連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

 

元宵節の4大行事「北天燈、南蜂炮、東寒單、西乞龜」のうち、
「北天燈」こと「天燈節」の体験記。

前回から引き続き、「燈會（燈節）」（ランタンフェスティバル）のお話です。
前回は台北会場でしたが、今回は大人気「鹿港会場」の体験記をお届けします。

 

台湾人の友人モナちゃんは、台北から台中に仕事で赴任中。

そのモナちゃんから
「この時期に台湾来るなら、鹿港の燈會くれば？台中も案内するよ！」
とのお誘いが。
鹿港も台中も大好きな私は、二つ返事で赴くことにしました。

 

気軽に行くことを決めた理由として、モナちゃんが台中から鹿港まで車を運転してくれて、
帰りは高鐵（新幹線）の台中駅まで送ってくれるということで交通の不安が少なく、日帰り可能だったから、というのがありました。

しかし当日いざ会場まで来るまで行ってみると、
自家用車では会場に近づけず、徒歩圏内に停めていいパーキングは皆無。
いずれかの大型駐車場からシャトルバスで行くしか会場に入る方法はありませんでした。
19時にシャトルバスの長蛇の待機列に並び、乗車できたのは20時。
そこからシャトルバスで15分で会場に到着しました。

 

到着すると、今度は逆算して帰りの時間を決めないとなりません。
想定外のことに、目の前にあるランタンたちが目に入りません（涙）
高鐵台中から台北行きの最終新幹線の時刻は「22：28」。
駐車場に戻るのにまた1時間半かかったとしたらここを21時に出ないとならないので45分しか時間がない！
ということで、慌てて見てまわることにしました。

 

トップの画像は、「鹿港」ということで鹿のモチーフ。
まず、会場自体が台北とは比べ物にならないほど広く、
台北で見られた作品よりも規模が大きくレベルが高い…！
人気があるのがわかります。

 

 

なんだかどかんどかん花火が上がっているし、ランタンがとても綺麗！
色鮮やかで目を奪われます。
お花モチーフはやっぱり良いですね！

とにかく人が多く、明治神宮の初詣状態！

 

 

頭上にもランタンが。
瓢箪モチーフの棚

 

 

地面も使って演出。
寒色の灯りは透明感があって幻想的。

 

 

頭上はるか上にある頭！
とにかく大きいのに造りが繊細です。

 

もう時間が迫ってきているので、そろそろ帰路につかないといけません。

次回に続きます！

 

 

text：ayaco

台湾を第二の故郷として愛しているハンコ作家。行く時は旅のテーマを決めてちょっとロングステイをし、台湾の新しい魅力探しを楽しんでいる。
著書にはクラフト本として「ayacoのはんこノート」「ayacoの手帖のつくりかた」（共にワニブックス）があり、台湾旅行記として「台湾のたびしおり」「もっと！台湾のたびしおり」（共にワニブックス）「ayacoの台湾みやげ話」（幻冬舎）、「ayacoの台湾あいうえお」（朝日新聞出版）がある。

Blog 「台湾のたびしおり」https://heppy.exblog.jp
Blog「ハンコ作家ayacoのブログ」https://inayaco.exblog.jp
Instagram @ayaco_hanco

 

 

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