FASHION

出典:デニムスカートのカジュアルなコーデをジャケットでキリッと【本日のFUDGE GIRL-11月10日】

連載『お洒落さんのためのファッション用語辞典』では、トラッドファッションから最新のファッションまで、FUDGEでおなじみのファッション用語についてわかりやすく解説します。118回目は「カットオフ」を紐解きます。この連載を読んでファッション用語の背景や起源を知れば、毎日のお洒落がより楽しくなること間違いなし!

 

【用語辞典】まずは「カットオフ」を知ろう。

出典:大きめのダブルデニムとスニーカーがGOODバランス!

「カットオフ」とは、長いパンツを途中でカットしたような形のパンツ。丈はふくらはぎから大腿部の付け根くらいまでとさまざまあります。あるいは、裾を切りっぱなしにして、切り口の糸をそのままフリンジ状に垂らしたままにしたジーンズやそれ以外のパンツ、デニムスカートのことをさします。

 

【歴史】自由を謳歌する若者やロックアーティストに支持された

出典:切りっぱなしの「カットオフデニム」を着こなすコーデ4選!合わせ方のコツ

「カットオフ」は、1970年代にヒッピー文化やパンク・ファッションの台頭とともに浸透していったスタイルです。当時、既製品をそのまま着るのではなく、自分で手を加えるスタイルが支持され、「カットオフ」したデニムパンツを履く若者が登場しました。裾をきれいに縫い合わせず、あえて糸を垂らしたままにする「切りっぱなし」のラフな質感が、自由を求める彼らの思想、時代の空気感とマッチしていたのです。

1990年代に入ると、マルタン・マルジェラなどのデザイナーが「デコンストラクション(脱構築)」という概念を掲げたコレクションを発表し、あえて裾を切りっぱなしにしたりする手法をモードの世界に持ち込みました。同じころ、ニルヴァーナなどのオルタナティブなロックアーティストが身を包んだ「グランジファッション」を象徴するアイテムとして、ボロボロの「カットオフ」デニムがいっそう存在感を増していき、今にも続くファッションの定番となりました。

 

【雑学】適度にドレスダウンしたい時に、欠かせない「カットオフ」アイテム


そもそもは、ヒッピーやパンク・ファッションの象徴であった、「カットオフ」アイテムですが、FUDGE GIRLには、あえてきれいな着こなしを提案させてください。参考になるのは、おしゃれで知られる、エディター、ヴェロニカ・ハイブルンナーのコーディネート。以前パパラッチされたとき、「カットオフ」のデニムスカートに、テニスニットを合わせ、中にはボタンをきちんと閉めた白シャツをインしていました。足元は白ソックス+ローファーで、いわばスクールガール風です。でも、そこはさすがベロニカ。裾がフリンジになった「カットオフ」デザインをセレクトしたことで、こなれたムード満点に。

こんなふうに、「カットオフ」アイテムは、ドレスダウンしたい時に便利だと覚えておくといいかもしれません。これなら明日からマネできそうではありませんか?

 

監修:朝日 真(あさひ しん)

文化服装学院専任教授、専門は西洋服飾史、ファッション文化論。早稲田大学文学部卒業後、文化服装学院服飾研究科にて学ぶ。『もっとも影響力を持つ50人ファッションデザイナー』共同監修。NHK『テレビでフランス語』テキスト「あなたの知らないファッション史」連載。文化出版局『SOEN』他ファッション誌へ寄稿多数。NHK「美の壺」他テレビ出演。

 

illustration_Sakai Maori
edit & text_Koba.A

FUDGE CHOICE

  • サムネイル
    PR
    ハンサムなあの⼦の秘密は、...
  • サムネイル
    「夏のランコーデ、どうやっ...
  • サムネイル
    PR
    どんな日常が理想?《BESS》...
  • サムネイル
    PR
    My Lovely Partner DAMD! 撮...
  • サムネイル
    PR
    【FUDGEランニング部 at 東京...
MORE MORE
サムネイル
PR
ハンサムなあの⼦の秘密は、⾜元の⼄⼥⼼。 with KUTSUSHITAYA
サムネイル
「夏のランコーデ、どうやったら洒落る?」をスタイリストが教えます!都立明治公園〈ALPEN RUN MEIJI PARK〉でのランイベントをレポート
サムネイル
PR
どんな日常が理想?《BESS》の家で知る、もっと心地のよい暮らし
サムネイル
PR
My Lovely Partner DAMD! 撮りたい、マイ《ダムド》!
サムネイル
PR
【FUDGEランニング部 at 東京アウトドアショー2026】《ユニクロ》のUVカットパーカが大活躍!ランニング部初のシャワーランをレポート
サムネイル
PR
週末のプールサイドには《アリーナ》の水着がよく似合う。
サムネイル
PR
水洗いもできる!《グッド グッズ イッセイ ミヤケ》のニットバッグ「MOKKO KNOT」で夏支度しよう。
サムネイル
ブルーより白。ホワイトデニム1本を、5通りに着まわしてみた
サムネイル
チノパンはゆったりシルエットが洒落る。お花屋さんを支える、上品なワイドチノスタイル。【FUDGE dig.|働くあの子と、チノパンのいい関係。SNAP vol.3】
サムネイル
《ユニクロ》のチノパンは太さがちょうど良い!ポロシャツを合わせた夏のトラッドスタイルで【FUDGE FRIEND おしゃれさんの毎日コーディネート vol.715|RAN】
サムネイル
夏のモノトーンスタイルはグレー×ブラックでニュアンスを。【FUDGE8月号連動企画-モノトーンって素敵。カラフルって楽しい!DAY 1】
サムネイル
大人のご褒美パフェ2026◇ 東京の街並みを一望しながらいただく限定のマロンシャンテリーパフェ【ささやかですてきなもの 大谷有紀 vol.295】

PRESENT & EVENT

サムネイル

編集部から配信されるメールマガジンやプレミアム会員限定プレゼント、スペシャルイベントへの応募など特典が満載です。
無料でご登録いただけます。