FASHION

出典:「リラックス感のあるスタイルに合わせて。キャンバス素材の《サンローラン》の「リヴ・ゴーシュ」&「カレ」コレクションのバッグ【FUDGE GIRLのためのアクセサリークリップス】」

 

『お洒落さんのためのファッション用語辞典』がリスタート! この連載ではトラッドファッションから最新のファッションまで、FUDGEでおなじみのファッション用語についてわかりやすく解説します。第5回目は「ジーンズ」について。どこで生まれ、どのようにして世界じゅうに広まっていったか、その歴史をひも解きます。この連載を読んでファッション用語の背景や起源を知れば、毎日のお洒落がより楽しくなること間違いなし!

 

【用語解説】

まずは「ジーンズ」の正しい意味を知ろう

細綾織りでインディゴ・ブルー染めの丈夫な綿織物(ジーン)、またはその布でできたパンツのこと。「ジーンズ」の語は、イタリアの港町ジェノバのフランス語読みジェーヌ(Genes)に由来する。この綿織物はデニムともよばれる。またパンツをさす場合には、ポケットなどにリベット(銅製のびょう)がつき、表に目立つステッチがかかっているなどの特徴がある。

引用:文化出版局「ファッション辞典」(第10版第1刷)

編集部注)当時、リベットは本来の用途どおり補強のためのもの。

 

【ジーンズの歴史】

タフさの秘密はここにあり! そもそもはアメリカの労働者のための作業着だった

パンツをさす「ジーンズ」の原型は、19世紀後半に米国の実業家リーバイ・ストラウス(《Levi Strauss&Co.(リーバイス)》の創業者)によってつくられたという説が有力です。そもそもはサンフランシスコの金山労働者用の作業着で、彼らの「作業中にパンツが破れて不便」という嘆きに応える形で作られたものだと言われています。そして同時に生まれたのが、「ジーンズ」のポケットをリベットで補強するという、ネバダ州の仕立て屋、ジェイコブ・W・デイビスのアイデアです。

その後それが時間をかけて発展し、進化して、現在、世界中に「ジーンズ」として認知されている形となっていきました。ただ「ジーンズ」という名で一般に呼ばれるようになったのは1950年代以降。その頃になると、「ジーンズ」はハリウッド映画にも衣装として登場するようになり、なかでも反戦運動の学生たちのシンボルとして認知されるようになっていきます。’70年代に入ると世界じゅうでファッションのカジュアル化が進んだこともあって、「ジーンズ」も広く流行。’80年代にはさらに洗練されてコレクションに参加するようなメゾンやデザイナーの作品にまで採用されるように……。いまや「ジーンズ」は誰にとってもスタンダード的なアイテムとして、あるいはお洒落に欠かせないアイテムとなっているのです。

参考:文化出版局「ファッション辞典」(第10版第1刷)

 

皆さんもきっと色違い、デザイン違いなどでワードローブに数本はキープしているのでは? ロールアップしたり、ヴィンテージ加工したり、ワッペンでデコったり、なかにはドレス仕様にリメイクしている人もいるかもしれませんね。

 

【知っておきたい豆知識】

「ジーンズ」という呼び名は《ラングラー》が生みの親

北アメリカでは1770年代からいわゆるデニムパンツの生産が始まっていて、当初それらは「オーバーオールズ」と呼ばれていました。「ジーンズ」という表現が初めて使われたのは1947年、《Wrangler(ラングラー)》が「オーセンティック・ウエスタン・ジーンズ」と使ったタイミングです。とはいえ現代では「ジーンズ」以外に「デニム」「デニムパンツ」と呼び方は人それぞれ。そんなエピソードもアイテム自体に堅苦しさがない「ジーンズ」ならではと言えるかもしれません。

 

【ジーンズと映画】

《リーバイス》501が衣装に採用され、若者を筆頭に「ジーンズ」のイメージが一新された

1953年に公開された映画「The Wild One(乱暴者)」の中で、主演のマーロン・ブランドが《リーバイス》501を着用しています。マーロン・ブランド演じる不良少年をはじめ、彼が率いる暴走族のメンバーのトレードマークとも言える501×革ジャンスタイルは当時、大きな反響を呼び、とくにおおぜいの若者が「ジーンズ」を入手したがったと言われています。それまで単なる作業着でしかなかった「ジーンズ」が、一気にファッションアイテムへと昇華した瞬間でした。

いまや知らない人はいないと言っても過言ではないこの《リーバイス》501は、《リーバイス》が初めて手がけた「ジーンズ」の原型に最も近いとされています。誕生したのは1890年、それ以前の「オーバーオールズ(上の【知っておきたい豆知識】参照のこと)」に新たにバックヨークとフォブ・ウォッチ・ポケットが加えられ、商品番号を‟501Overalls“としたことがきっかけ。その後に‟501”という名称に引き継がれました。

 

【ジーンズの雑学】

今の時代、「ジーンズ」で正装するのもお洒落さんにとってはスタンダード

労働者の作業着だったとか不良を象徴するアイテムだったのも今は昔。ファッション好きなら複数本を持っているくらいというアイテムとなった「ジーンズ」は、色選びやコーディネート次第できちんと見せが叶うこと、お洒落さんたちは知っています。

 

体になじんだ「ジーンズ」にジャケットをはおって出かければ、リラックスしてプレゼンに望める

プレゼンにも、その後のパーティへもジーンズでGO。ジャケットをはおってスカーフをひと巻きしたら、レディの品格が漂います。

出典:「《メゾン キツネ》オーバーサイズジャケットを、スカーフでレディに昇華【本日のFUDGE GIRL-4月16日】」

 

 

監修:朝日 真(あさひ しん)

文化服装学院専任教授、専門は西洋服飾史、ファッション文化論。早稲田大学文学部卒業後、文化服装学院服飾研究科にて学ぶ。『もっとも影響力を持つ50人ファッションデザイナー』共同監修。NHK『テレビでフランス語』テキスト「あなたの知らないファッション史」連載。文化出版局『SOEN』他ファッション誌へ寄稿多数。NHK「美の壺」他テレビ出演。

 

illustration_Sakai Maori
edit&text_Koba.A

 

 

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