FASHION
ロンドン、パリ、東京の3都市で見つけた着こなし上手さんにスナップインタビューして、スタイルバランスの秘訣を探る全4回シリーズ。第1弾はTokyo編からスタートです。
Sample01&02:スタイリストの2人がシンプルスタイルに選んだJWAストレート
![]() |
![]() |
小物使いのテクニックが光る、王道の超シンプルコーデ
name 北川沙央里さん
FUDGEをはじめ、雑誌や広告で活躍する注目株スタイリスト。乃木坂に自身がディレクションする「102gallery」をオープンしたほか、アパレルブランド「COUNCIL」を主宰するなど、マルチな活躍をみせている。
自らディレクションするギャラリーはHITSU COFFEE STANDと隣り合わせで、休憩時間はもっぱら香り高いコーヒーが相棒だという北川さん。白Tee×ジーンズという超王道スタイルにも洗練された抜け感があります。 「ジーンズはJWAストレートの1サイズ大きめを選びました。太すぎず細すぎず、ちょうどいいバランスで、無理なく自然な落ち感がいいですね」 夏らしいライトカラージーンズに、シルエットにこだわり抜いたという自身が手がけた白Tシャツ。パターンの優れたアイテムなら、ここまでシンプルなコーディネートも生かせることの証左かも。カジュアルに振りすぎないよう足元にはレザーを選び、ミュールサンダルで軽さを出す引き算のテクニック。ピアスやネックレス、リング、ウォッチといったアクセサリーで、シンプルスタイルにリズムと洗練を引き出しているのもポイントです。
ボトムス「ストレートジーンズ」63BLUE ¥4,990/ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(ユニクロ)
Tシャツ、シューズ、ベルト、バッグ、メガネすべて私物
遊び心と抜け感を両立させる、足し引きのバランス学に惹かれる
Name 田村和之さん
ファッションライターを経て、雑誌、ファッションカタログ、CM、アーティストのスタイリングなども幅広く手がけるスタイリスト。ファッションの歴史やカルチャーを背景とした文脈のあるスタイル作りが支持されている。
カンタンに真似できそうで真似できない、自然体でいながら絶妙なバランスに思わず目を止めてしまう田村さんのスタイル。その秘訣、知りたくなります。 「最近はファッションというより、自分らしさを大切にしています。改めて昔に立ち返っている感じで、ファッション以外の自分の好きなものをスタイルに混ぜていくのが気分になっています」 野暮ったくならないようにインナーはタックイン、ただ抜け感は欲しいのでシャツはオーバーサイズを選んで軽やかさを意識。このスタイルなら革靴も合うけれど、蒸し暑い気候ならスニーカーで軽さを出した方がいいといいます。Tシャツは自分の好きな音楽やアートのものを着ることが多いという田村さん。 「ナイジェル・グラフのイラストTシャツ。トム・ウェイツというのがいいなと思って買ったものです。自分らしさの出るアイテムと、スタンダードなジーンズを合わせました」 「このJWAストレートはキレイめのアメカジもいける、とても守備範囲が広い印象。普遍的ですよね、ジーンズの入り口としても使いやすいと思います。まず廃れないですよね。男女問わず穿けるし、女性が大きめサイズをボーイフレンドデニムのように穿きこなすのもかわいいと思います」
ボトムス「ストレートジーンズ」68BLUE ¥4,990/ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(ユニクロ)7月下旬発売予定
羽織ったシャツ、Tシャツ、シューズ、ベルト、メガネすべて私物
Sample03:スリムxフレアシルエットを生かした清潔感が光る上品スタイル
美シルエットパンツが引き出す上品なスタイルアップ効果でオン・オフ自在にスイッチ
Name UMI さん
アパレル会社に勤務するかたわら、FUDGE FRIENDとしても活動中。職場から近い清澄白河はカフェ巡り好きの彼女のテリトリー。
タイトなフレアパンツを生かしたパリシックな着こなしがお似合いのUMIさん。バイカラーのニットポロ、革靴、赤のバッグ。すべて品のいいデザインを選ぶことで、ボトムスが持つスマートなシルエットを生かしています。 「このスリムシルエットのフレアジーンズは、とにかく美シルエットでスタイルアップが叶う1本だと思います。洗練された印象をつくりやすいので、あえてニットポロや革靴を合わせ全体を上品なムードに仕上げました」 小物のバッグもカジュアルすぎないハンドバッグを選択。クラシックなムードのバッグを合わせることで、美しいシルエットのジーンズがもつ魅力を引き出しています。これならオン・オフどちらも活躍しそう!
ボトムス「スリムフレアトラウザージーンズ」69NAVY ¥4,990/ユニクロ
ニットポロシャツ、バッグ、シューズすべて私物
Sample04:ストレスフリーで着こなせるVラインシルエットが新鮮
色数を欲張らないバランス感覚で洗練された印象のカジュアルスタイルを完成
name 津久井聡哉さん
ファッション雑誌の編集者としてのキャリアを経て、現在はデザイン関連のプロデューサーとして活躍。トレンドに敏感で、クラシックをベースにしたモダンな着こなしが得意。公園のベンチで読書したり、音楽を聴いたり、ただぼんやり歩いたりして、仕事を離れて頭をスッキリさせるのが彼にとっての貴重なオフの時間。
ホワイト&ブラックのモノトーンコーディネートに、ネイビーをひと挿し。このバランス感覚がほどよい抑揚を生んでいる津久井さんの着こなし。トップスが大きく、ボトムスはシャープ。洗練されたVラインシルエットも特徴的です。 「基本的には太いボトムを選ぶこと多いのですが、このイージージーンズはとにかくシルエットが秀逸。脚長効果というか、ラインがすごく綺麗な気がします。そしてなにより驚くほどのストレッチでまったくストレスはありません」 足元にタッセルローファーを合わせた着こなしはカジュアルビズにもばっちり。ゆるっとシルエットが主流となっている今だからこそ、より新鮮に映ります。
ボトムス「EZYジーンズ」09BLACK ¥4,990/ユニクロ
羽織ったシャツ、Tシャツ、トートバッグすべて私物
Sample05:スタイルに余白を残す、オーバーサイズを生かしたボーイッシュコーデ
ナチュラルな雰囲気を生かしたワイドパンツのバランス
name 柳沼芽以さん
今夏からFUDGE FRIENDの活動も開始することになった大学生。生まれも育ちも浅草という生粋の下町っ子。愛犬のチェリー8歳とは姉妹のような間柄で、毎日のお散歩は大事なコミュニケーションだという。
カーブワイドパンツにオーバーサイジングのシャツを羽織ったボーイッシュな着こなしがお似合いの彼女。ダボっとしているのにだらしなくならないのは、クリアのイヤリングや、首元の可憐なアクセサリーを用いて全体を調和させているから。 「きっと計算されているんだと思いますが、このジーンズはとにかくカーブシルエットが自然できれいです。見た目だけでなく屈んだと時の窮屈感もないですし、穿きやすさも魅力です」 ここ数年、蒸し暑いシーズンが長く、タイトなボトムだと肌にくっつく感じがストレスになりがち。バギーパンツならば、そんな季節も快適なワードローブの一軍として活躍しそう。大きなシルエットのボトムスに、あえてオーバーサイズのシャツを選んで、見た目にも清涼感あるボーイッシュなスタイルに。タイトなヘアスタイルでまとめて、メリハリをつけるのもポイントです。
ボトムス「バギーカーブジーンズ」67BLUE ¥4,990/ユニクロ
シャツ、インナーのタンクトップ、シューズすべて私物
Sample06:大人のエスプリが効いた自然体のコーディネート
トレンドに左右されない普遍的カジュアル
name 古谷昭洋さん
世界的フォトグラファー、Sergio Caminata氏に師事後、2006年に独立。イタリア・ミラノでフォトグラファーとしてのキャリアをスタートさせ、雑誌のほか、広告、写真集など幅広いジャンルで活躍する。
3か国語以上を扱い、海外撮影の多い古谷さん。今回トップスに選んだのは、パリの人気カフェ『Café Charlot』のTシャツ。首にさらっと巻いたスカーフが効いて、カジュアルながらも大人のエスプリ感がある。 「個人的にはシンプルなものが好き。普遍的なもの選んで、自分の体型に合わせたサイジングで着こなします。あと撮影の時は動きやすさも重要なので、ミニマルな格好が多いです」 そんな古谷さんが履いているのは、スリムセルビッチジーンズ。ヴィンテージのような独特の風合いに不滅のスタンダード感が漂う1本です。 「オーセンティックなセルビッチジーンズに見えるけど、これはすごくストレッチが効いていて、ストレスフリー。見た目はスタンダードで、実用性があるのはとてもいいですね。」 デニム老舗「カイハラ」の熟練した職人とともに旧式織機をコンバージョンして開発したという、オリジナルデニム生地。ちょっと懐かしい表情をもつ生地が、ストレッチ機能をもたせた最新素材というギャップは、服好きには大きな魅力のひとつです。
ボトムス「スリムフィットジーンズ/セルビッジ」69NAVY ¥4,990/ユニクロ
Tシャツ、スカーフ、シューズすべて私物
お問い合わせ先:ユニクロジーンズ特設サイト
https://www.uniqlo.com/jp/ja/news/topics/2025060401/
photograph_Akihiro Furuya
direction_Suzuki Mikiya〈KIP Inc.〉
text_Sekiguchi Keiko
PICK UP !
-
( FASHION )遂にオフィシャルガールFUDGE FRIEND 二期生が決定!個性豊か...
-
( FASHION )本日発売!『FUDGE』2025年7月号は『 LITTLE TIPS, GOOD STYL...
-
( CULTURE & LIFE )数量限定!《FUDGEコーヒー便》夏の新作ができました。【ご購...
-
( CULTURE & LIFE )【FUDGEランニング部】駒沢大学〈TONE〉で開催したvol.9をレ...
-
( FASHION )【FUDGE FRIEND】オフィシャルガールが2周年!個性豊かな4人...
-
( CULTURE & LIFE )おうち時間とお散歩時間で楽しむ、おすすめの手みやげ京都編...
-
( CULTURE & LIFE )チェコで体感!世界一カワイイ温泉街の楽しみ方【いろどりの...
-
( FASHION )《eb.a.gos》の新作カゴバッグをラインナップ、liflattie shi...
RANKING
FUDGE CHOICE
-
人気3都市で見つけたUNIQLO J...
-
今日も明日もふたりの足元は...
-
ふたりを支える《 BERING(ベ...
-
《Barbour(バブアー)》のバ...
-
梅雨や夏のレジャーに大活躍...
人気のキーワード
PRESENT & EVENT
応募期間 : 2024年3月31日(月)〜2024年6月29日(日)23:59 応募方法 : FUDGE.jpのプレミアム会員(無料)*に登録していただければ、どなたでもご応募いただけます。当 […]
編集部から配信されるメールマガジンやプレミアム会員限定プレゼント、スペシャルイベントへの応募など特典が満載です。
無料でご登録いただけます。