CULTURE & LIFE

コロナ禍を機に自身とお部屋に向き合う中で、自分だけの空間を持ちたいとお部屋探しを始めたMOJIKAさん。住み慣れた街で見つけたお部屋をどのように楽しまれているのかお話を伺っていきます。

 

色合いを変えて楽しむキッチン

お部屋での時間が増えたタイミングで、断捨離をしたり、住まいについて考えたりする中で、一人暮らしがしたいと思うようになったと話すMOJIKAさん。インテリアにもこだわった自分だけのお部屋を作りたいと思うようになったのだそう。
「現在の住まいは日当たりが良く、築浅で設備も綺麗で充実していること。クローゼットが広く、内装も木目がポイントになっていて温かみがあったことなどが気に入ってこの家に決めました」

 

設備面で内見時に好印象だったのがキッチン。リビングまでの廊下に設けられたものではなく、3畳ほどの比較的ゆとりがあったことから使いやすさを感じられたそう。

 

「料理をよくするので、リビングまでの動線が確保できて、コンロも2口あるキッチンは良いなと思いました。冷蔵庫やラックを置いても十分な広さがあり、据付の収納棚の扉が黄色いところが可愛くて気に入っています」

 

「レンジフードの黒に合わせて、キッチン家電は全て黒で揃えましたが、カラフルなポスターなどの差し色が良いアクセントになっています。玄関入ってすぐキッチンなので、入った時に気分の上がる香りのディフューザーを置いています」

 

お気に入りの空間を、色合いへの意識でより好みの空間に変えられているMOJIKAさん。気持ちも上がって、日々の暮らしも楽しくなりそうですね。

 

本をアートやインテリアとしても楽しむ

念願だったお部屋作りを目一杯楽しまれているのがリビングスペース。お気に入りのアイテムとして紹介頂いたものには、本に関連するものが多くありました。
読むだけではない、本の楽しみ方が特徴的です。

 

就寝前の読書を便利にする他、収納やインテリアとしても効果的だと話されていたのが、ベッドサイドに置いているルネセイコウのブックタワー。

 

「スツールを置いて、その上に読んだ本を重ねたり、本棚を検討したりと考えていた中で、以前から気になっていたブックタワーに辿り着きました。見せる収納として、部屋のアクセントとして本以外にもお気に入りの雑貨を飾って楽しんでいます」
読みたい時に取り出しやすく、限られたスペースでもスタイリッシュに本を収納できる。まさに暮らしにフィットしたアイテムとなっていました。

 

アートブックや写真集は装丁が魅力的で飾るだけでも、絵になるものがたくさん。
「素敵なアートブックを集めるのが好きで、店舗やオンラインショップ、古本屋さんなど、いろいろなところでチェックしています」

 

「内容を楽しむのももちろんですが、装丁から素敵なものが多いので、ポスター感覚でディスプレイしたり、アートブックの上にライトやキャンドルを置くだけで洗練された雰囲気が出るので、インテリアの一部として楽しんでいますね。お気に入りはニューヨーク近代美術館の展図録と、代官山の蔦屋書店で購入したタイプデザイナーの作品集『New Aesthetic 3』です」

本は読むだけでなく、アートやインテリアとして楽しまれている姿が印象的でした。

 

好きなものに囲まれたお部屋づくりを大切にする

自分だけのお部屋づくりを目的に、今回の住まいを選ばれていたMOJIKAさん。
本以外にもマイルールを持ってお部屋にはこだわられています。
「7畳しかスペースがないのですが、できるだけ広々と使いながら好きなものを詰め込めるように、インテリアの配置にこだわりました。リラックスできるベッド周り、身支度をするドレッサー、食事や仕事をするテーブル、読書やオフモードで過ごすソファーという、4つのスペースに分けています」

 

「家具は全て壁際に置き、中心をあける配置にしたことで、7畳でもぎゅうぎゅうな印象にならないように意識しました。日当たりも良いので、観葉植物もたくさん育てています」

 

「カラフルな物が大好きで、色が目に入ることで癒しや元気をもらえるので、積極的に色を取り入れています。一方で、まとまりのない印象にならないように、ゴールドやウッドの質感を加えて落ち着いて見えるように工夫しました。自然を感じるアイテムはウッドベースのお部屋と素材感でも相性が良いので、まとまりが出るような気がします」

 

色合いを意識したインテリアの中でも、思い入れが強いと話されていたのがトリニダードチェア。
「リサイクルショップで出会って購入したのですが、カリブ海の鳥がモチーフになったという美しくて特徴的な放射線状のスリットと、温かみのある木目がとても気に入っていて、座り心地も良いので長時間座っても疲れません。メンテナンスしながら一生使っていきたいと思っている家具です」

 

色合いも使うものも、好きだという気持ちを大切に選ばれている姿が印象的なMOJIKAさん。背景にはこれまでの体験や思いがありました。
「物が少なくてシンプルな部屋に憧れた時期もありますが、私の場合は好きなものに囲まれていた方がより幸せを感じるということに気がついてからは、人生を彩ってくれる物たちと一緒に生活することに素直に喜びを感じられるようになりました」

 

初めての一人暮らしで、スペースも限られていることから、ディスプレイに悩むこともたくさんあるのだそう。それでも今の自分を映す鏡=部屋だと考え楽しんでいきたいと話すMOJIKAさん。
今後、また住環境が変わっていく中で、どんな空間が作られていくのか、これからの発信も楽しみに待ちたいと思います。

 

MOJIKAさん (@_mojikaroom_)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/_mojikaroom_/

 

text & photo : Tsubottle

 

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出典: goodroom journal 

記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)

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