CULTURE & LIFE
ニューヨークには梅雨がないので、日本よりも早く夏が始まります。
学校も6月の半ばに年度末を迎えて、夏休みはおよそ3ヶ月。長いです。
夏のニューヨークは湿気が多く、気温も30度前後と暑いので、
サマー・バケーションで街を脱出するニューヨーカーが多いですが、夏には夏の楽しみがあります。
そのひとつが、ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラのフリー・コンサート。
ニューヨーク市の5つの地区(マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ、スタッテンアイランド)にある公園で開催されて、
コンサートが終わると同時に、夜空に花火と歓声が上がります。
市民にとって、このコンサートは夏のはじめの風物詩になっているのです。
わたしもブルックリンのプロスペクト・パークで開催されたコンサートに、今年も出かけました。
この日だけはワインとビールを公園内で飲んで良いという市の粋な計らいで(普段は、アルコールは厳禁です)、
みんな敷物と飲み物、食べ物を持参してピクニックしながら開演を待ちます。
来ているのは人間だけではありません。犬たちも一緒です。
本を読みながら場所取りをする人。
風船を目印にしている人。
ベビーカーもアリです。右奥には綿菓子を売るベンダーの姿も。
満を記して、オーケストラ御一行がバスで到着。歓声があがりました。
今年の演目は、ロッシーニとラフマニノフとアーロン・コープランド。
コープランドはブルックリン出身。
親しみやすい曲調で、アメリカ音楽を作り上げた作曲家として知られています。
最上級の音楽が夜風に運ばれてくる心地よさ。
夜空の下で飲むワインの美味しいことと言ったら!
だんだんと辺りも暗くなり、まもなくフィナーレです。
みんなの拍手が鳴り止まないうちに、花火がスタート!
この演出には毎年ワクワクします。いよいよ夏だねー!
このコンサートには入場券もありません。列にも並びません。
6時くらいからパラパラと人が集まり、思い思いに席(空間)を見つけて開演を待ちます。
旅行者が多いのは、やっぱりマンハッタンのセントラルパーク。
かなり混みますが、まあ、それも楽しい。もちろん花火も上がります。
ニューヨークにいる誰もが平等に楽しめるイベントです。
ニューヨークの夏は蒸し暑いけど、楽しいこともたくさん。
特に夜の公園のイベントは、コンサートあり、映画あり、そのほとんどが無料です。
もし夏にニューヨークに来る機会があったら、市民に混じって、
こんなユル〜イ夏のイベントも覗いてみてください。とってもオススメです。
Photo by Moeka Nakamura
https://www.instagram.com/moe_camera/
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