CULTURE & LIFE
こんにちは。
前田エマです。
今回からしばらく、幡ヶ谷エリアをぐるりします。
このエリアは、どんどん新しいお店が誕生し、東京のカルチャーを作り出している印象があります。
それなのに、落ち着いた雰囲気なので、居心地がいいですよね。
さて今回訪れたのは《こんにゃく寿司とかき氷 KON》です。
まずお店に入って、びっくり。
まるで田舎の古民家にやってきたかのような、ちょっとした小旅行をしているような気分になります。
やさしい気持ちになれる空間は、スーッと涼しい風が吹き抜けていくような清々しさがあります。
こんにゃく寿司と南関いなり(万yorozuの日本茶付き)¥1936
“こんにゃく寿司”は、熊本(阿蘇・小国)の郷土料理だそうです。
いなり寿司のお揚げの代わりに、甘く炊いたこんにゃくで包まれています。
大葉と山葵がアクセントとなっていて、とても美味しい。
付け合わせの漬物や煮卵にもこだわりが詰まっていて、感動します。
季節のかき氷”とうもろこしのかき氷”(万yorozuの日本茶付き)¥1980、こんにゃく寿司(お試しサイズ)¥660
“かき氷”は、その季節の果物・野菜・ハーブやスパイスなどを使った、興味深い一品です。
私が今回いただいたのは、『とうもろこしのかき氷』です。
ほっこりした甘さに感激し、ひとくちめは、そのままいただきました。
新鮮なとうもろこしって、ほんとうに自然な甘さで、贅沢な気持ちになるなあ。
続いては、サマートリュフ薫るお塩と、擦りたての黒胡椒をつけて、味を変えながら。
かき氷って、溶けてしまうと、最後のほうは、ドロドロの甘い液体を呑み込んでいるような気分になるんですけど、これはすごい!まるで上品な冷たいコーンスープ!!
“こんにゃく寿司” と”かき氷” の、どちらにもセットでついてくる万(yorozu)の日本茶も、香り高くて美味しい。
こちらは茶葉の販売もしていました。
この店のオーナーである刺繍作家の小林モー子さんが、日本各地を周るなかで出会った美味しさの感動が、ぎゅっと詰まったこのお店。
食器や店内に飾られている作品も、いろいろな出会いのなかで作られ、集められてきたものばかり。
帰り道、私は、自分の生活を振り返り、心地いい場所とはどんなものなのか考えてしまいました。このお店には、何かヒントがあるような、そんな気がしたのです。
《今週のぐるり服》
「花びら」は、みっちゃんという女の子が、ひとりでつくるワンピースだけのブランドです。世界に一つしかないワンピース!これを着ると、無敵な気持ちになる!
ワンピース/ 花びら、靴/コンバース
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文・モデル:前田エマ Maeda Emma
1992年、神奈川県生まれ。 東京造形大学卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集めている。Instagram:@emma_maeda
写真:長田果純 Osada Kasumi
1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメ
information
《こんにゃく寿司とかき氷 KON》
東京都渋谷区西原1-14-13
11時〜17時
Instagram:@kon_nishihara
※感染症対策のため当面のあいだ、
木曜日〜日曜日の4日営業とさせて頂きます。最新の情報はHPをご確認ください。
京王線沿いにある幡ヶ谷駅は、住宅街ながら店主こだわりの個人店が軒を連ねている。近隣に住む人以外にも、わざわざ幡ヶ谷にある美味しいスイーツやグルメを求めてお散歩がてら訪れる人も多い、注目のエリアをぐるり。
今回は刺繍作家・小林モー子さんプロデュースの《こんにゃく寿司とかき氷 KON》。「こんにゃく寿司」は高知の山間部が発祥、身近にあるものでご馳走=寿司を生み出したことがきっかけで、後に熊本・阿蘇郡小国の郷土料理となったもの。ほどよく甘く煮たこんにゃくと大葉がアクセントで、ふんわりほぐれるお米も絶妙。隣に添えた「南関いなり」は乾燥させたお揚げに出汁を含ませた、ふっくらとした仕上がり。夏バテで少し食欲がない時も、さっぱりと美味しく食べられるのが嬉しい。
このお店のもう一つの名物、ドルチェかき氷の先駆者「セバスチャン」監修の季節のかき氷も絶品!現在はトリュフ塩と擦りたての黒胡椒で芳醇な香りが増す「とうもろこしのかき氷」。まるで冷製スープを飲んでいるかのような味わい。お試しサイズの「こんにゃく寿司」もあるので、かき氷と共に堪能して欲しい。
刺繍作家として小林さんがパリと日本中を行き来する中、そこでの出逢いがきっかけではじまったお店。「こんにゃく寿司」は熊本・古民家カフェ「Cafe Tien Tien」オーナーの山田さんが監修、美味しい日本茶は福岡「万」德淵さん監修など、名手たちが勢揃い。美味しいものが大好きで、一緒に生み出したくなる魅力を持った、小林さんだからこそできた夢のマリアージュ。今後、兼ねてから構想を練っていたお酒のかき氷も誕生予定だそう。ゆっくりと楽しむなら、事前予約がおすすめです。
edit:Takehara Shizuka
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