暮らしの積み重ね《WOLK》-清澄白河/雑貨・うつわ【前田エマの東京ぐるり】 | 前田エマの東京ぐるり | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

CULTURE & LIFE

こんにちは。

前田エマです。

清澄白河をぐるり、しています。

 

 

さて、今回訪れたのはセレクトショップ《WOLK》です。

がらがらっと扉を開けて、一歩お店に足を踏み入れた瞬間、うれしい静寂に身体を包まれるような感覚に。

こういう予感は、大切です。

「ここ、私、好きなはず」という期待は、多くの場合、当たります。

 

 

昨年の1月にオープンしたこのお店のコンセプトは「手の届く上質」。

使いやすそうなちょうどいい大きさのお皿、竹で編まれたかご、ハンドクリーム、靴下、ヘアオイル

うんと大きな買い物ではないけれど、その辺で気軽に買うというわけでもない、心を正して買い物をしたくなるようなセレクトが、本当に絶妙です。

自分の生活を振り返り「これが私の生活の中に存在したら、どんな毎日が待っているだろう」と想像させてくれる雑貨たち。

背伸びしすぎない、それなのにとっておきな、日本の雑貨が並んでいます。

 

 

コロナ渦、私自身もそうでしたが、家の中を自分の心がほっとできるような空間にすることや、毎日使う当たり前の道具を愛着の湧く物で揃えることに、すごく救われました。

淡々とした日々の中、そういうものを手にとることで「だいじょうぶ、だいじょうぶ、よくやっているぞ」という気持ちになりました。

 

 

お店を訪れる人々の中には、若い男性のお客さんもいらっしゃるそう。

一大決心をして土鍋を買っていかれたり(私もコロナ渦で、土鍋ユーザーになったので親近感!)、すごく悩んでお皿を一枚買っていかれたり(手作りのものって、ひとつひとつ微妙に風合いが違うので悩みますよね)されたそうです。

後日、作った料理をここで買ったお皿に載せた写真を見せにくるお客さんもいらっしゃるそうです。

「この土地で暮らしのものを揃えたい」というご近所さんも多いそう。

私のまわりの若い夫婦やカップルも、清澄白河で暮らしている人が多いのですが、そういう暮らしの積み重ねができるのって、すごくいいなあって思いました。

 

 

ちなみに私はハンドクリームを購入。

原稿を書く前や仕事を始める前に、一息ついてから塗るのですが、その時間がすごく好きになりました。

まず、ハンドクリームのデザインに心が浮き立ち、香りに癒され、よし、頑張るぞという気持ちになります。

 

《今週のぐるり服》

ブランウンコーデは、秋冬のとっておき。透かし編みやジャガード編みなど、こだわりが詰まったニットは、さすがYUKISHIMANEという感じ。

ニット/YUKISHIMANE、パンツ/UNIQLO、アウター/MACKINTOSH PHILOSOPHY、バッグ/mina perhonen、スニーカー/CONVERSE

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文・モデル:前田エマ Maeda Emma

1992年、神奈川県生まれ。11/19~12/26に千葉で開催される芸術祭「いちはらアートミックス2021」に参加。会場にて公開ラジオ収録を行う。ゲストは11/20成田久さん、非公開収録で篠崎恵美さん、11/28haru.さん、12/11石田真澄さん、12/18遠山正道さん。Podcastで配信予定。Instagram:@emma_maeda

写真:長田果純 Osada Kasumi

1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメラを発見し、独学で写真を撮り始める。現在はファッションのカタログやポートレート、映画のスチールなどで活躍中。プライベートでは自身の感覚を軸に写真を撮り続けている。Instagram:@osada__

information

《WOLK》

東京都江東区常盤2-14-9 1F
営業時間:12時〜18時
定休日:火(隔週で月休)
Instagram:@wolk.zakka

※最新の情報はInstagramをご確認ください。

 

美術館だけでなく、地域に根差した多種多様なお店がオープンしている「清澄白河」をぐるりしています。

今回は暮らしにまつわる道具や雑貨を扱う《WOLK》。一般企業に勤めていた店主が、学生時代に雑誌『オリーブ』片手に東京の街を散策していたことが原体験で、いつか自分も生活雑貨を扱うお店を営みたいと思い、一念発起。着々と準備を進めて、念願のお店をオープンさせた。自身もうつわが好きで、実際に愛用している作家さんにアタックするなど、徐々に取り扱いを増やしていったそう。

作家の展示も今後精力的に行う予定であるが、店主曰く「若い人たちにも気軽に立ち寄ってもらい、作家物のうつわを好きになって、手に取って欲しい」という思いもあるそう。だからこそ、作家のうつわに興味があるけど、ちょっとハードルが高いかもと思っている人ほど、ぜひこのお店に訪れてほしい。

生活の延長線上でうつわや雑貨に出会い、好きになるきっかけをつくってくれること間違いなし。小さなきっかけが、何気ない生活を華やかにしてくれる一歩になるかもしれない。

 

edit:Takehara Shizuka

 

▶︎▶︎清澄白河のおすすめショップ

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