「おしゃれな人のルームツアー」企画では、FUDGEにまつわる素敵なあの人の部屋にお邪魔して、ルームツアーを開催！「部屋」はその人の好みや性格を表す場所でもあり、普段見ることのできない場所だからこそ気になるところ。インテリアのこだわりや収納術、生活のアイデアなどをぜひ参考にして、あなたも自分だけの心地よい暮らしを叶えて！

真似したくなる小物の収納術と、素敵なインテリア雑貨で彩りを加えたお部屋

第三回目は、デザイナーであり、FUDGE.jpにて「ささやかですてきなもの」の連載を行っている大谷有紀さんのお部屋にお邪魔しました。今回は小さなアクセサリー、小物類の収納術や、お部屋を彩る花の飾り方をご紹介。

大谷さんは、自身が手がけるショップ〈2e CHESTS〉や、花屋〈forager〉で定期的にヴィンテージ花器のポップアップを行っています。ここで登場するヴィンテージの器や花器は、その買付の際に、国内外で見つけたものだそう。小さくもお部屋に素敵な存在感を与える器にも注目です。

 

収納術①：毎日に身につけるアクセサリーは、見せる収納で可愛く飾る

「一軍的ヘアアクセサリーやピアス、ブレスレットはヴィンテージのお皿に並べて、選びやすいよう、お部屋の見えやすい場所に置いています。見た目も可愛いアイテムなので、出しておいても気になりません。ピアスを乗せている小さなお皿は、八木麻子さんのガラス小皿です」

つい散らばりやすいアクセサリー類ですが、使いやすいさとインテリアとしての可愛さを活かしたアイデアが光ります。

 

収納術②：まるで宝箱のよう。箱を巧みに使った小物の収納術

〈IKEA〉の木箱には、小ぶりなピアスやネックレス、おおぶりのアクセサリーまで、それぞれアイテムごとに分けられた箱がまとめて収納されています。

 

お菓子の〈DEMEL〉の箱を開くと、そこには小さなアクセサリー類がずらり。中もさらに箱で仕切られており、ゴールド系、シルバー系、色ものなど、カテゴリーに分けて収納されています。まるで宝石箱を開けたような感覚になれそうですね。

 

ブローチやコサージュも小さな箱に詰められています。箱の蓋には、中に何が入っているのか一目で分かるようアイテム名を印字したシールが貼られています。

 

〈無印良品〉の収納ケースに入っているのは、コーディネートのアクセントになりそうなタイツや靴下。

「色ごとに分けることで、コーディネートするときにスムーズに選べます」

 

ヴィンテージの花器や作家さんの陶器で個性を加えた花のある生活

ヴィンテージの花器に生けた色とりどりの花が、玄関に愛らしい彩りを添えています。ヴィンテージならではの、低く幅のある花器は、さまざまな花でボリュームを持たせるといっそう華やか。

 

こちらは、作業スペースの足もとを飾る花。部屋の雰囲気に合わせた色合いで、作業中も癒されそうですね。

 

ヴィンテージの一輪挿しが2つ、そのほか可愛らしいオブジェやスノードームが飾られているのは、食卓脇に置いてあるというミシン台。花を含め、全体的に色味が統一されており、愛らしくも洗練された雰囲気が漂います。

「ミシン台のモザイクタイルが気に入っていて、この上を飾りスペースにしています」

 

ひと際キュートな存在感を放つのは、陶芸家である増田光さんの陶器。ドリンクが入っていたお洒落な瓶や、マグカップを活かすという工夫も、ぜひ真似したいですね。

「どれも展示会（Scisuscia）の時に生けてもらったお花を持ち帰って部屋に飾りなおしたときの様子になります。花を飾る際のルールは特にないですが、玄関は靴棚が濃いめの色なのでお花も少し強い色のものを、作業場のほうは全体が白っぽい雰囲気なので、お花も柔らかい色を置くことが多いです」

 

お部屋のアクセントとして取り入れたいインテリア

リビングには、真鍮を使ったきらきらと輝くゴールドのモビールが吊るされています。

「ソファーに座ったときに見える位置に吊ってあり、くつろいでいるときにくるくると回転している様子を見るのが好きです。こちらはモビール作家、橋本忍さんのものです」

 

レースの付け襟やチョーカー、エコバッグなどをかけているシロクマのフックは〈ZARA HOME〉のもの。

「キッズコーナーで一目惚れして買いました」

お部屋にさり気ない遊び心が生まれますね。

 

大谷さんのこだわりとセンスが感じられるアイデアが満載でした。お部屋の小さな部分まで自分らしく整頓したり、好みの飾りを加えることで、何気ない日常が一層充実すること間違いなし。ぜひ暮らしのアイデアとして参考にしてみてくださいね！

 

大谷有紀

職業：デザイナー
1981年福井県生まれ。2007年東京藝術大学大学院視覚伝達研究室修士課程修了後、株式会社資生堂宣伝部制作部入社。2016年よりフリーランスのデザイナーとして幅広く活動中。主な仕事に、Ponte Vecchio、RMK、ラフォーレ原宿、ANTIPASTなどのアートディレクション、ほぼ日、mina perhonen、KINTO、Zoff、ne Quittez pasとのコラボレーションなど。現在開催中の「ムーミンコミックス展」「創業200周年記念フィンレイソン展」アートディレクター も務める。
Instagram：@yuki_ootani

 

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