CULTURE & LIFE
先日、森や木について勉強をしに飛騨古川に行ってきました。日本の森といえば思いつくのは杉や檜といった針葉樹ですが、実は飛騨には広葉樹が多く、たくさんの樹種が山に生えています。この飛騨の広葉樹を、今後より建築やデザインなどに活かしていくことを飛騨市も課題として捉え、こういった勉強会を民間企業と協力して行なっているのです。
この勉強会の時にお世話になったのが、FabCafe Hida。
FabCafe Hidaは、匠の技が息づく飛騨古川の中心にあり、江戸時代から町の「宝もの」として愛されてきた築100年以上の古民家を改築したCafeです。ここは、美味しいコーヒーや飛騨の食材をつかったフードを楽しめるカフェと、ものづくりができる工房、そして宿が一緒になった複合施設で、世界でもユニークな体験が得られる場所です。元酒蔵を改装した木工機器とデジタル機器がある木工房を併設し、最新テクノロジーと伝統の技術を使ったものづくり体験から、職人との協業で本格的な家具づくり、さらには森林ウォーキングや自然食材を楽しむレクリエーション活動まで、総合的な体験ができるクリエイティブ拠点です。こちらの企画で、森や木を勉強できる、森のレッスンがあるので、興味のある方は是非!
飛騨古川の町は良い意味で観光地化されておらず、石造りの瀬戸川や白壁土蔵街などを見ながらのんびりと散策でき、飛騨古川の象徴的ともいえる景色がそのままの姿で残っています。瀬戸川には約1,000匹もの鯉が放たれており、餌をあげることができるのも散策の楽しみです。冬場(12月上旬~翌年3月末)は、瀬戸川は屋根の雪など降り積もった雪を流すための「流雪溝(りゅうせつこう)」として重要であり、そのため、なんと鯉は毎年11月末に近くの池へ引越しし、越冬するというのです!鯉は10kgを超える大物ばかりで、引越しも大変とのことでした。
そして森の勉強会の帰りに購入したのが、明治41年創業の老舗、井之廣製菓舗の味噌煎餅。第一印象、なんだかちょっと素朴な印象を持たれるかもしれません。しかし、食べた瞬間、あっという間に味噌煎餅の虜に!!!煎餅の味の決め手となる自家製味噌は、 飛騨地方の言葉で「寒水は腐らない」という言い伝えを守り、 毎年正月明けの一番寒い時期に味噌作りを行っているそう。無添加・安心・安全な手作りお菓子ということにこだわり、 秋田産の大豆、能登の粗塩、地元古川産の米で作った米こうじを混ぜて 蔵で三年寝かせるなど、国産の材料を使用しています。
薄くて軽く、パリパリっとした煎餅の食感はすぐにまた2枚目を食べたくなります。表面に塗ってある素朴な砂糖の味も優しく、あっという間に病みつきに。ついつい、大袋で購入!!毎日でも食べたい美味しさなのです!!野草グラノーラ入りもあります。日持ちもするのでお土産にも最適です。変わらぬ伝統と手法で作られたこだわりの味、 一度食べると味噌煎餅の豊かな香りと食感が忘れられなくなります。
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text:rumi
◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より
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