青塗りの伝統建築をリノベ。カフェ激戦区の一押しコーヒー店【週末アジア:シンガポール編】 | コラム | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

CULTURE & LIFE

連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大を阻止すべく、クラスターを起こしそうな場所への営業制限がかかり、閉店を免れることができなかったお店が多々あります。KTVと呼ばれる、日本でいうところのキャバクラも例外ではありません。

Jalan BesarエリアにはKTVが密集する区画があり、そのなかで、とても目を引く青塗りの一軒がありました。シンガポールの伝統建築であるショップハウスを利用したKTVだったのですが、2020年に家主が撤退し、建物だけが残る形に。

 

 

この象徴的な建物が「Asylum Coffeehouse」として生まれ変わったのです。ちなみにJalan Besarエリアはここ数年でおしゃれなカフェが多数オープンした注目スポットとして知られています。

 

 

Asylum Coffeehouseでぜひオーダーいただきたいのは、Keluakという名のオリジナルコーヒー。

東南アジアの郷土料理の1つであるブアンケルアックをイメージして焙煎されたコーヒー豆で、ケルアックナッツのような香ばしさがありつつ、チョコのような味わい。酸味は抑えめなので飲みやすく、ミルクにも合うのでラテにするのもおすすめです。

 

 

同店は、界隈の人気ショップ等とコラボレートしている点もユニーク。たとえばコーヒーを提供する器はMud Rock Ceramicsという、Jalan Besarエリアに工房を持つ陶器スタジオのもの。パンはThe Bakehausという、近隣の人気ベーカリーのもの。みんなで一緒にJalan Besarエリアを盛り上げよう! という気概が感じられます。

 

 

朝8時から開いていて、通勤前に1杯のコーヒーを嗜む人、犬の散歩をしながら立ち寄ってスタッフとのおしゃべりを楽しむ人など、終日、お客さんは途絶えることがありません。

Asylum Coffeehouseで、シンガポールの日常風景を覗いてみてください。

 

Asylum Coffeehouse
311 Jalan Besar, Singapore 208970

 

 

text:Ayako Tada

編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。結婚を機に2016年よりシンガポールに移住。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」やシンガポールのローカル誌などで活動中。

Instagram : @tadaayako

 

 

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