CULTURE & LIFE

 

至福!それ以外の言葉がみつからない!大好きな糸島に、またひとつ、大好きな場所をみつけました。

 

 

「糸島に、ゲストハウスができましたよ」友人から聞いたのは、去年のこと。糸島の海辺のゲストハウス、そう聞くだけで、心が躍りました。友人に見せてもらった写真は、ハンモックで寛いでいる姿や、真っ青な海の写真で、そこで過ごす時間を想像するのは簡単なことでした。初めて糸島を訪れたのは、8年前、梅雨が明けた7月のある日でした。スッキリ晴れた夏空に、目の前に突然現れたのは、とても美しいエメラルドグリーンの海がある景色で、一目で糸島に、恋に落ちました。

 

 

それ以来、何度も訪れている糸島に、とうとうステキな宿泊ができる場所が誕生しました。オープンから1年がたった今年の5月、海辺のゲストハウス「bbb haus(スリービーハウス)」に予約をいれました。スリービーとはbedのb、breakfastのb、そしてbeachのb。耳馴染みのあるB&BにもうひとつBeachのBがあるのが、糸島らしい、糸島ならでは、です。

 

bed, breakfast & beach

今回は、電車とタクシーで。筑前前原駅からタクシーで2,500円くらい、bbb hausはサンセットロードから海側へ少し入ったところにあります。このゲートを入ると、プライベートな空間になります。

 

 

チェックインまで少し時間があったので、宿泊以外でも利用できるTea Roomへ案内されました。ゲストハウスの案内がかかれてあるパンフレット、このイラストは一見とてもシンプルなのですが、わたしがイメージする糸島で過ごす「静かな時間」が凝縮して表現されていて、感動。そして、インテリアがオフホワイト、オレンジ、ブラウンで統一されているTea Roomの空間全体の色のセンスにすっかり魅了されました。この日は少し曇り気味だったので、とても落ち着いた時間を感じる暖かな空間でした。すっかり晴れた日なら、海の青さにも負けない明るい元気になれる空間が想像できます。

 

 

「準備ができたました」と、部屋に案内される時間になりました。Tea RoomとPantryからひとつのドアを介して、ゲストハウスのフロントがあり、そこからゲストハウスになります。建物は二階建て、ある企業が所有していたという建物をリノベーションした、5部屋だけのゲストハウスです。宿泊者が食事をするDining Roomの前の廊下を進むと、書斎が現れます。北欧デザインの暖かさを感じるインテリアがとても素敵です。ここはコモンエリアなので、本を読んで過ごしたり、ゲストだけが利用できる空間です。

 

 

そして、「ご自由にどうぞ」と置かれてあるのは冷えたルイボスティーと糸島で採れたみかん。

 

 

203号室

この日の部屋は、2階の突き当たりにある203号室。どの部屋もOcean Viewです。bbb hausがある場所は、国定公園に囲まれているため、電線など視界を邪魔するものが一切なくて、窓からは水平線が見えます。鍵もカードキーではありません。部屋には、テレビもありません。WiFiもありません。パジャマもありません。過度なおもてなしも、ありません。ここにあるのは「心地よい時間」です。

 

 

部屋は、オレンジとブルーが暖かくもcoolな印象です。2客並んだ椅子からは、緑の林の向こうに180度海が見えます。音のない部屋で、椅子に座って海を見れば、すっと瞑想タイムに入ってしまいそうなくらい、気持ちがニュートラルになります。空調を切って、窓を少し開ければ、鳥の声と海や風の音が聞こえてきて、動く雲や波を見ているだけの時間が、ひたすら心地よいのです。

 

 

まだ、dinnerまで時間もあるので、海まで散歩に出かけてみました。

緑を抜けたら広がるbeach

bbb hausは「玄海国定公園」の中にあるため、とても自然が豊かです。

 

 

ホテルから海へ抜ける道は、映画の世界のような、緑のトンネルです。

 

 

この道は、地元の人が海へ散歩に出かけるときに通る道です。少しアップダウンがあり、道の周りには、てんとう虫がいたり、蟹が歩いていたり、ちょっとした探検気分を味わえます。そして、目の前に現れたのは、誰もいない海。

 

 

潮が引いていて、砂浜に太陽の光が反射していて、ウユニ塩湖のように綺麗でした。この日は雲が多かったので、海の色もおとなしい灰色気味の青さですが、この海も、お天気模様によって、変わっていきます。「地元の人が散歩をするくらいで、ほとんど人はいないんですよ」と言われた海、ほとんどプライベートビーチです。1時間くらいビーチで寝転んでいたのですが、その間、わたし以外誰もそこにはいませんでした。

 

糸島の食材を堪能する

さて、Dinner timeです。宿泊者用のdinning roomへ降りていくと、窓側の真ん中のテーブルに案内されました。担当してくださったのは、チェックインを担当してくださった方。その都度、違う担当者がいるサービスというのが普通のホテルと違って、bbb hausでは、同じスタッフが全てを担当しているので、変な緊張から解き放たれて、これも、「心地よい」のひとつですね。

 

Dinning roomのテーブルから見える景色。Sundeckの向こうには、日本海。博多港に入る船が目の前を通るそうです。陽が落ちて、徐々に、空と海がひとつに溶け合う時間がやってきて、食事が始まります。

 

 

さて、この日のdinnerです。

 

糸島野菜といさきのカルパッチョ グレープフルーツのドレッシング

 

糸島の温野菜 アンチョビのオランデーゼソース

 

オコゼのスープ仕立て

 

糸島牛のロースト 赤ワインソース

 

糸島は、海と山に囲まれていて、有名な糸島野菜の産地でもあり、新鮮で美味しい食材にあふれています。移住して就農した人も多くいて、農家も多く、色々な種類の野菜が豊富に採れる土地です。メニューにも、野菜がたくさん。Eat locally 、「本当に美味しいとは、こういうことなんだ」と気づく時間です。

 

この晩は、霧雨が降ったりやんだりしていたのですが、「こんな日は、あまりないんですよ」ということで、dinning roomの窓を全開にしてくださいました。もう少し季節が夏に向かえば、窓を開け放つと虫が集まってきてしまうし、暑くなるし、この晩は、風もなく、暑くも寒くもなく、ちょうど良い季節にここに来れて、よかった。

 

そして、breakfast。まず、季節のコールドプレスジュースに続いて、「伊都物語」のヨーグルト。ヨーグルトにはハチミツ、カランツ、ナッツを好きなだけトッピング。

 

糸島野菜とフルーツのサラダ

 

自家製ハムとカッテージチーズ

 

エッグスラット

 

自家製パンとコーヒー  or 紅茶。breakfastも糸島の食材ばかり、eat loccalyです。これだけ糸島の食を堪能できるのもbbb hausに泊まることの悦びです。まさに、「ローカルガストロノミー」を体験しました。

 

名残惜しいチェックアウト

食事の後は、オープン前のpantryを見せていただき、記念に糸島がデザインされているイラストのハンカチを購入。駅までのタクシーを呼んでいただき、時間まで、もう一度、海までお散歩です。海へ抜ける道に出ると、地元のおばあさんに遭遇。「おはようございます」と挨拶を交わし、海までの道すがら、ちょっとおしゃべり。「桜貝を採りに行くのよ。小さいのから大きいのまで色々あって、こうやって、毎朝、散歩がてら桜貝を探すの」。beachに着いたら、おばあさんは、「向こうまで行って、かえってくるのよ」ということで、お別れしました。

 

 

この日の朝の海も、また、違う色でした。雨の予報だったものの、このまま、晴れそうな空模様で、とても気持ちがいい朝のお散歩でした。わたしも桜貝を探してみるものの、見つけることはできず。地元のボランティアの方たちが、清掃をしているということで、beachはとても綺麗で、プラスチックゴミなどひとつもありません。本当に、ここは、楽園。

 

前の晩、dinnerの後で部屋に戻り、砂浜を照らしているライトが午前零時の消灯時間を迎え、真っ暗になる瞬間を見ようと思っていたのに、bedに横になってしまったら、そのまま眠ってしまい、気づいたのは明け方。窓からの明るい光で目が覚めました。ベッドリネンの肌ざわりが心地よくて、朝目覚めるまで、久しぶりにぐっすりと熟睡することができました。波の音と月あかりだけの夜、その時間も楽しみだったのに。

 

フロントで、そんな話をしていると、タクシーが到着して、ゲストハウスとお別れする時間になりました。もちろん、次の予約を入れて、タクシーに乗りました。

 

 

bbb haus

http://www.bbbhaus.com/

 

text:Lulu

 

 

◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より

 

 

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