CULTURE & LIFE
旬の野菜を全国へお届けしている京都の会社「坂ノ途中」の、「おいしい暮らし」をつづる連載。第6回は、坂ノ途中のアンバサダーを半年間つとめていた、Instagramで人気のもち(@__mo_chi)さんに、野菜のこと、お料理のことを訊きました。
Instagramで20~30代の女性に人気のもち(@__mo_chi)さん。あたたかみのある文字とイラストで解説する「#おえかきレシピ」は、簡単で美味しそうで、お手本にしたくなるものばかりです。会社員として毎日忙しく働きながら、ごはんづくりも楽しむもちさんに、そのヒントを伺いました。
Text by __mo_chi
Index
社会人になってはじめた、野菜でおうちごはん
実は自分で食事をつくるようになってまだ2、3年なんです。社会人になって、体調管理をしっかりしなくちゃ、外食ばかりだとバランスが悪いし野菜を食べようと。でも最初はスーパーに行ってもキャベツしか買えませんでした。つくるのもキャベツをちぎってごま油と塩をかける、みたいな本当に簡単なものばかり。それがある日、キャベツの横に並んでいたゴーヤやパプリカが目に入ったんです。これがカゴに入っていたらかっこいいかも、そんな気がして手に取ったのが、ちゃんとしたお料理をつくりはじめたきっかけです。レシピを調べてつくって、それを半年ぐらいつづけて。美味しくできたものをメモする感覚でInstagramにアップするようになりました。
料理をつくるのは息抜き。楽しむことを大切に
ほぼ毎日、仕事から帰ったらごはんをつくっていますが、頑張ろうとは思っていなくて。息抜きなんです。お料理ができるまでには、いろいろな工程があることを知りました。そして自分はすべての工程が好きというわけではないということにも気づきました。食材を選ぶ、ざくざく切る、さっと和える。これは楽しかった。でも、長時間煮込む、たくさん洗い物をする。これはあまり楽しくなかった。平日ごはんは頑張らない。そう決めて自分にとって楽しい部分を増やすようにしたら、必然的にシンプルなレシピになっていきました。
キッチンアイテムも最小限で
会社のワンルームの寮で暮らしていて、「部屋のキッチン」は冷蔵庫とその上に置いたオーブンレンジ、小さなテーブル。シンクもコンロもありません。共用の台所で材料を洗って切って、部屋のオーブンレンジで焼いたり蒸したりしてお料理をつくります。
包丁とまな板のほか、活躍するのは耐熱ガラス容器、チョッパー、オーブンで使っても大丈夫な器。これだけあれば、私のお料理はだいたいつくれてしまいます。
食器は白のシンプルな、飾りのないものだけを使っています。器にこだわって揃えるのはすごく素敵だし憧れるけれど、今はたくさんの器を置けるようなスペースもないですし。素敵な器は人生の後半の愉しみに、と思っています。
おえかきレシピ、こんなお料理です
野菜を食べるようになって、京都の坂ノ途中の旬のお野菜セットの定期宅配をお願いしています。美味しい野菜が家に届く暮らしってなんだかかっこいいな、と思って。実際はじめてみたら楽しくて、仕事が終わって、コンビニでプリンを買って帰ろうが、家に着いたら冷蔵庫で待ってるエリンギを焼こう、に変わりました。野菜って、シンプルな調理で美味しく食べられます。
いろいろ試してみたけれど、葉物は生のままか蒸す、葉物じゃなければオーブンで焼く。そして塩をふるだけでとても美味しいお料理になる。instagramにアップした「おえかきレシピ」のお料理をいくつかご紹介します。
ぽん酢ヨーグルトドレッシングのサラダ
リーフレタスとミズナとサラダケールをちぎってサラダに。ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたら爽やかで美味しい! 新たな発見でした。葉野菜は、いろいろな種類をいっしょに使うと、食感や味の違いを楽しめます。
レシピはこちらから
ツナと玉ねぎの醤油漬け
塩もみをするかレンジで加熱して玉ねぎの辛みをとって、ツナと調味料と和えるだけ。そのまま食べたりサラダに入れたり豆腐にのせたりと万能に使えます。3日ぐらい冷蔵庫で保存できるので、疲れて簡単なお料理さえつくりたくない平日の備えにおすすめです。
レシピはこちらから
2週間後を楽しみに。紅大根のお漬物
新型コロナウイルスで世の中が大きく変化しはじめていた4月。2週間後の未来のために外出を控えましょう、今の行動が未来を変えます、と言われるたび、実感が湧かないな、と感じていました。家で過ごすこの期間を楽しむために、漬物をつくってみることに。紅大根を切って漬けて、だんだん水分が出てきて、プリっとしてくる、そんな変化を毎日観察していました。2週間後に美味しい未来がやってくる、そう思ってちょっぴり前向きに過ごせた気がします。
レシピはこちらから
「名前のないごはん」で大丈夫
私が毎日お料理をして食べているものを振り返ってみると、冷蔵庫にある野菜を切る、オーブンで焼く、電子レンジでチンする、いくつかの調味料を加える、それでできあがりの名前のないごはんばかりです。
がんばって手の込んだものをつくってみたこともあるけれど、毎日はできない。仕事で疲れてなにも食べたいものが思い浮かばない日は、とりあえず切って加熱して醤油でも塩でもかけてみる。それで十分じゃないかな、と思っています。平日ごはんは気負わず楽しく。そうすればきっとつづけられるはず。
小さなキッチンのおいしい暮らし Vol.6
株式会社坂ノ途中
「100年先もつづく、農業を。」をコンセプトに、農薬や化学肥料に頼らず育てられた農産物を販売。約300件の提携農家から野菜を仕入れ、全国へ宅配している。自社農場「やまのあいだファーム」の運営や、アジアのスペシャリティコーヒー「海ノ向こうコーヒー」の販売も行う。
Online Shop https://www.on-the-slope.com/shop/
Instagram https://www.instagram.com/sakanotochu/
twitter https://twitter.com/saka_no_tochu
facebook https://www.facebook.com/sakanotochu
出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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