畳の部屋はどんな風に使う?和室を生かしたインテリア3選 | カルチャー | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

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おしゃれ部屋にしたいけど、どうすればよいのかわからない。そんな時に参考にしたいのが『FUDGE.jp』での人気の連載「【私らしく暮らす】」。さまざまな間取り、生活スタイルのおしゃれなお部屋を紹介しています。今回は連載の中から、和室がある家のインテリアをピックアップ。和室の使い方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

■ROOM1.1DK・29㎡の一人暮らしインテリア 

 

契約更新のタイミングに合わせて、明るく、暮らしを楽しめる環境を探して引越したyoshieさん。リノベーション済みの物件の良さを活かしながら、大好きな植物やアイテムで楽しまれているお部屋について伺っていきます。

 

yoshieさんの住まい探しは、長年間れていた前の住まいからより良い環境をめざしてはじめられたものでした。
「賃貸で良くある廊下に設けられたキッチンの狭さや暗さが気になって、より広く、明るい空間に住みたいと思っていました。場所にはこだわらず探していった中で辿り着いたのがこのお部屋です」

 

「光を多く取り入れられる幅3mの大きい窓に出窓が二つあるのが魅力的でした。また築古ながらリノベによって張り替えられたリビングの琉球畳にも惹かれましたね」

 

大きな窓の外側に設けられた花台には、植物がずらりと並んでいます。「ベランダがない分、花台にガーデンを使っています」

 

「性格があまりマメな方ではないので、なるべく乾燥に強い植物や多年草を選ぶようにしてます。乾燥に強いものだと、管理が難しい方にもおすすめです」

 

植物は室内にもたくさん飾られていました。「室内でもレイアウトや鉢を変えながら楽しんでいます。高さや葉の種類に合わせて飾り方をいろいろと変えてみるのも楽しいですね」

 

中でもお気に入りは、出窓におかれたヴィンテージの器。「福生で不定期オープンしているヴィンテージショップdecobocoさんで購入したものです。小さい鉢がピッタリ入る大きさで、植物の鉢として使っています」

 

和の空間に合わせて取り入れられた灯りもお部屋を彩るポイントの1つ。「道行灯 まるは、 美濃和紙を使った提灯です」

 

「形が丸くて愛らしく、“たまには食卓の上で。小さな読書灯として。散歩にゆく道々のお供に”というデザインコンセプトが温かみがあって惹かれました」

 

ペンダントではNorm Architects(ノームアーキテクツ)の照明が印象的。
「こちらは周りがリネンで和室の空間に柔らかな印象を与えてくれると思い購入しました」

 

「灯りを点けると浮かび上がるフレームのシルエットも綺麗で気に入っています」

 

住まい選びのポイントになった琉球畳と色合いやテイストを合わせたアイテムを取り入れることで、より魅力的な空間に仕上げられていました。

→このお部屋が気になる方はコチラの記事をチェック!

 

■ROOM2. 2K・28㎡の一人暮らしインテリア 

今住んでいるお部屋とは、また違う環境に住みたいと住まい探しをはじめた初音さん。和室を有効活用して、新しさと懐かしさを織り交ぜたお部屋についてお話を伺っていきます。

 

初音さんのお部屋探しは暮らしたいお部屋のイメージからはじまっていました。

「それまで住んでいた部屋はデザイナーズのコンクリート物件でしたが、土地柄もあってか冷たい印象のお部屋であまり気に入らず、1年ほどで引っ越すことに決めました。

今回のお部屋は、温かみのある空間に住みたいと、実家にもあった和室有りの住まいを探す中で出会ったものです。内見時の印象は、落ち着く空間で陽の光が差し込む様子がかっこいいなと感じ即決でした」

 

お部屋選びのポイントだった和室は、生活する上でも滞在時間の長い、住まいの中心になっています。

 

「日当たりの良い畳で本を読んだり、ゴロゴロしたり、和室の空間がとても落ち着きます。趣味で茶道を習っていてお茶も点てるので畳はピッタリですね。SNSでお部屋を見てくださる方もこの空間を気に入っていただいてるようで、仏間と合わせて我が家の顔のような空間になっています」

 

部屋間の仕切りとなる襖を外して隠すのではなく、壁紙も使ってディスプレイとして成り立たせているところにも良い味が出ていますね。

 

また、生活する中で、使い方が増えてきたと話されていたのが仏間。手を加えながらディスプレイスペースとしても楽しまれています。
「掛け軸代わりにポスターを貼ったり、お花を飾ったり、使い道がたくさんあって楽しいです。奥行きを出すために、緑色の壁紙を貼ったことで、よりお気に入りの場所になりました」

 

仏間の中には、初音さんがお家でも、イベントでも使われているという茶道具がありました。特にお気に入りは日ノ出化学製作所のガラスポット。

 

「直火OKのガラスポットを探していて、この子に決めました。社会人1年目を頑張った自分へのご褒美で買ったものです。コロンとしたフォルムが好きで、お茶を点てる時に使っています。使っている中で、ヒビが入ってしまったのですが、金継ぎをして大切に使っています」

 

住まい選びのポイントだった和室を、自身の好きな時間を楽しむべく、自ら手を加え、より自分らしい空間へと仕上げられている姿が印象的でした。

 

お茶を点てたり、文章を書いたりと日本の文化や言葉が好きだという初音さん。
お住まいにもそうした思想を反映させたいのだそう。
「新しさの中に、懐かしさを感じる要素も含ませて、和洋折衷を取り入れたお部屋づくりを意識しています」

 

前回の和室と対照的な洋室は、和室との区切りになる襖をとって境目がないようにされたり、洋室に和紙を使った照明を取り入れたりと和と洋のバランスを考えながら整えられている様子が各所に表れていました。

 

またその両方の空間で使われているというのがパントンチェア。SNSに載せられている写真の中でも印象的なインテリアになっています。

 

「和室にあって違和感があるものが良いなと考える中で、原色の何かを置きたいと思い購入しました。形自体も好きですし、座り心地もいいです。お部屋を見てくださっている方からの反響もあり、我が家のアイコンになってくれていると思います」

 

洋室でもう1つ、思い入れのあるインテリアとしてお話されていたのが、身支度に必須のラウンドミラー。

 

「就職で東京へ出る前に、良い家具は買っておこうと福岡のインテリアショップで購入しました。1万円ほどで購入できて、東京ではありえない価格だと思います。珍しい形で他のショップでもなかなか見ないので、今でもとてもお気に入りです」

 

ご自身でテーマを持ってお部屋づくりをされている初音さんですが、気になるところには手を加えながら、お部屋をもっと楽しめたらと考えています。

「飽き性なので常に変化を付けながら過ごしていけたらと思います。和室にはもっとアートを加え、照明なども好みのものがあれば取り入れていきたいです。また次のお部屋も考えていきたくて、どんな空間が良いかと想像を膨らませています」

 

心落ち着く空間を大切に、変化を付けながら楽しまれている初音さん。
その関心や空間に合わせて今のお部屋がどう変わっていくのか、また次なるお部屋はどんな空間になるのか。またぜひ伺ってみたいお部屋でした。

→このお部屋が気になる方はコチラの記事をチェック!

 

■ROOM3. 1LDK・35㎡の一人暮らしインテリア 

自身の暮らしを考える中で、それまでとは異なる環境を求めて現在の住まいを決めたRIKOさん。歴史を感じる住まいの意匠を楽しみつつ、心地よい暮らしを大切してつくられているお部屋についてお話を伺っていきます。

都内のワンルームから、広く、落ち着いて暮らせる環境を求めて住まい探しをはじめたRIKOさん。出会ったのはデザインはもちろん、好条件の揃ったお部屋。
「不動産サイトで定期的に物件を調べていた中で、お部屋のデザインの可愛さに惹かれたのがきっかけでした。駅から徒歩30分かかったり、バス停も近くにはなかったりと不便な部分もありましたが、それ以上に日当たりの良さや和室があること、台所に窓があることなど好条件に惹かれて決めました」

 

内見の時から住まいの中で最も気に入っていると話すのが、キッチンとリビングの間のアール開口。

 

「徒歩30分の悪条件を飲み込んででも住みたい!と思ったきっかけが、台所と部屋との境目にある丸みを帯びたフレームでした。丸すぎず、それでいて柔らかさを感じるところが気に入っています」

 

「和室も今回の住まいが一人暮らしでは初めてだったのですが、引越したばかりの頃は、い草の香りでしばらく楽しんでいました。古さが懐かしさを感じられるポイントでもあり、心落ち着く好きな部分になっていますね」

 

RIKOさんの暮らしは気候に合わせて心地よく過ごせるよう変化を付けられています。
特に日当たりのよい窓側の和室とリビングが変化をつけるスペースになっています。

 

暖かい季節や天気の良い日中は、畳の上で横になるだけでも気持ちが良いのだそう。作業できるようにデスクも置いてありますが、使用頻度は高くなく、ベッドを背もたれに本を読んで過ごされています。

 

「和室は、収納もたくさんできてお気に入り。安土草多さんのペンダントライトもお部屋の雰囲気にあっていて好きです」

 

「畳を黄色っぽい色味にしたいので、頻繁に模様替えをして綺麗に色落ちできるようにしています」

 

寒い季節や日が落ちた後はリビングが中心。ゆったりと寛げるソファで、旅先や蚤の市で集めたお気に入りの籠や器など好きなものを眺めて楽しめる空間になっていました。
「古いものや、ストーリーのあるものに心惹かれます。どれも思い入れがあるので、どこで買ったかなども覚えているものが多いです。籠や器は用途も幅広く使えるのが良いですね」

 

お部屋毎に、過ごし方やディスプレイするものも考えることで、どんな時でも楽しめるお部屋になっていました。

 

ずっと居たくなる台所をつくる

RIKOさんがお部屋を決めたポイントの1つでもあった、明るい台所はお気に入りのスペースの1つ。より良くなった環境のおかげもあり、過ごし方も変わったのだそう。

 

「前の家が1口IHで作業台や収納がほぼなかったため、広く、明るい台所はとても気に入っています。シンクが大きくて、収納がたくさんあり、タイル貼りといった“THE台所”っぽいことが理想だったのですが、まさにその通りで料理をしなくても、食事や休憩で台所にいることが多くなりました」

 

玄関の靴箱だけだった、台所との仕切りは棚や無印良品のステンレスユニットシェルフを加えることで明確にスペースを分け、収納力もアップ。

 

台所奥の空いたスペースには、お気に入りのスツールを置き、より愛着の湧く空間が完成していました。

 

キッチンで使うものにも思い入れのあるものが取り入れられています。
「砥部焼の窯元、中田窯の食器を少しずつ買い足して使っています。特徴的な柄や鮮やかな色合いが好みです」

 

「消耗品になるようなものも暮らしの中で可能な限り循環させたいと思っています。使い終わったビンなどもすぐに捨てるのではなく、調味料を入れたり、カトラリー入れにしたり、再利用しています」

 

RIKOさんの嗜好と思考が表れた台所だからこそ、日々の生活の中でほっと身を委ねたくなるような空間になっているのだと感じられました。

 

これからの暮らしに向けては家具の充実から、お部屋の景色や過ごし方の幅も広げていきたいということで、まだまだお部屋への愛着やストーリーは増えていきそうですね。

→このお部屋が気になる方はコチラの記事をチェック!

 

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