敗しない生豆の選び方

画像出典:AC
焙煎しやすい生豆は、粒が均一で小粒、かつ、肉薄な品種のもの。産地でいうとブラジル・コロンビアなど中南米産のコーヒー豆がおすすめです。焙煎しやすくて風味のバランスも良く、浅煎りから深入りまで焙煎度合いがわかりやすいのも大きな特徴。
ブラジル産生豆
マイルドで、酸味が少なめ。飲みやすいコーヒーになる。
オススメ 浅煎り~中煎り
コロンビア産生豆
比較的粒が大きく硬い。酸味は強めで香り高く、上手く焙煎できれば コクのあるコーヒーになる。
オススメ 中深煎り
ステップアップ!自家焙煎テクニック
フライパン焙煎ももちろん良いが、自家焙煎を日常的に行うならフライパンよりムラなく仕上がる家庭用焙煎機を使うのもおすすめ。生豆を入れてボタンを押すだけで誰でも手軽に自宅焙煎できます。家庭用焙煎機は、大まかに分けると「直火式」「半熱風式」「熱風式」の3種類。直火式は豆に直接火を当てる方法で、半熱風式と熱風式は熱風を利用して焙煎するのが特徴です。
家庭用焙煎機を使った本格焙煎
「ハリオ」コーヒーロースター・レトロ RCR-50¥22,650
コーヒー好きなら必ず押さえておきたい「ハリオ」の直火式焙煎機。アルコールランプを使って、じっくりと自家焙煎ができます。レトロなデザインは、そのまま置いてもサマになるのも魅力的。
焙煎方法:直火式
焙煎量:最大800g
「HCTOOL」コーヒーロースター¥11,498
S字の羽根が回転し自動で攪拌されることで、たくさんのコーヒー豆を入れても焙煎中のムラを軽減できる。ポップコーン 豆やナッツなどを焼くこともできる。
焙煎方法:電熱直火式
焙煎量:最大800g
「ダイニチ」コーヒー豆焙煎機 MR-F60A¥34,760
Webショップ限定とで販売している「ダイニチ」の家庭用焙煎機は熱風式。使い方もシンプルで生豆を入れて5段階から焙煎レベルを選び、ボタンを押して焙煎するだけ。熱風式焙煎と、温度を管理するセンサーによってムラの少ない焙煎が叶う。
焙煎方法:熱風式
焙煎量:60g
◎「ダイニチ」コーヒー豆焙煎機の使い方
1.お好きな生豆を入れる
生豆60g(付属の計量カップにすりきり1杯)を用意し、焙煎釜に入れる。
2.焙煎レベルを選んでスタート
電源を入れ、浅め~深めの5段階からお好みの焙煎レベルを選択。スタートボタンを押したらあとはゆったり、香りを楽しみながら待つだけ。
3.新鮮な焙煎豆のできあがり
焙煎(約15分間)、冷却(約10分間)で完成です。焙煎した豆を容器に移して保管します。
焙煎したコーヒー豆の楽しみ方
焙煎したコーヒー豆を、よりおいしくいただくには…?焙煎後の豆の保存方法とベストな飲み頃や焙煎度合いに合わせた抽出方法をご紹介します。
焙煎後の豆の保存方法とベストな飲み頃
焙煎したコーヒー豆の保存に適しているのは密閉性が高く、光や空気を遮断できる容器が最適です。具体的には、バルブ付きのコーヒーキャニスターや、密閉できるガラス瓶などがおすすめです。
◎焙煎後ベストな飲み頃
浅煎り: 焙煎後、数日から1週間程度が飲み頃です。浅煎りの豆は、焙煎直後よりも少し時間を置くことで、酸味とフルーティーな風味が引き立ちます。
中煎り: 焙煎後、1週間から2週間程度が最適です。この期間に、豆のコクと香りがバランスよく楽しめます。
深煎り: 焙煎後、2週間から3週間程度がベストです。深煎りの豆は、時間を置くことで苦味がまろやかになり、濃厚な味わいが際立ちます。
焙煎度合いに合わせた抽出方法
焙煎度合いに応じて、抽出方法も変えるとより奥深く楽しめます。
◎浅煎りを活かすペーパードリップ
酸味のきいたフルーティーな浅煎りをはペーパードリップで抽出するのがおすすめ。香りが際立ち、後味が甘く仕上がり、エグみも控えめです。深煎りよりも高い温度の90度~95度で抽出するのがポイント。
◎中煎りに合うフレンチプレス
酸味と苦味のバランスが取れた中煎りは、フィルター部分が金属製のフレンチプレスで抽出してみて。紙のフィルターだと豆の油分を紙へうつってしまうのですが、フレンチプレスならコーヒーオイルを含んだ風味に仕上がります。湯量、粉量、蒸らし時間を決めて手順通りに作るだけで、誰でもおいしいコーヒーを淹れることができるのもメリット。
◎深煎りを楽しむエスプレッソ
深煎りの豆は、ガツンと苦みの効いたエスプレッソにしてみても。ミルクやフレーバーシロップと合わせても、コーヒーの風味を十分に感じることができます。
自家焙煎コーヒーを引き立てるスイーツペアリング
お気に入りのスイーツやお菓子にマッチするコーヒーを探せば、よりおいしいコーヒータイムになるかも。コーヒーの焙煎度合いに合わせておすすめなお菓子やスイーツを紹介します。
◎浅煎り×プレーンな味付けのおやつ
はっきりとした酸味で飲みやすい浅煎り。相性の良いフードはビスケット、クッキー、クロワッサン、バナナ、ナッツ類、こしあんのおまんじゅう、塩せんべいなど、プレーンな味付けのおやつ。
バナナあんクリームチーズの米粉マフィン
◎中煎り×果実の存在感のあるおやつ
存在感のある酸味と苦み、ボディを感じながら豆本来の香りと華やかでフルーティな味わいが楽しめる中煎り。中煎りは、苺ショートケーキ、フルーツタルト、ドライフルーツの焼き菓子がおすすめ。
いちごづくしのトライフル
◎深煎り×甘みの強いおやつ
深煎りはボディが強く苦みと深いコク、しっかりとした飲み応えが特徴。その味わいに負けない存在感のあるスイーツがおすすめです。クリームやバターがたっぷりと使われたケーキ、チョコレート、甘みの強いドーナッツや黒糖かりんとうをお供にどうぞ。
ラム酒香る生チョコ
自家焙煎コーヒーのある生活を楽しもう!
焙煎しているときから焙煎後にコーヒーを味わうひとときまで特別なコーヒータイムが長く続く自家焙煎を紹介しました。自家焙煎コーヒーのある生活を楽しんでみてください。
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