CULTURE & LIFE
ワンルームのお部屋は、1Kや1LDKのお部屋と比べると家賃は抑え気味なのはメリットです。しかし、キッチンとリビングスペースが一緒になっているから、インテリアを楽しむのは難しそうという印象を持っているかたも多いのでは?ワンルームのお部屋で自分らしいインテリアを思いっきり楽しんでいる方を紹介します。
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■ROOM1. 15.6㎡のワンルームで夢を叶えるインテリア
バッグデザイナーとしてご活躍されているリネンさんのお住まいは、15.6㎡、約7.5畳のワンルーム。小さな空間に、作業をするためのアトリエスペース、ベッドルーム、リビング、ダイニングと、全ての「ほしいもの」を詰め込んだお部屋です。

窓際の明るい場所にはベッドスペース、ソファを置いたリビングスペース。クローゼットが小さいため、ベッドとソファの下には無印良品の収納ケースを置き、オフシーズンの衣類などを置かれているそう。

奥には、ミシンなど作業に必要な道具を置いたアトリエスペース。

小さなキッチンには、おけるサイズのテーブルが見つからず、テーブル足を購入し、天板をカットしてもらって小さなダイニングテーブルを自作。

「買ってよかった」という「DRAW A LINE」は、照明としてはもちろん、ドライフラワーを吊り下げたりと、小さなお部屋で大活躍。
小さな空間に「ほしいもの全部」を詰め込んで、ノスタルジックな世界観の素敵なお部屋をつくられていたリネンさん。狭いからと諦めず、工夫やアイディアでこんなふうに暮らしてみたい、と憧れるお部屋でした。
リネンさんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/linen_hana/
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■ROOM2.家賃4万円のワンルーム。8畳一人暮らしのインテリア
まひろさんが一人暮らしをしていらっしゃるのは、家賃4万円の築35年のワンルーム。よくある1K・ワンルームのように、玄関を入ると廊下やキッチンがあるのではなく、入るとすぐに開放感のある居室につながっているちょっと変わった間取りに惹かれて、一人暮らしのスタートにこの部屋を選ばれました。

お部屋の広さは8畳ほどで、日当たりの良さも気に入っているポイント。とても静かな環境で、窓の外には大家さんが手入れしてくれている緑豊かなお庭が望めます。

ご飯を食べたり、自宅でのお仕事もされるサークルテーブルは、一番の眺めの良い場所に置かれています。
必要最低限のものでの暮らしを心がけていらっしゃるというまひろさん。部屋にテレビは置かず、洋服なども少ないため、部屋に置かれている主な家具は、ダイニングテーブル、チェア、そして窓際のいくつかの植物だけ。
家賃はなんと4万円とかなりミニマムなものの、ゆとりがあり、小さいけれども落ち着いて過ごせる、あたたかな空間をつくられています。

部屋の主役は、ダイニングを優しく照らす「VL45ラジオハウスペンダント」。1940年代にデンマークの国営ラジオ局のために、デンマーク人建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンがルイスポールセンと共同で製作したもの。

この照明に合わせて、曲線のデザインが特徴的なものをと選んだチェアは、アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」。テーブルは「かなでもの」で購入。

シンプルでやわらかさのある北欧デザインの家具や、来歴にそれぞれ思い入れのあるストーリーのあるアイテムを大切に、最小限のもので豊かな空間をつくられていたまひろさん。小さな部屋でも、ゆったりとくつろいで暮らすためのヒントをもらいました。
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■ROOM3.秘密基地のようなロフトスペースがある1R・18㎡のインテリア

東京で初めての一人暮らしに日和さんが選ばれたのは、大きめなロフトの秘密基地感と、憧れだったウォークインクローゼットのあるお部屋。
日和さん:探し始めた頃は、条件が多すぎてなかなか良い物件が見つかりませんでした。そのため不動産屋さんに紹介されたなかで住まいを見ていき、現在の住まいに決めました。ロフトにウォークインクローゼットのある内装はもちろん、角部屋で風が入りやすいところも良かったですね。

おうち作業のベースとなっているこのデスクですが、なんと日和さんが自作で作られたもの。
日和さん:地元の家具屋さんで購入したボックスの色合いにぴったりの木材をホームセンターで見つけて購入しました。作業面が広い分、使いやすいですね。

日和さん:一階が玄関で二階がキッチン・リビング、ロフトが書斎に寝室と縦に長い物件なので、何をするにも気合を入れて体を動かさないといけないのは正直、面倒に感じることも多いです。
ただ、逆にワンルームでありながら生活空間が完全に分けることが出来ているとポジティブに考えるようにしています。
スペースとしてはもちろん、それぞれ何をするための空間なのかを明確に使い分けられることでメリハリのある暮らしをお部屋から作られていました。

柄物の壁紙が貼られていたロフトスペースに対して、キッチンダイニングスペースは白い壁が中心のシンプルな空間。こちらもロフトと同様に、紙ものや雑貨で空間を楽しまれている様子が随所にうかがえます。

料理が好きな日和さんにとって、キッチンも大切なスペースのひとつ。どうしても諦めきれなかったと話す2口コンロに、日常的に使うキッチン用品はオープンに収納されています。

日和さん:引き出しなどの収納がなかったため、全部ぶら下げてしまえ!と調理器具をとにかくぶら下げられるだけ、ぶら下げました。意外と油飛びも気にならなく、使いやすくて見た目もお気に入りです。鉄の土偶とレオンのミトンがいいアクセントになっていると思います。

また衣類収納もドア有りのウォークインクローゼットで料理の匂いが洋服に移らないのも嬉しいところですね。

日和さん:家に持ち帰りたいと思うほどの“お気に入り”は、なかなかすぐに見つかるものではないので、ゆっくり時間をかけてストーリーのある“お気に入り”達を集めつつ、今の家を好きで溢れさせたいですね。
初めてのコンパクトなお部屋で、自分が好きな暮らしを少しずつ育んでいこうとされている日和さん。現在のお部屋はもちろん、その先にあるより理想の大きなお部屋まで、これからのお部屋づくりも楽しみです。
日和(biyori_room)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/biyori_room/
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