コーディネートの組み合わせは素敵だけど、お洋服や靴が汚れていたり型崩れしていると残念な印象になってしまいますよね。おしゃれな人ほどお洋服や靴に正しいお手入れが行き届いているもの。今回は舞台衣装やトップアーティストのライブ衣装などのクリーニングを扱う「LIVRER」に所属するお洗濯のプロ集団より安田あやなさんをお招きし、FUDGEガールにとってマストアイテムである“白シャツ”・“デニム”・“スニーカー”の正しいお手入れ方法を教わりました！

 

デニムの正しい洗い方！色落ちや縮みを防ぐケア方法は？

まさにスタンダードなファッションアイテムであるデニム。ワークスタイルがルーツで丈夫なため、洗わなくてもいい？と勘違いする方も多いのですが、正しいお手入れを加えることで、より良い状態で長持ちさせることができます。ファッションデザイナーを務めるFUDGENAのおしゃれさん代表・佐々木茜さんと一緒に実践してみました。

 

使用するおすすめアイテム

洗濯糊の成分が配合され、デニムなどの色落ちが気になるアイテムにおすすめの液体洗剤。洗濯後はデニム表面に薄く保護膜をつくり、汚れや紫外線などから衣類を守ります。パリッとした洗い上がりになるので、チノパンや張り感のあるシャツなども美しく仕上がります。

馬毛の洗濯用ブラシ。ある程度硬さがある動物毛のブラシがおすすめです。お洋服でも靴でも洗える万能選手なので、1本あると便利なアイテム！

 

STEP1：裾や汚れが気になる場所にプレウォッシュで下準備

キレイに洗えるかどうかは、とにかく前処理が命！このひと手間を加えることで、どんなお洋服の持ちも格段に良くなります。実は、プレウォッシュ液は自宅で簡単に作ることができます。100円ショップなどで購入できるスプレー容器に弱アルカリ性の洗濯用洗剤と水の量を1：1で軽く振って混ぜるだけ！あとは汚れの目立つところに吹き付けて、洗濯ブラシで叩き洗いして。

POINT

トップスは襟や袖口、脇など、ボトムスはウエストや股・裾などに
汚れが溜まりがちなので、重点的にプレウォッシュして。

 

STEP２：デニムを洗うときは必ず裏返して

前処理が終わったら、デニムのボタンやファスナーを閉じた状態でデニムを裏返します。

POINT

裏返さずに洗ってしまうと、生地同士が擦れてしまい色落ちの原因に。
ボタンやファスナーが空いている状態で洗ってしまうと
型崩れの原因になるので気をつけて。

 

STEP3：水で優しく押し洗いしてすすぐ

縮みや色落ちを抑えるため、デニムは基本的に手洗いがおすすめです。水5ℓにデニムウォッシュ5mℓ入れ、かき混ぜて溶かします。デニムを入れて優しく押し洗いした後、水を替えて良くすすぎましょう。

POINT

ぬるま湯で洗う方が汚れ落ちは良いものの、色落ちの原因に！
デニムを洗う時は水で洗いましょう。
また洗うときにゴシゴシ擦ってしまうと、ダメージの原因になるので
優しく押し洗いしてくださいね。

 

STEP4：洗濯ネットに入れて脱水

洗濯ネットに入れて、洗濯機で1分ほど脱水にかける。

POINT

洗濯ネットに入れるときは、空きスペースを結んで中の衣類が動かないようにすること。
スペースがあると衣類のシワや傷みの原因になります。

 

STEP5：縫い目の部分を引っ張って伸ばし、必ず陰干しを！

脱水後、部屋干しや陰干しします。縫い目を伸ばすように軽く引っ張って、ピンチハンガーなどを使い空気が通りやすい工夫をして干しましょう。早く乾かすポイントは、なるべく狭い部屋のできるだけ高いところに干すこと！サーキュレーターや扇風機で空気を循環させることで、より効率良く乾燥させることができます。

POINT

デニムは紫外線に当たることで縮みの原因に。
紫外線以外にも花粉や有害物質など衣類のダメージの要因が多いため、
部屋干しや陰干しを推奨しています。

 

今回アドバイスをくれたのは、

BARREL 安田あやなさん

クリーニング店「LIVRER 」で一般の衣類から国内外のアーティストの舞台衣装まで
クリーニングを担当。
幅広い知識を生かして、家庭でできる洗濯ノウハウを伝える活動も行っている。

WEB：https://livrer.co.jp/

 

FUDGENA SPECIALIST

佐々木茜さん

”ロマンティックなリアリスト”のためのファッションブランド
「madder madder（マダマダ）」デザイナー。 
好きなものは おいしいものとかわいいもの（とかっこいいもの）。

Instagram：@akane_madder2

 

関連記事：“白シャツ”を正しく洗って清潔感をキープ！お気に入りを美しく長く着るには？ 【おしゃれな人のホームクリーニング術 vol.1】

 

photograph_Watanabe Kenta
model_Sasaki Akane
design_VIA BO,RINK
edit _Matsukawa Asuka

 

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