CULTURE & LIFE

新生活が始まるこれからの季節。春から二人暮らしがスタートする方も多いのではないでしょうか?どんな間取りのどんなインテリアにするか、悩みどころ。参考にしたい素敵な暮らしをされている二人暮らしの先輩のお部屋を紹介します!

■ROOM1.縦型スタンダードなお部屋をテイストと収納アイテムの工夫で楽しむ。1LDK39㎡ 二人暮らしのインテリア

シンプルな縦型のお部屋をスポット毎にテイストを変えながら楽しむ暮らし。使う収納アイテムや色合いを意識することでより自由に楽しく、安心できるお部屋づくりについてお話を伺ってきました。

いろんなテイストをスペースごとに楽しむ

「いろんなテイストが好きなので、場所ごとになんとなくテーマを設けて楽しんでいます。トイレは台湾・アジアっぽく、窓際は家具に合わせてミッドセンチュリーな感じ、キッチンはシンプルナチュラルになど。エリアごとにテイストを変えると部屋の印象が散らかりそうですが、不思議と統一できてるかなと思ってます」

キッチン家電はテーマと合わせてカラーもレンジが黒いことを軸に色を合わせて購入。「キッチンの黒色家電トリオは見た目と機能が良いのを時間をかけて探しました。差し色も似ていたり、並んでいる姿が可愛くて気に入っています」

リビングの飾り棚は定期的に見直しを行いながら、お気に入りが並ぶスペースに。ここに並んでいるものはどれも好きだといえるこだわりのものばかりなのだそう。

シンプルなリビング収納とは対照的に、洗面所はアジアンテイスト。お友達からのプレゼントや旅先で購入されたものが色鮮やかに並んでいます。空間的にはここが結構一番ごちゃごちゃしているんですが、すごく気にいっています」

おうち時間を楽しむソファまわり

コロナ禍になっておうち時間が増えてたことから購入されたソファを中心にリビングスペースは憩いの空間になっていました。「ソファは一人掛けのものに憧れがあったのですが、おうち時間が増えた分、二人並んで座れたらと考えるようになりました。今使っているソファは、安価にも関わらず座面が広くて、デザインも気に入っています。休日の二人並んでゲームをしたり、ソファから見る雑誌や小物が並んでる景色も好きですね」

​​次に住むならたくさんの光が入る、明るく広い家でと話されながらも、好きが詰まっている今の住まいにはお二人の生活がしっかり馴染んでいるように見えます。これからお部屋を楽しまれていくなかで、住まいの変化を見るのが楽しみですね。

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■ROOM2.ナチュラル&韓国スタイルで楽しむ16畳の広々リビング。二人暮らしの1LDKインテリア

16畳の広々リビングのある1LDKに、二人とワンちゃんとの暮らし。韓国風インテリアのテイストを取り入れた、ナチュラルで可愛らしいリビングには、真似したくなるポイントがたくさんありました。

ナチュラルスタイルで統一する16畳のLDK

miyuさんがお二人+ワンちゃんと暮らしていらっしゃるお部屋は、少し広めの1LDK。賃貸でもペットOKだったこと、そして16畳と広いリビングがあることが、お部屋の決め手になったポイントです。ナチュラルなスタイルで統一されているLDK。「ポップな感じやナチュラルな感じなど、いろいろあるけど、ひとつ選ばないとごちゃごちゃしてしまうので、一番自分が好きだなと思うスタイルを選びました。部屋に置くものは、ただ可愛いから買うのではなく、お部屋に置いたときに浮いてみえないかどうかを考えて購入しています」

こちらは無印良品のシングルベッドを2つ並べたベッドルーム。帰ってきた時に落ち着ける空間になるようにとこだわってつくられた、お気に入りの空間です。

クッションカバーは、自分で好きな柄の布を買ってきて作ったものも多いそう。Instagramで見つけて購入したウォールシェルフも、もっと明るかった木の色を、部屋に合うように100円ショップの塗料で塗装したのだそう。小さなポイントもこだわることで、お部屋全体の統一感が高まります。

テレビボードは壁から少しはみだしていたため、今はこんなふうにうしろに布をかけて目隠しにされています。

韓国風インテリアのテイストを取り入れる

韓国風インテリアのお部屋に住んでいる人や、韓国のインスタグラマーをフォローされているというmiyuさん。自分の好きな感じのイメージを見つけたら、お部屋に取り入れていくのだそう。丸い木の箱は、韓国で流行っているシェーカーボックス。収納もできて写真映えもするので重宝しているアイテムだそう。

本を入れているカゴはsalut!で購入。プチプライスでも木の素材のものを選ぶのも、韓国インテリアのポイントですね。

気になる部分には自分で手を加えてナチュラルなスタイルの統一感をつくられているmiyuさんのお部屋。どの角度からみてもかわいいポイントがたくさんあって憧れる空間でした。

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■ROOM3.シンボルツリーに見守られるダイニング。DIYで賃貸らしくない住まいを目指す二人暮らしの2LDKインテリア

多くのDIYとシンプルな色合いのルールを駆使して、賃貸に見えないような住まいを作られているちいさなふうふさん。お二人のお部屋に散りばめられたDIYとお部屋づくりの工夫についてお話を伺ってきました。

決め手になったキッチンをより居心地良く

結婚をきっかけにお二人が住み始められたのは、主要な駅からも1駅とアクセスの良い2LDKのお住まい。決め手はずばりお二人が好きな料理が楽しめるキッチンでした。「最初はデザイナーズ物件を探していたんですが見つからず。不動産屋さんに相談して、5件ほど内見をした中で、​​今の部屋が一番キッチン周りが広かったのが決め手でした。二人とも料理が好きなので、キッチンの広さはかなり重視していました」

決め手となったキッチンはその空間作りもしっかりこだわられていました。剥がせる壁紙で落ち着いた色合いを背景色に、インダストリアルな収納棚を設置。この棚はご主人が前の住まいにDIYで作られたものなのだそう。「前の家では、普通の棚として使っていたのですが、引っ越して、キッチンに置いてみるとサイズ感がちょうど良くてそのまま使っています」

DIYで賃貸に見えない住まいづくり

ご主人のDIYはキッチンのみならず、その他の空間でもたくさん見ることができます。DIYで「一般的な賃貸物件」感を無くすようにしていますと話されるように、作り上げられた空間は元の白のクロスが広がっている物件とは異なるものになっていました。

最近DIYで好みの雰囲気に変えられたというのが寝室。グレーの壁紙で落ち着きのある空間になっています。「夜はここで、二人でベッドに寝そべりながら、プロジェクターで映画鑑賞をしている時間がたまらなく好きです」プロジェクターはXGIMI HALO。見た目もカッコよく、室内でも持ち運びしやすいお気に入りのアイテムだそう。

「テーブルの間から植物を出すというデザインもすごく気に入っています」遠目だと木が生えているように見える作りはお二人が足を運んだカフェで見たものを再現されたもの。取材時は春前で落葉していましたが、季節によっては緑が生い茂るのだそう。

「お休みの日に、一緒に出来るところは二人で、徐々に賃貸らしさを減らして、使い勝手は良くなるようなDIYを施していきました。洗面台など、まだ取り組めていないところもあるので、これから着手出来ていないところもDIYを進めていきたいですね」

色合いのルールをまもる

「家具はダークブラウン、家電は黒に統一して、部屋全体にまとまりを持たせています。そのため、こうした色合いが無い商品に関しては購入することが少ないです」料理好きなお二人がお菓子作りに必要だった泡立て器も、目についた商品が白色しかなく、見送られたのだとか。

引っ越し時についていた白のシーリングライトも黒のダクトレールに付け替えて使用。このように色のルールを決め、それをしっかり守ることで物を新しく加える検討を行いやすくするとともに、完成度の高い空間が作られていました。

より良い暮らしを、住まいを一緒に考えながら自ら行動することで進められているおふたり。現在の住まいで出来ることも理想の住まいへのイメージもさらに磨かれていく中で、どんな暮らしが生み出されていくのか、また数年度、その変化を見に伺いたくなるお部屋でした。

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■ROOM4.アンティークを中心に、花と香りで暮らしを整える。二人暮らしの2LDKインテリア

こだわりのアンティークと日々の暮らしを整える香りを中心に、ご家族から引き継がれた大切な習慣である花のある暮らしで、住まいの変化を楽しむ。仕事も暮らしも充実した日々を過ごせるお部屋についてお話を伺ってきました。

花は暮らしの大事なパーツ

間取りも立地も良い、現在のお部屋は間取りを見るのが好きな彼氏さんが見つけて、すぐに内見を決めた物件。55.6㎡の2LDKです。想定よりも良い間取りを、よりゆとりある空間へと変えられていました。「最初は寝室とリビングを分けたくて1LDKの間取りで探していたのですが、この物件は2LDKでした。ただリビングは広く取りたいという思いもあり、部屋同士の仕切りを外して広い1LDKとして活用しています」

「​​季節のお花を飾ることは、母から受け継いで大切にしている暮らしの習慣の一つです。平日は仕事でほぼ家の中にいるため、外になかなか出ない日もあるのですが、季節の移り変わりを感じることができ、ほのかな自然の香りを取り入れられる点でとても気に入っています」「お花そのものの存在はもちろん。住まいに取り入れることは、部屋を綺麗に保つためにも一役買ってくれていると感じています。お部屋が散らかっていると、お花が全然似合わなくなってしまうので、きれいに整えようとするモチベーションにもなりますね。お部屋の雰囲気も変えられますし、気分も上がるので、これからも大切にしていきたい習慣です」

お花と同様に大切にされているのが香り。リビングで使われているapothekefragranceのプロダクトたちにお店で使ったことをきっかけに購入を即決されたというPALOSのハンドソープと好きな香りを住まいで多く使われている様子が伺えます。「コロナ渦で、仕事がほぼ在宅勤務となり、良い部分もある反面、仕事とプライベートの切り替えや、仕事中のリフレッシュが難しくなりました。そのちょっとした解消として、飲み物を充実させること、大好きな香りもののアイテムをたくさん置くようにしています」

スペースを活かした収まりの良いワークスペース

内見の時に見つけられたのが、LDKと区切られた1室の奥にあった棚スペース。コンセントも使い勝手の良い位置にあったことからmonacaさんはワークスペースとして活用されていました。「私がほぼ在宅のため、この空間があったのは本当に良かったです。ダイニングテーブルもあるんですが、この空間の収まりがとても良くて、彼も在宅の時は会議に合わせて交代に使ったり、並んで一緒に使ったりしています。空間の中でも奥まったスペースにあることもあり、LDKからは視界に入らないのが良いですね」

アンティークのインテリアが映える空間

余白を十分に持たせたシンプルな空間だからこそよりその存在が映えるのがアンティークのインテリアたち。住まいにあるものはどれも、この住まいになってから揃えられたものなのだそう。「一人暮らしの時は、IKEAを中心にモダンな雰囲気のお部屋でした。アンティークのインテリアにも関心はありましたが、購入することはなかったですね」

中々出回らないお気に入りのアーコールチェアを1脚ずつ時間をかけながら探していかれたそう。4つそれぞれ個性があって愛着が湧きそうですね。

キッチンには同様のデザインで耐荷重量の大きなものを採用。賃貸の限られたスペースだからこそ。高さを活かした収納が加わると使い勝手も良さそうです。

リビングからもお気に入りを1つ。デザインが特徴的なG-PLANのコーヒーテーブルは、定番のサイズから住まいに合わせたあえてサイズを落としたものから選ばれたそう。「リビングの印象を変えるものなので、大型のインテリアの中でも一番最後まで時間をかけて検討していきました。リビングの中心にある家具としてすごく気に入っていますね」

仕事も日々の暮らしも充実した環境づくりをされているmonacaさん。今の住まいをこれからもっと楽しんでいく中で、育まれる思いや集められたインテリアから今後、どんなお部屋に繋がっていくのか、今からとても楽しみです。

→このお部屋が気になる方はコチラの記事をチェック!

 

■ROOM5.仕事もインテリアも充実の住まいで暮らしを発信。2LDK 48㎡、二人暮らしのインテリア

リモートワークが浸透してきた機会に、住居としてだけではなく職場としても考えて住居を選ばれた二人暮らし。日々の生活もインテリアも楽しめる空間でYouTubeを通して暮らしを発信もされているNIKOさんこだわりのお部屋づくりについてお話を伺ってきました。

インテリアと緑でリラックス出来る空間づくり

現在の住まいはNIKOさんが自宅でも動画編集などご自身の活動に集中出来るようにと選ばれた空間。「コロナ禍での引っ越しというのと、お互いリモートワークというのもあり、“自宅兼オフィスとして心地いいか”というのがお部屋選びの基準でした。カフェなどで作業をするのも良いのですが、毎日のことなのでランニングコストを考えたら、予算よりも1〜2万円高くても部屋が別れていて、お互いにストレスにならないような空間づくりをしたいという気持ちで今のお部屋を選びました」

インテリアはもちろん納得の行くものを吟味。当初購入されたテレビボードはサイズやキッチンカウンターの色合いと相性が悪く。行き着いたのが韓国からBUYMA経由で輸入したラタンのチェスト。「住まいの収納が少なく、隠す収納を活用せざるをえない中で、見た目も納得のいくものを様々なサイトを回遊しながら見つけました」

「このチェストの上には、お気に入りの物しか置かないと決めていて、季節のお花を生けたりしてディスプレイを楽しんでいます。このチェスト自体も珍しいデザインでとても気に入っています」ディスプレイされている中でも、Marshall ワイヤレススピーカーはお気に入りのアイテムの1つ。「韓国のVloggerさんの動画を見て一目惚れして購入。レザー加工もホワイトなので重すぎず、充電式なので好きな場所に持ち運べます。ギターアンプメーカーだからこその良い音質で音楽を楽しめるのも気に入っています」

リビングは植物も有効活用して空間を演出。納得行くまで粘られた植物の存在が光ります。「植物購入時は届いてから印象が違うということがないように、事前に写真を送ってもらって確認してから購入するようにしています。特に観葉植物のドラセナは購入を考えはじめてから様々なお店を周り、お店から入荷シーズンに取り寄せてもらったエピソードのあるものになっています」

温かみのある色で統一感を出す

お仕事も動画制作もお家で行われているNIKOさん。住まいが仕事場であり、スタジオであるからこそ、お部屋づくりは色合いも意識して取り組まれていました。「統一感を出すために、なるべくブラウンやイエローなど温かみのある色で揃えるようにしています」「アイテム単体で見ると、そうした統一感などの判断が難しいので、お部屋づくりの最初はPinterestなどで海外のインテリアのコーディネート事例から整理をしました。気に入ったものをGoogleのスプレッドシートに並べて比較し、そこでのお気に入りをブラッシュアップして、BUYMAやAmazonを経由して海外のものを輸入したりもしています」

リビングと自室が完全に分断されないように、木の色合いでリンクさせていると話されていたのがunicoのラタンヘッドボードのベッド。「他の商品を注文しかけていたところに、偶然SNSで見かけたことから決め直したインテリアです。温かみもあるけど、今っぽいデザインがお気に入りでまさに理想のベッドフレームでした。リビングのチェストとも素材がリンクしていて、おうち全体に統一感が出ているところもお気に入りです」

作業スペースは集中出来る環境を目指して白中心で作成。「仕事をするデスクはなるべく気が散らないように色もホワイトで統一しました。韓国インテリアも好きなのでマットなホワイトが中心になっていますね」それぞれの用途に合わせた色選びが印象的なNIKOさんの住まい。何のためのスペースでどうなりたいから空間はどうつくると良いのか逆算で整理していくことが大切なんだなぁ。

チャレンジしやすいプチDIYで愛着の湧くキッチンづくり

NIKOさんが動画内でつくられている美味しそうな料理たち。それらが生まれているキッチンもまた、ひと工夫が光る空間になっていました。「女性でもチャレンジしやすい範囲のプチDIYでひと手間加えたことにより愛着が湧き、更に好きな場所になりました」壁はタイル柄のウォールペーパーを貼って、海外のキッチンのような見た目に。

コーヒーグッズやちょっとしたお菓子など、毎日使うようなアイテムは見せる収納で。無印の壁につけられる家具棚を活用されていました。

毎日使われる空間だからこそ、使う際に自分の気分が上がる空間づくりを目指したいところ。機材や作業工程の多いものではなく、気軽に出来るところからまず初めて見るのが良さそうですね。

日々の暮らしから私たちでも参考にしやすいものを発信し続けられているNIKOさん。取り組まれてきたものを今後は他のスペースでも取り組んでいけるように進められていました。「キッチン同様にデスクの壁紙賃貸でも貼れるものでチャレンジしたいと思っています。まだまだスペースを有効活用できていないところも多いので、活用していきたいですね」NIKOさんの感性を通して作られていくお部屋とともに、そこからどんな体験があり、私たちのもとへ発信がされていくのか。自分の住まいづくりの参考に、今後も楽しみなお部屋でした。

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出典: goodroom journal 

記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)

デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。
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