CULTURE & LIFE

余白をつくって、質感にこだわる。そして暮らすことで生まれるあたたかみを楽しんでいらっしゃる二人暮らしの1LDKを拝見しました。
動線を意識して広く見せる
sou さんが二人暮らしをされているのは、築20年、45.98㎡の1LDK。
お部屋の決め手となったのは、壁が塗装であることや、天井の高さ、そして低い位置にある特徴的な窓があったことだったそう。

リビングは13畳ほどで、ベッドルームは5.6畳。お部屋のテーマは、余白と質感だそうです。
「デザインとしてはシンプルで、人によっては寂しいと感じてしまうようなものが多いと思うんですけど、麻や木の質感だったり、観葉植物を置くことであたたかさも補っています。また、愛猫がいることでお部屋の雰囲気もより暖かく感じます。どうしても過ごしていると生活感は出てきてしまうので、その余白を楽しみつつ、でもしっかり、肌触り、手触り、視覚的にもあたたかい、質感のある家具をテーマにしてお部屋をつくっています」

リビングの入り口から対角線上にある角まで視界をしっかり抜けさせることで、お部屋に入った時に広く見える工夫をされています。細いフレームの家具で下側の圧迫感を減らしたり、床を見せるなど、「余白」を意識することもポイント。

この横長の窓のある眺めがsou さんのお気に入り。ソファに座るとちょうど視線が横長窓と同じ高さになり、外との境界線がなくなるような感覚に。「おうちのインテリアも見えつつ、外の景色も見えて。天候や季節によって、外ってこんな感じなんだなっていうのを家の中でも感じられるというのが魅力的だなと思っています」

素敵な景色が見えるソファは、フリッツハンセン PK31のリプロダクトのもの。深めでリラックスできるソファだとリラックスしすぎてしまうと考えたそう。座面が浅く、姿勢を正して座れるものを、と選ばれています。

「デザイナーのポール・ケアホルムが好きで、作る家具だけではなく、哲学的にもすごく素敵な人だと思っていて、それでどうしても欲しかったんです」とsou さん。憧れの大人である松浦弥太郎さんがPK31のソファを使っていることも選ばれた理由に。
「基本的に、リビングを構成しているダイニングテーブル、デスク、ソファで過ごすのがおもなライフスタイル、動線になっています。作業をして、ソファで小休憩、また作業に戻る。ダイニングテーブルでご飯を食べて、ソファで休んで、お風呂に入る。そういう生活の繰り返し。コーヒーもすごく好きで、毎朝コーヒーを入れて目を覚ましつつ、植物に水をあげて、猫と遊ぶ。平和な朝だな~という感じですね」
本物の素材にこだわる

初めて家具にのめりこむきっかけになったというのがこちらのデスク。似たデザインで名作の家具はあったものの、海外のものなので大きすぎたそう。インターネットで似たデザインのものを見つけることができました。「真ん中のクロスしている部分が、主張は強くないけど個性もちゃんと出してくれているんです。それがいいなあって思いますね」

家具好きな人から聞かれることも多いというワゴンは、イタリアのアイリス社で製造されていたもの。「本当にたまたまリサイクルショップを巡ったときに一目惚れして買ったもの。家具ってあんまり衝動買いできないし、物も増やしたくないという思考だったんですけど、それでも衝動買いしてしまいました。シルバーのフレームと木の質感と、デザインとしても静かだけど洗練されていて、全て揃っているのでもうその場で即決でしたね」

お部屋の収納は少なめ。収納を工夫する中で、ものを減らすことによって大切なものが残ることに気づいたそうです。「洋服を見に行って、無駄遣いをしてしまうこと多かったんですけど、1着1着にかける思いが増した気がしますね」

素敵なお部屋をつくるためのルールは二つ。ひとつめは統一感。木、無彩色、シルバーと、3つの素材感や色を中心に構成。本革・麻など、肌触りの良さであったり、視覚的にも立体感を感じられることも意識されています。プラスチックのものは極力置かないようにしているというのもポイント。

ふたつめは、ものとものの余白、距離感。動線だったり、視覚的な部分のストレスを減らしていくことも大切にされています。
ひとつひとつはシンプルでも、本物の素材にこだわり、植物を置くことで、あたたかみも感じられるsou さんの二人暮らしのお部屋。暮らすことで出てくる生活感を、お部屋につくった余白の中で、猫と一緒に楽しんでいらっしゃるのがとても印象的でした。
sou さんの Instagram アカウントはこちら
https://www.instagram.com/_s__room__/
text : おにぎり / photo : @_s__room__
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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