CULTURE & LIFE
「おしゃれな人のルームツアー」企画では、FUDGEにまつわる素敵なあの人の部屋にお邪魔して、ルームツアーを開催!「部屋」はその人の好みや性格を表す場所でもあり、普段見ることのできない場所だからこそ気になるところ。インテリアのこだわりや収納術、生活のアイデアなどをぜひ参考にして、あなたも自分だけの心地よい暮らしを叶えて!

第20回目にはモデルであり、アーティストとしても活動をする茉夜マドレーヌさんが登場。パリと東京の2拠点で活動する彼女が東京で創作活動用に構えるアトリエはどんなお部屋?
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ずっと思い描いてきた、自由でカラフルなアトリエ。

「絵を描いたりアイデアを形にするため、白くて明るい空間が欲しくって。昨年からアトリエを持ち始めました。このアトリエはブランドを手掛けている母と共有していて、空間いっぱいに作品や色彩が自然と溢れています。私にとっては小さな“自由とアートの空間”のような存在で、ずっと思い描いていた理想の場所でもあります」
もともとの間取りは1LDKですが、マドレーヌさんはドアを外してひとつの大きな空間として使っています。

「光がたくさん入るのでとても開放的で、自由に制作ができる場所になっています。ここで過ごす日の朝は必ずコーヒーとトーストから始まります。音楽を聴きながらゆっくり朝食をとる時間が、制作に向かうためのスイッチになっていますね。夜は料理をすることが多いので、その日の気分でテーブルをスタイリングするのが好きです。ご飯の味だけでなく、色や景色まで楽しみながら、何気ない日常を少し特別なものにしたいと思っています」
遊び心あふれるインテリアは、偶然出会ったものばかり。
お部屋づくりで参考にするのは、海外アーティストのアトリエや住空間。映画のインテリアにも注目しているようです。


「特にヌーヴェルヴァーグ映画に出てくるインテリアが好きです。遊び心があって、アイデアに溢れた空気感につい惹かれてしまいます。また、自分にとって意味のあるものに囲まれて過ごすことを大切にしています。旅先で出合ったものや、その時々のインスピレーションを思い出させてくれるものなど、部屋にあるモノひとつひとつに小さな記憶や感情が宿っているような空間が好きです」

そんなマドレーヌさんは、部屋の真ん中にある大きなテーブルを囲む時間がお気に入りの様子。テーブルは制作をするための作業台でもあり、夜には家族や友人と食事やおしゃべりを楽しむ場所にもなるようです。
「このテーブルを囲むと、創作と会話が自然とつながるんです。そうそう、赤いキッチンもお気に入りですね。彼が作ってくれた暖簾には遊び心がたくさん詰まっていて、この場所らしさを象徴している気がします」

家具やインテリアは旅先や蚤の市で見つけているようです。
「計画的に探すというより“偶然の出会い”を大事にしています・自分をインスパイアしながら、唯一無二のアトリエを作っていきたいんです」
部屋の中でも特にお気に入りのアイテムはモロッコの大きなラグだと言います。

「グラフィックがとても美しい。強い存在感がありながら、不思議と温かさも感じられるところが好きです」
日常を少し特別にしてくれる3つのもの
また、アトリエで過ごす日々を彩る、3つのアイテムを教えてくれました。
〈Ceramichi (セラミチ)〉の花瓶

「オブジェのような存在感があり、お花を入れていないときでも好きです。花瓶としてだけでなく、キッチンでは菜箸を入れることも。自由に使えるところがお気に入りです」
ヴィンテージのお皿

「フランスの蚤の市で見つけました。形やイラストに遊び心があって、食事の時間がより楽しくなります」
アンティークのグラス

「こちらも同じくフランスの蚤の市で見つけたもの。光の入り方がとても綺麗で、毎朝のコーヒーの時間を少し特別なものにしてくれます」
日々の大切な記憶を作品に閉じ込める。
「私の作品は、家や小さな日々の瞬間をテーマにしているものが多いんです」とマドレーヌさん。ご自身の作品も見せてくれました。

「幸せに感じた瞬間を、ただ過ぎ去るものとしてではなく、絵として残していく感覚が好きで。自分にとって大切な記憶を、小さなコレクションのように集めている感覚に近いかもしれません」
アトリエで過ごす時間こそ、作品づくりに欠かせないもの
「今後はもっと植物を増やして、季節を感じながら自然と共存しているようなアトリエを作っていきたいです」と話すマドレーヌさん。これからやってみたいことも教えてくれました。

「もっと海外で展示や制作をしてみたいです。旅をしながら新しい景色や文化に触れて、そのときに感じた空気を作品や空間づくりに落とし込んでいくことが理想。日常そのものを、もっと豊かで美しいものにしていけるような活動を続けていきたいと思っています」
そして……。とマドレーヌさんは続けます。
「アトリエは作品を制作するだけの場所ではなく、自分らしく呼吸できる場所だと思うんです。誰かとご飯を食べたり、会話をしたり、音楽を聴いたり。そんな時間も含めたものが、私にとっての“制作”なのかもしれません」

茉夜マドレーヌ
アーティスト、モデル
フランス、パリ出身。絵画や空間づくりを通して、“家”や“日常の幸福”をテーマに作品を制作。
Instagram:@maya__madeleine
text_Hasagawa Nozomi
edit_Yanase Rei
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