CULTURE & LIFE
連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。
台湾の魅力的なローカル線に乗った体験記をお届けするシリーズの平溪線の第8回。
平溪から菁桐まで歩き、駅後方の「菁桐煤礦紀念公園」を散歩したところまでが前回までのお話でした。
今回は、菁桐老街を楽しみます!
その前に…
前回お話できなかった「菁桐老街に来たいと思っていた理由」ですが、
台湾で見たチェン・ボーリン主演の映画「台北飄雪(台北に舞う雪)」の舞台でロケ地がたくさんあるから!です。
第22回東京国際映画祭のコンペティション部門で上映もされた作品で、
菁桐(平溪も)がとても魅力的に描かれているので、ぜひ見てみて欲しい台湾映画です。
菁桐の駅舎ですが、日本統治時代の1929年に建設され、
現存する4つの日本式木造駅舎の1つとして
国家三級古跡に指定されています。
(残る3つは、彰化近くの追分駅、台南近くの保安駅、屏東近くの竹田駅)
駅から出ると目に入るのが、たくさんの竹筒。
この竹筒は「許願筒」といって
今では、願い事を書いて吊るせば願いが叶う絵馬みたいなものとして捉えられていますが、
もともとは「想いを伝える手紙」的なものでした。
その起源は1960年代。
菁桐駅の駅員さんが、菁桐老街のアイス屋の女性店員さんに恋をして
その気持ちを竹筒に書いて伝えた、というところから始まったようです。
炭鉱の街!と伝えましたが、なんだかロマンチックで恋愛映画の舞台にぴったりな場所ですね、菁桐って。
駅前には、台鐵の駅前でよく見るこういったグッズショップがあります。
切符を模した小さな切符型カードに、台湾の鉄道が好きなものとして惹かれます。
台湾モチーフのキーホルダーもかわいい!
荷物にならないお土産は、どのタイミングで買っても良いので嬉しいですね!
駅前の道を歩くだけで、
「映画で見た場所!」とテンションが上がる老街散歩なので、
菁桐に行くなら、ぜひとも映画を見てから行っていただきたいと思います!
text:ayaco
台湾を第二の故郷として愛しているハンコ作家。行く時は旅のテーマを決めてちょっとロングステイをし、台湾の新しい魅力探しを楽しんでいる。
著書にはクラフト本として「ayacoのはんこノート」「ayacoの手帖のつくりかた」(共にワニブックス)があり、台湾旅行記として「台湾のたびしおり」「もっと!台湾のたびしおり」(共にワニブックス)「ayacoの台湾みやげ話」(幻冬舎)、「ayacoの台湾あいうえお」(朝日新聞出版)がある。
Blog 「台湾のたびしおり」https://heppy.exblog.jp
Blog「ハンコ作家ayacoのブログ」https://inayaco.exblog.jp
Instagram @ayaco_hanco
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