CULTURE & LIFE

日本で “スペシャルティコーヒー” の存在をいち早く広めた、アメリカ・オークランド発祥の《ブルーボトルコーヒー》。水色ボトルのアイコンを見たことはあっても、その歴史を知っている人は意外と少ないのでは?ということで、人気店の魅力に迫ってみよう。

 

1. “Story” ブランドのルーツ

創業者はコーヒーをこよなく愛する、音楽家のジェームス・フリーマン。当時の主流が深煎りだったことに目をつけた彼は、「フレッシュな豆を使って、フレーバーが最も美味しい時に飲んでいただきたい」と、ファーマーズマーケットでコーヒーを提供したところから始まった。中央ヨーロッパ初のコーヒーハウス〈ザ ブルー ボトル〉に敬意を払い、自らの店を〈ブルーボトルコーヒー〉としたのがその由来なんだって。

 

2. “Seed to Cup” 魅力を支える3 つの要素

世界中の農園から高品質な豆を集め、カフェでの提供は注文を受けてから淹れる、味へのこだわり。他にも、クオリティ担保の仕掛けはさまざま。例えば、コーヒーを抽出するためのドリッパーは、ひとつの穴の抽出口から一定のスピードでコーヒーが流れ出るようにオリジナルで開発。誰もが美味しいコーヒーを淹れられるように、アイテムまで自分たちでつくっている。"テイスト・ホスピタリティ・デザイン"の、3 つの要素が確立されて、今のスタイルが出来上がったんだね。

 

3. “Kyoto-Style Espresso” アイスエスプレッソドリンク おいしさを誠実に追求した新作

京都のウォータードリップ(低温抽出)文化に着想を得た最新作は、コーヒーヘッドにシャワーのように水を落とし、冷たいままエスプレッソを抽出するという革新的な製法を生んだ。これまでは熱と圧力で急冷することで、苦味やスモーキーさが出てしまっていた。それに対して今作の「京都 スタイル エスプレッソ」は、エスプレッソの濃度を保った自然な甘み。バリスタがシェイクするメニューもあり、空気を含んだなめらかな口当たりも実現。季節ごとに異なるフレーバーが3 品とカフェラテなどの通年提供が5 品あり、これからも楽しみは続きそう。

実際にオークランドでコーヒーを楽しむ人々を snap!

          

4. “Looks like Oakland” 見つけた! オークランドに似てる場所

今でこそカフェ文化が広がった清澄白河も、約10年前は穏やかな暮らしの風景が広がる町。当時ジェームスが東京中を歩き回った際、オークランドに1番近い雰囲気を感じて、最初の出店先に決めたそう。

実際に訪れてみると、ここを目指してくる人はもちろん、近隣からの来訪も多く、地域に根ざした店舗運営が実現されていた。元々材木倉庫だった建物をリノベーションしているので、天井が高く開放的。よりコーヒーに集中できる空間を実現している1号店はやっぱり特別。

Check out the menu

01_透明のマグで、透き通ったコーヒーの奥行きを見た目からも感じられる1杯。ドリップコーヒー ¥630~/02_バニラビーンシェケラート ¥880/03_清澄白河フラッグシップカフェ限定。喫茶店文化に通ずるプリン。コーヒーとのペアリングを第一に考えられた、柔らかすぎず硬すぎないクラシックな味わい。プリン ¥760/04_バリスタそれぞれの美しいラテアートも楽める。抹茶ラテ ¥819/05_トマトスープとセット。グリルドチーズサンドイッチwith トマトスープ ハニーマスタードチキン&アスパラガス ¥1300/06_コールドシェイクンエスプレッソ ¥700/07_ カフェラテ ¥690~

清澄白河フラッグシップカフェ
address:東京都江東区平野1-4-8
open:8:00〜19:00

 

5. “Find your favorite shop” それぞれに合ったコーヒー体験を

地域ごとに異なる時間の流れがあったり、カフェでの楽しみ方も人それぞれ。飲んだ人が背伸びせずに自由な感想を述べ合えるのも、アメリカ生まれ所以なのかも。ちなみに、お店を始める時は毎回ゼロから設計するそう。どこに行っても地域性がありつつ、新鮮さを感じられるのがこのブランドの1番の魅力なのかもしれない。

check out other shop

博多カフェ

photo Kenta Hasegawa

地形に沿うように発展してきた福岡の街から着想。曲線を描くカウンターコーヒーを中心に、その様子を自然と囲むような客席に。博多の食文化を元に、濃厚な明太チーズとクリーム、そこに昆布の旨みを隠し味に加えた「トースト 明太ポテト」もぜひご賞味あれ。

address:福岡市博多区博多駅前3丁目1番1号西日本シティビル1F
open:8:00〜20:00

 

京都カフェ

photo Takumi Ota

築100年を超える京町屋を改装した、どこに座っても風情が感じられるカフェ。剥き出しの土壁や竹小舞など、伝統的素材は残しつつ、大きなガラス窓やネオンライトを配置した現代的な空間に。南禅寺の参道近くなので、近くに訪れた際もぜひ立ち寄ってほしい。

address:京都府京都市左京区南禅寺草川町64
open:9:00〜18:00

 

お問い合わせ先:ブルーボトルコーヒージャパン 

WEB:https://bluebottlecoffee.jp/

 

photogragh: Daisuke Taniguchi(item and landscape),Shotaro Suganuma(model)
edit: Sara Amitani〈KIP Inc.〉
design: Katsura Yamamoto

 

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