CULTURE & LIFE
今、こけしとマトリョーシカが熱い!心踊る、伝統工芸の世界へようこそ
これほど多くの“こけしとマトリョーシカ”を見たことがあったでしょうか。
店内に入ると、日本の伝統こけしとロシア製のマトリョーシカ、オリジナルや限定の泥人形など、普段あまりお目にかかることのできない人形がずらり。圧巻という言葉がぴったり。
よくよく見ると、よく似ている日本の伝統こけしとロシアのマトリョーシカ。
それもそのはず、歴史的にも深い繋がりがあるのだそう。
木形子=こけしは約120年前の江戸末期に作られ、その後マトリョーシカが作られたのだそう。元々は、入れ子式になっている箱根の“七福神の組子こけし”をモデルに、ロシアでマトリョーシカが生まれたというのだから驚き。
今では、“飾るもの”というイメージがあるこけしとマトリョーシカ。そもそもは、ぬいぐるみやお人形遊びのような“子供のおもちゃ”だったのが始まり。昔はどの家庭にも必ずひとつはあるものだったとのこと。たしかに、祖父母の家にもこけしがあったような記憶が・・・。
写真家詩人で店主の沼田元氣さん。お母様がロシアで生まれ育ったことから、小さい頃に家にあったのが、こけしではなく、マトリョーシカだったのだとか。
そんなルーツから、ロシアと日本の友好を願いつつ、ひとつひとつ手仕事から生まれる、唯一無二の表情が魅力のこけしとマトリョーシカの専門店「コケーシカ」を2009年にオープンしたのだそう。
お店のプロデュースの他にも、マトリョーシカ研究家の沼田さんが率いるロシアのマトリョーシカ工房への見学ツアーの開催(年に一度ほど)や、なかなか知ることができない東北発祥の“こけし”の産地や職人についての魅力がたっぷり詰まっている“こけし時代”という雑誌まで出版しているというから、すごい。こけしやマトリョーシカへ興味が湧いた方は要チェック。
この時期、人気なのはクリスマスマトリョーシカ。
ツリーを開けるとサンタが、サンタを開けるとスノーマンが!私も可愛さに魅了され、ひとつ購入。大きなツリーが部屋に飾れない!という方も、少しのスペースで何倍も楽しめるクリスマスマトはとてもおすすめ。
マトリョーシカの木地とこけしの白木地を、ロシアと日本の職人さんへそれぞれ交換して作ってもらった、ここでしか出会えないオリジナルの“マトコケシ”や“コケーシカ”もかわいい。
ひとつひとつ見ていくと、自分にぴったりのお気に入りの子に出会えるはず。
今年のクリスマスギフトは、こけしとマトリョーシカはいかが?
「コケーシカ」
住所:鎌倉市長谷1-2-15
tel:0467-23-6917
open:11:00~18:00
close:火・水・木
アクセス:JR「鎌倉」下車(徒歩15分)、江ノ電「由比ヶ浜」下車(徒歩5分)、京急/江ノ電バス共に「長谷東町」下車(徒歩1分)
Facebook:コケーシカ鎌倉 Kokeshka
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illustration&text:ERI KAIFUCHI
◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より
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