おしゃれのエキスパートであるスタイリストが、信頼を寄せる「ヴィンテージショップ」はどこ? 目利きたちがプライベートでも通うオススメのショップを教えていただきました!

 

「懐かしいような色や柄、形のものがたくさんあってウキウキします!」Recommended by スタイリスト山口香穂さん

大人に似合う、色柄が揃うヴィンテージショップ

「《Milli Vintage》には、懐かしいだけではなく、今の気分にフィットする着たい!!というアイテムだらけ。きれいな色や柄物がとても好きなので、訪ねる度にウキウキしています。サイズさえ合えば欲しいものがほとんどです」という山口さん。

2018年に渋谷・富ヶ谷にオープンした《Milli Vintage》は、ファッションPRの出身者が手掛けるヴィンテージショップ。アメリカを中心に国内外で買い付けたアイテムは、インスタグラムに載せるや否や即完するほど大人気。商品はオーナー自身が買い付けており、年代や性別を問わず、商品自体にモダンな印象を持つものや品を感じることをポイントにセレクトしているそう。

白を基調とした店内はグリーンやウッドが随所に配され、リラックス感のある雰囲気。アイテムはカラー別に美しく並べられており、見ているだけでうっとりしてしまいます。大人の女性に似合う優しいカラーバリエーションとシンプルなテイストのものが多いので、古着初心者さんや古着MIXの着こなしを楽しみたいひとにもおすすめです。

 

 

60’sタンクトップ型ニット

60年代のバックジップ付きニット。品のあるデザインとレトロなカラーバランスが素敵。コンパクトなサイズ感も使い勝手が良く、1枚で主役になれるアイテムです。¥15000

70’sインド綿のワンピース

インド綿の柔らかな質感が美しいドレープを描くワンピース。胸部分に施された太陽の刺繍が本当に可愛い。夏はTシャツ、冬はタートルをインナーに合わせれば、オールシーズン着回せます。¥26000

フラワーモチーフのイヤリング

ボリューム感とモダンなデザインがポイント。フラワーモチーフながら甘すぎない雰囲気で、今っぽさも備えています。 シルバーとパールライクの素材が涼しげな印象。 ¥11000

 

Milli Vintage  (ミリ ヴィンテージ)

東京都渋谷区富ヶ谷1-9-14  
営業時間/13:00~20:00(火~金)、12:00~19:00(土、日) 月曜休、火曜不定休

http://millivintage.com

スタイリスト 山口香穂さん

栃木県出身。轟木節子さんに師事し、2014年に独立。ファッション誌のほか、広告、カタログ、WEBなどで活躍中。スタンダードなものに色柄を使い、遊び心を加えたスタイリングに定評がある。

 

 「いつ行っても素敵なアイテムが豊富!お客さんと店員さんの距離感も丁度いいんです」Recommended by スタイリスト北川沙央里さん

夜もふらっと立ち寄れる、大人のヴィンテージショップ

「《LUIK》は、商品を頻繁に入れ替えているので、いつ訪ねても素敵なアイテムが多いんです。洋服の状態がいいのも嬉しいですね。以前、肩がパフスリーブになっている黒のブラウスを購入しました。既製品とは違う一点物という特別感があり、ずっと大切にしたくなります」という北川さん。

上質で、洗練されたレディースアイテムが揃う《LUIK》。スタイリッシュなインテリアと広々とした店内、さらに夜の12時まで営業しているとあって、仕事帰りで遅くなってしまったときでもふらっと立ち寄れてゆったりと服が見られます。全面ガラス張りの1階にあるため、とても入りやすい雰囲気も嬉しいポイント。商品は、年代も国もテイストもさまざま。フェミニンなワンピースからスポーティなローテクスニーカー、ゴージャスなジュエリーまで、人知れぬ逸品とメゾンブランドのヴィンテージが混在し、見応え満点のラインナップです。これらはすべて男性のオーナーとバイヤーによってセレクトされたもの。より女性らしさが引き立つデザインが多く揃い、キャッチーなものから個性派まで網羅してくれるお店。

 

キャッチーな柄トップス

 

アメフトやバスケットなど、アメリカで人気のスポーツが描かれ、古着らしい遊びの効いた一枚。ワイドパンツにもスカートにも相性よく、ボトムスを選ばず活躍してくれます。¥15000

90’s ラルフローレンのストライプパンツ

上品なストライプのピッチとカラーリングは、トップスに柄を合わせても、すんなり馴染む万能さが魅力。裾にはスリット入りで涼しげ。 ¥15000

イタリアメイドのポップなシューズ

80年代らしいポップなカラーリングが目を惹く一足。キャンパス地とカラフルなレザーのコンビネーションが新鮮です。 ¥15000

 

LUIK (ルイク)

東京都世田谷区太子堂2-36-9 下の谷ハマーハイツ1F  Tel.03-5712-3520 
営業時間/15:00~24:00 不定休

instagram: @luik0121

 

スタイリスト 北川沙央里さん

山本香織さんに師事後、独立。洋服のスタイリングを手がけ、雑誌やオンラインで活動中。メンズライクなスタイリングが得意。映画とお酒が好き。

 

「とにかく状態のいいものが多い!商品の美しさ、価格ともに信頼できるお店です」Recommended by スタイリスト高上未菜さん

本物志向のヴィンテージクローズを提案

「《THE BRISK》は、状態の美しさ、価格もとても信頼できるお店。オーナーやスタッフさんとお話していると、こちらの目も肥えてくるような気がします」と話す高上さん。「ここでは、セリーヌの黒いショルダーバッグを購入しました。友人の結婚式に出席するときに持てて、デニムにも合うようなバッグを探していて。たくさん通ったので、バックルのデザインはこれ、内側は絶対赤、と決めていて入荷のタイミングで即買い! こんなにキレイに使っていた人はどんな人だったんだろう、今は私のところに来てくれたなんて不思議だなぁと思いを馳せるのも楽しみのひとつです」

代官山にある《THE BRISK》は、ブランドのデザイナー本人がデザインしたものしか取り扱わない、本物志向のヴィンテージクローズを提案するお店。ヨーロッパを中心に、月日が経っても色褪せることのない、ストーリーのある一点物を数多くラインナップしています。そのどれもが、非常にコンディションが良く、長く大切に愛用できるものばかり。それは、バイヤー自身が一点一点きちんと質を重視してハンドピックしているから。レトロさはもちろん、現代のファッションにも馴染むアイテムのセレクトも人気の理由。”自分”という魅力をさらに引き出してくれる存在と出会えるショップです。

 

50’s  英国鉄道のパンツ 

イギリスの買い付けで発見したボトムス。50年代の英国鉄道で女性用の制服として着用されていたものだとか。イギリスデッドストックなので新品同様のコンディション。サイドのボタン使いが、マリンスタイルにぴったり。¥16560

70’s ヴィンテージスカート 

イギリスで見つけたクラシカルなスカート。黒の生地は所々透け感になっているのがお洒落。ランダムになった裾は、動くたびにひらひらと揺れ、女性らしさを一層引き立ててくれます。¥15450

90’s セリーヌのバッグ 

《THE BRISK》には、ヴィンテージバッグが豊富。オーナーさん曰く、なるべく珍しいデザインをセレクトしているそう。表は希少な美しいブルー、中生地は赤、というコントラストが素敵。¥62560

 

THE BRISK  (ザ ブリスク)

東京都渋谷区代官山町12-3 眞市代官山ビル1F  Tel.03-6416-4314  
営業時間/12:00~20:00 不定休

https://www.the-brisk.com

 

スタイリスト 高上未菜さん

南拓子さんに師事後、独立。ファッション、雑貨、インテリアなどを手がけ雑誌、広告、WEBで活動中。可憐で上品なスタイリングが人気。

 

「ユニークなTシャツがいっぱい!それぞれに思い入れのつまったストーリーがあるのも素敵なんです」Recommended by スタイリスト仲子菜穂さん

大人が今の気分で着られるヴィンテージアイテムを厳選

「《zig usedclothing》には、ユニークなTシャツが本当にたくさんあるんです!どこからきたんだろう、と思いを巡らせるのも楽しいですよね」と話す仲子さん。「古着の中から素敵なものを見つけ出すのは宝物探しみたい。昔のクチュールの貴重なものから、誰かがふざけて描いた記念Tシャツまで、回りまわって出会えるかもしれない。シーズンで使い捨てるのではなく、30年、40年、それ以上も長く着ていられる服があることを知るだけでも気持ちよくなります」

三軒茶屋の茶沢通りを徒歩6分ほど直進したところにある、古民家風のショップ《zig usedclothing》。ヴィンテージに飽きた大人でも着られる、今の時代に合ったメンズ&レディースものを揃えています。アイテムは、年代を問わず「今着たいもの」をセレクト。そのコツは、「直感とイメージ」だとか。古民家をリノベーションしたという落ち着きのある店内に、一点一点表情の異なるアメリカ仕入れのアイテムが充実しています。

元々国内の古着卸、店舗を経験してきたオーナーは、海外へ何度も足を運んで買い付けているため、年代や量産か、レアかを瞬時に見極められるセンスの持ち主。ヴィンテージものも今の空気感を意識して、最新のファッションともすんなり馴染むアイテムを厳選しています。最新情報はインスタグラムでも配信中。ぜひチェックしてみて!

 

80〜90’s USA製のフォトT シャツ

製品化は絶対にされていない元持ち主さんが作ったオリジナルTシャツ。もちろん1点モノ。家族の思い出を写真におさめて記念Tシャツにしたものだけど、巡り巡ってあなたの元に。(左)大きな魚を釣って、どや顔おじさん。(右)今日は我が子の誕生日会。体操着みたいで可愛い。各¥8000

PVC素材のヴィンテージサンダル 

今季トレンドのPVC素材のサンダルも、80年代にプレイバッグ。  クリア素材は清涼感抜群で、夏の足元にぴったり。¥9900

 

UK製のジャンプスーツ 

通常のコットンツイル生地が多いこの手の服。これはジャージ素材だから動きやすいんです。肩から裾先まで多様にポケットが付いていて、ギミック満載!¥17000

 

zig usedclothing  (ジグ ユーズドクロッシング)

東京都世田谷区太子堂3-18-6  Tel.03-3413-8850 
営業時間/15:00~24:00 不定休

https://zig-usedclothing.weebly.com

Instagram: @zig_usedclothing

 

スタイリスト 仲子菜穂さん

飯島朋子さんに師事した後、独立。トラッドやワークといったメンズ由来の着こなしに、モードなエッセンスを効かせたスタリングに定評がある。ファッション雑誌やカタログ、プロップのスタイリングなど幅広く活躍中。

 

「言わずと知れた超有名店。ファッションに目覚めた10代から、もう20年以上通ってます!」Recommended by スタイリスト清宮三緒さん

古着屋の中でもさすが老舗らしい、王道のラインナップ

「基本はメンズのアイテムが多いのですが、レディースもバッグやシューズ、雑貨まで幅広く展開していて、バランスが本当にいい。個人的に好きなのは、ミリタリー系のボタンや小物パーツが豊富なところ。小物は意外とリーズナブルなので、大人買いしたくなりますよ」という清宮さん。

1979年にオープンした《サンタモニカ》の1号店。流行の発信地である表参道に、創業時から変わらず、同じ場所に構える老舗のヴィンテージショップです。ひとりでも、家族でも楽しんでもらえるよう、メンズ、レディースが半々の割合で揃い、古着屋には珍しいキッズの品揃えも豊富。

店内に入れば、《サンタモニカ》という店名通り、アメリカ・ロサンゼルスの古き良き時代を感じるアイテムがずらり。定番の「LEVI’S 501」などの古着や、古着のリメイク、ミリタリーアイテム、アンティークワンピースのほか、最新のアメリカン・アイテムやブランドのオリジナルアイテムなどなど、かなり充実しているので、性別やスタイルを超えて洋服を楽しめるのも魅力です。表参道駅から徒歩3分。ふらっと寄れる立地も嬉しい。

 

80’s 「LEVI’S 505」のデニム

テーパードの効いたシルエットと濃いめの色で綺麗に履ける一本。「LEVI’S 505」のシリーズで女性が履けるサイズはあまり出回っていないため、実は貴重なひと品。そんなアイテムと出会えるのもヴィンテージショップだからこそ!¥29000

一枚でサマになるTシャツ

フェードした生地感やサイズ、プリントのバランスも素敵。ヴィンテージTシャツなら、それだけで味わいのある雰囲気を演出してくれるので、さらっと着るだけでお洒落に決まります。¥4900

ヨーロッパから届いた、レトロなバッグ

ドイツなどのヨーロッパで使われていたトートバッグ。アメリカとはまた違って、ヨーロッパらしいフォントやデザインが魅力。鮮やかなカラーで、コーデのアクセントにぴったり!(左から) ¥1600、¥ 1600、¥ 1600、¥1900、¥1200

 

SANTA MONICA 表参道  (サンタモニカ 表参道)

渋谷区神宮前5-8-5  Tel.03-3498-3260 
営業時間/11:00~20:00 不定休

Instagram @santamonica_omotesandou

スタイリスト 清宮三緒さん

東京出身。スタイリストを経て編集プロダクションに所属。スタイリングはもちろん、全体の編集やディレクションまで幅広く制作に関わる。現在もフリーでファッション雑誌を中心に活動し、ブランドカタログなどの制作も。

 

 

Photograph_Hattori Kiyono

illustration_Sakai Maori

design_Nemoto Shinji

text_Shimaoka Minako

edit_Akiyama Taori

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