CULTURE & LIFE
フリーのグラフィック・WEB デザイナーになって、環境づくりで重視しているもののひとつは BGM。フリーの仲間内でも「仕事中なに聴いてる?」というのが共通の関心ごとだったりします。本当に集中したい場面では無音に限りますが、普段はごくごく小音で流していたいもの。
ということで今回は、お気に入りの BGM をいくつかピックアップしてみました。

Libreria Brac
Steve Reich 『Another Look At Counterpoint』
ミニマル・ミュージックの巨匠 Steve Reich。『Piano Phase』は2台のピアノのための楽曲で、同期して始まる2つの音がわずかにずれていくことで生じる、音のゆらぎに引き込まれる一曲です。様々な楽器、声、手拍子、環境音による実験的な世界観に、影響を受けたアーティストは数知れず。
レイ・ハラカミ 『red curb』
日本のエレクトロニカ・アーティスト、レイ・ハラカミ。耳に心地いい音と、それに甘んじない意外性に溢れたリズムとコード進行。聴くたびに新鮮な感覚を覚える一枚です。
Isan 『Lamenting Machine』
イギリスのエレクトロニカ・アーティスト Antony Ryan と Robin Saville によるユニット。漂うようなリズムと穏やかなベースライン。ぽこぽこと派生した音が次第に旋律になって…水の粒のように軽やかで印象的なサウンドです。
The Black Dog 『Music for Real Airports』
UK エレクトロニカ、IDM サウンドのオリジネーター The Black Dog。『Music for Real Airports』は空港の環境音と電子音で構成されたアンビエントアルバム。『Wait Behind This Line』では日本語のアナウンスが。空港の喧騒が恋しい。
Jan Jelinek 『Loop-Finding-Jazz-Records』
ドイツのエレクトロニカ・アーティスト Jan Jelinek。『Loop-Finding-Jazz-Records』は、60~70年代のジャズのレコードからサンプリングした音を精密に再構築して制作されたアルバム。ループする旋律がモアレのような繊細なゆらぎをもたらし、心地よいグルーヴを生み出しています。
クラシック、オペラ、ジャズといろいろ試して、現状ミニマルやエレクトロニカ、アンビエント・テクノにおちついたというところで。
聴けば聴くほど深まる音楽の世界。仕事のお供を探す旅はまだまだ続きます。
text:design il NODO
[デザイン イル ノード]福岡とフィレンツェを拠点に、フリーランスで WEB・グラフィックデザイン、イラスト、刺繍アクセサリーの製作もろもろやっています。中学校美術の非常勤講師の経験あり。趣味は美術館巡りで、最近はピアノにもリトライ中。やりたいことやるべきことが多すぎて、一向に進まないのは読書とイタリア語の学習。いつかエキゾチックショートヘアと暮らしたい、旅するねこです。
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