暮らしのアイデア [ フォトグラファー 上原未嗣さん ] | FUDGE.jp

ONKUL

住まいにちょっとした工夫を加えるだけで、いつものルーティーンが楽になったり、より快適に過ごせるようになる。一軒家から古き良きアパートまで、気の利いたアイデアのある家に暮らす、素敵な人達をご紹介。

 

MY ROOM IDEA No.003

世界各国の民芸品と家具が調和する空間

薄手のカーテンを通して柔らかい光が差し込む上原さんのご自宅は、横に3つの部屋が広がっているちょっと変わった間取り。その作りを生かして、テーブルなど高い家具を配置したダイニングと床に座ることを想定したリビング、そして仕事部屋も兼ねた寝室と、ゆるやかにエリアが分けられている。

「古いアパートですが、不思議と北欧家具や民芸品とマッチするので気に入っています。当初はふすまを取り払った広い空間だったのですが、試行錯誤しながら布や家具で少しだけ区切りをつけた今の形に。」

「間接照明も好きで、職業柄か一枚絵になったときの配置を考えてしまうので『ここにライトを付けたいな』と思ったら延長コードを使って加えてしまうこともあります」。撮影で焼き物の窯元や民芸の工房などを訪れることも多く、そのたびに気に入ったものを購入するうち、有名無名問わず各地の品々が集まってきたという。

さり気なくダイニングに置かれたHans J Wegnerのヴィンテージキャビネットと林青那さんデザインの丸亀うちわ、そして自身の撮影した写真が同居しているのが面白い。決して物が少ないわけではないが、随所に設けた余白の効いた、心地良い空間。

「家具や小物の配置もそうですが、ここに壁を立てようか、それとも抜けを作ろうか、なんてことを考えている時間も楽しいんです。もはや模様替えが趣味といってもいいかもしれません」。

 

 

MY ROOM IDEA  01

「風景を主役に、低めでまとめる」

「床から眺めたときの外の風景が好きなんです。」と、床を中心に低い家具でまとめられたリビング。大型の写真集をローテーブルに使うという見立ても面白い。空間に馴染んでいる椅子はインドネシアで作られたもの。

 

MY ROOM IDEA  02

「お手製の壁や布で空間を分ける」

自身で塗ったという板や、いつの間にか集まってきたという布を使って、緩やかに空間はエリア分けされている。リビングの照明は低めに吊るしておくことにより、自然と初めて来た人も座りたい気分になるのだとか。

MY ROOM IDEA  03

「あえて頑張りすぎないスペースも」

「料理も好きなんですが、キッチンのインテリアは諦めています」という上原さんだが、あえて「台所」と呼びたい雰囲気で絵になっている。決めるところは決めつつ、所々で力を抜くのも、部屋づくりの秘訣なのかも。

 

こちらの「暮らしのアイデア」も是非。

IDEE/イデー VMD  小林夕里子さん

SOUND GOOD ディレクター 窪見裕介さん

 

photograph_Satoru Nakano

text_Hiroaki Kimura

最新号 ONKUL vol.16(2021年12月3日発売号より)

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