FUDGENA
初めて彼女を見た時、胸の鼓動は速くなり、その吸い込まれるような瞳に私は釘付けになった。
それから私は彼女の出演作を貪るように観、映画の世界に引きずり込まれていったのだった。
彼女の名前はオードリー・ヘップバーン。
初めて観たのは『ローマの休日』
一番好きな映画は…う〜ん…選べないわ。
『ローマの休日』
あまりにも知られているこの作品は語るまでもなく名作であり、私は今までの人生で繰り返し観てきた。
オードリー・ヘップバーンもさることながら、恋役のグレゴリー・ペックもその存在感に圧倒される。
イタリアに訪れた時、私はローマの休日ごっこをして様々なところで写真を撮った。
あまりにも彼女には程遠い。
目指す目指さないという次元ではないほど神々しい。
(彼女はここでアイスを食べて、恋役のジョー(グレゴリー)と落ち合い、それから二人の半日だけ許された恋が始まる)
『ローマの休日』撮影時、私よりも若かったのに私よりも優雅でしたたかでそれでいてあどけない。
ロケ地の「真実の口」周辺には『ローマの休日』の解説ポスターも。
残念ながら落書きされていたが、これもまた一興、なぜか心に残り写真に収めた。
彼女の魅力が一番に詰まった、というか監督が彼女を売り出すために詰めたこの作品は語り出したら止まらないので、
今回は『パリの恋人』を紹介したい。
『パリの恋人』(1957)
こんにちは!
ファッジーナのSAKURAです。
今回はオードリー・ヘップバーン主演の『パリの恋人』を紹介したいと思います。
こんなご時世、リモート飲み会をしていた時に友人が「『パリの恋人』のあの恋に落ちる感じが好き」と言っていたので、今回は皆さんにも恋に落ちるトキメキをこの映画を通してお伝えしたいと思いました。
『パリの恋人』はミュージカル映画
引き付けられる音楽と映像で、オープニングから目が離せません。
「世界をピンクに」というオープニングアクトは、乙女心をくすぐります。
ピンク色って乙女そのもの。
若々しすぎてもう身につけられない、そんな気がするけれどそれでもピンク色に手が伸びる。
心の何処かではずっとピンクを求めている。
それは大人になっても初めて恋した気持ちを忘れたくないのと同じ感覚なのかもしれない。
『パリの恋人』あらすじ
アメリカのあるファッション雑誌社では、次の流行をどう生み出すのか考えていた。
編集長のマギーが出した答えは「ピンク」
ピンクこそ次の流行だと意気込んで、編集部全体で撮影に大忙し。
その撮影のロケーションとして選んだのが、冴えない本屋。
そこに勤めていた思想家のジョー(オードリー・ヘップバーン)は突然の撮影に憤慨しつつも、その撮影に巻き込まれてしまう。
そこで出会ったカメラマンのディックに見込まれて、ジョーはモデルになり、撮影のためにマギーとディックとパリに飛び立つのだった。
『パリの恋人』素敵に恋して
出会ってすぐにキス!?
そんな恋の始まり、まさに映画そのもの。
そんなジョーとディックは仕事を通じて憧れのパリにゆくのです。
パリに着いた彼女たちはそれぞれ、パリの素敵な街並みを練り歩きながら『Bonjour,Paris』を高らかに歌い上げます。
パリには行ったことないですが、素敵な街なんでしょうね。
私の中のパリ。
シャンゼリゼ通りは曇天の空模様、これはいつも通り。
トレンチコートを纏ったパリジェンヌがハイヒールでコツコツ凱旋門に向かって歩いてゆくの。
私はそれを、いつものあのカフェからただ眺めているだけ。
頼んだコーヒーはもう冷めてしまったけれど、それを少しずつ、本当に少しずつ飲みながら、ね。
週に、そうね、二日くらいは午前中をそうやって過ごすのよ。
行ったことはないパリに想いを馳せて。
ある教会、本当に小さな教会にジョーとディックはモデルとカメラマンとして訪れます。
花嫁衣装のジョーを見て「あら、ご結婚おめでとう、さあさあ」と神父が手招き。
その教会の裏には、それはーー何て言葉にすればいいんだろうかーーそれは、楽園。
小さな楽園のような場所があって、2人はそこで恋に落ちる。
池のほとりでゆらゆらとダンスしながら、白い幻想の世界で二人きり。
花嫁とカメラマン、キスから始まった恋が本物になる瞬間。
彼女の目の輝き、身体のしなやかさ、流れる音楽の優美さに私たちも恋の魔法にかかってしまったよう。
恋のトキメキに胸がキュンとなるシーンです。
不朽の女優 オードリー・ヘップバーン
彼女の頑固さ、時々スクリーンから垣間見えるそれは何よりも美しいと思う。
製作側がどんなに歌声だけをすり替えようとしても、彼女は頑として聞かなかった、自分の声で歌った『ムーン・リバー』に涙を流したのは私だけではないはず。
確かにちょっとへたっぴな感じがするけれど、それを堂々と「わたしはわたし」と画面の中で見せてくれる。
彼女の本当の姿はいつもその役柄にマッチして、観客の心を鷲掴みにするのだ。
日本人には特に彼女は愛されているみたいだ。
“和製オードリー・ヘップバーン”と呼ばれた女優が幾人いただろうか。
日本人の好みに彼女はマッチしているのかもしれない。
純粋であどけなくて子供っぽく頑固で、芯が強くて美しい。
どんなに時を経ても、私達はいつまでも彼女に憧れ続けるのである。
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