CULTURE & LIFE

国内や海外を自由に旅する旅好きたちに、旅のコツや、旅が暮らしに与えた影響についてお聞きします。今回は、団地で暮らす旅好きミニマリストが、「旅に持っていかないもの・必要なかったもの」についてご紹介します。
書いた人:田村美葉
旅に出やすく暮らすことをテーマに物を減らした結果、団地で暮らす旅好きミニマリストとして活動中。シンプルで合理的な暮らしを目指しています。
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旅行ガイドブック
これはここ数年で急激に「持っていかなくなった」ものです。理由は「旅行中に見ることがほとんどない」から。以前は紙のガイドブックを何冊か買って、取り外しできる付属の地図を握りしめて街歩きをしていましたが、今では Google Map で行きたい場所にたどりつけますし、ホテルやレストランを選ぶときも、Google Map の口コミを参考にしたほうが失敗が少なくなりました。

ガイドブックがなくても、GoogleMapの星の数や口コミを参考にすれば、有名店・人気店にたどり着けます。こちらはシカゴに着いてから、「そういえば、シカゴなんだからシカゴピザが食べたい!」と思い探して訪れた「シカゴピザ発祥の店」。
国内旅行のときは、「絶対行きたいめあての場所」を数箇所決めたら、あとはもう現地に行ってしまって、駅に入っている観光案内所に寄ってパンフレットをもらうことが多いです。知らなかったおもしろいスポットが見つかったり、「観光モデルコース」で観光にかかるおよその時間がわかったり、便利な1日乗車券などの情報を得ることができます。
海外旅行のときは、同じく「めあての場所」を決めて、あとは入場料のある本屋「文喫」に1日こもって情報収集をします。国内にいる間に行きたい場所のスポットを Google Map にすべて登録し、オフラインにダウンロードしておきます。

去年ドイツ周遊の旅で訪れて感動した「フェルクリンゲン製鉄所」。近代の産業遺産として世界で初めてユネスコ世界文化遺産に登録された場所ですが、かなり辺鄙なところにあります。ドイツは2週間つかって広域の周遊をしましたが、GoogleMapで調べさえすればマイナーな行程でも自分で予定が立てられるようになり便利になりました。
重い本を持ち歩かなくなって物理的にかなり身軽になったのに加え、ガイドブックに頼って「載っている場所を順番にめぐる」旅をしていたときよりも自由に旅を楽しむことができるようになりました。
代わりに、スマホをなくす・盗難に遭うと旅が終わりになってしまうため、海外に行くときなどはスマホを2台持っていくようにしています。
現金・財布、なくすと困る貴重品
現金も、最近の旅では「ほぼ必要がない」ものです。現金しか使えない場面が減ったということに加えて、現金だと盗難にあってもなんの補償もないので避けています。
台湾に母と二人で旅行に行くときに「予備の現金10万円」を持っていこうとしていたので、慌てて止めました。海外では特に、クレジットカードで買い物をしたほうが現金を持ち歩くよりはるかに安全ですし、ATMを使えばクレジットカードからでも現金が引き出せます。国内の場合、現金しか使えない場面もまだありますが、コンビニに行っておろせばいいだけ。

海外に行くときは現金をほぼ持たないので「財布」も持っていきません。スマホサイズのサコッシュに、パスポート・クレジットカード・スマホを入れて、肌身離さず持ち歩いています。また、スマホで支払いができるようにしてあるので、クレジットカードは予備。取り出す機会もほとんどありません。
現金以外に「なくしたら困るもの」も、旅行に行くときにはなるべく持っていかないようにしています。高級腕時計やブランドもののバッグなども、狙われる的をつくることになるので持っていかないほうがいいですし、高価ではなくても思い入れのあるジュエリー、服など、なくしたくない・汚したくないものは持たず、チープでいつでも手に入るものを身にまとうようにしています。

最近気に入っているのは、GUで買える590円のアクセサリー。ラフな格好でもアクセサリーを加えるとある程度ちゃんとして見えます。
大きなスーツケース
以前は70リットルぐらいの大きなスーツケースを持っていて、それほど荷物が多くないときでも、「行きは半分空にしておいて、残りの半分にはお土産を詰めて帰ってくる」というようなことをしていました。重い本や雑貨などを買いすぎて、飛行機で荷物を預ける際に重量オーバーになり四苦八苦したり。
アメリカに2週間の旅に出たときに、LCCを使って複数都市をまわる計画をたてていて、荷物を預けた場合の時間のロスやロストバゲージが気になり、「機内持ち込みサイズ」のスーツケースで行ってみよう、というチャレンジをしました。
そのときには着替えを1日分しか持っていかなかったので毎日洗濯する必要があり、なかなか乾かなかったりと若干苦労したのですが、「長い旅程でも、機内持ち込みサイズでなんとかなる」経験をしたことから、大きいスーツケースは手放してしまい、それ以来、海外旅行は「38リットル」サイズのスーツケースで、国内旅行は「30リットル」サイズのバックパックで旅しています。
左が海外旅行用の38リットルのスーツケース、右が30リットルのバックパック。海外でスーツケースを選ぶのは「しっかり鍵がかけられる」ことと、「空港での取り回しの良さ」から。国内では「コインロッカー小サイズ」でも預けやすいバックパックを使っています。

機内持ち込みサイズでもわりといろんなものが入ります。今はアメリカ旅での反省を活かし着替えは「4日分」が基本。ドライヤーやトラベルクッカーなども海外旅行のときは持っていきます。
大きなスーツケースで旅をしていたときよりも、荷物を厳選して持っていくようになり、お土産も「絶対にほしい」と思うもの、「ここでしか手に入らない」と思うものだけを買うようになりました。
以前は雑貨屋さんをめぐってたくさん買い物をしていましたが、あとから「日本でも買えたな」と思ったり「なんでこれ買ったんだろう……?」と思うこともよくありました。「海外で買い物をする」ということ自体が一時的な娯楽となっていて、本当にほしいものではなかったと感じます。
今は、たくさんのものを買うより、本当に行きたい場所に行って、そこでしか見られない景色を見る、経験をすることのほうが楽しく、自分にとって大切だと感じています。
text & photo : 田村美葉
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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