CULTURE & LIFE

 

《ライオンに化けたロバ》1957年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

現在、東京ステーションギャラリーでは、北欧・フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュックの作品展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」を、6月16日(日)まで開催中です。

 

 

《ヴェネチアの宮殿:リアルト橋》1953年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

本展は、北欧・フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュックの多彩な仕事を網羅する展覧会。日本でルート・ブリュックの作品展が開かれるのは今回が初めて。約200点のセラミックやテキスタイル作品が一堂に展示されます。

 

Photo ©Hayato Wakabayashi

 

Photo ©Hayato Wakabayashi

 

Photo ©Hayato Wakabayashi

 

Photo ©Hayato Wakabayashi

 

ルート・ブリュックは、名窯アラビアの専属アーティストとして約50年にわたり活躍し、初期の愛らしい陶板から、膨大なピースを組み合わせた晩年の迫力あるモザイク壁画まで、幅広い作品を手がけました。

 

ルート・ブリュック|Rut Bryk (Photo: Tapio Wirkkala)

1942 年より、アラビア製陶所・美術部門の専属アーティストとし て活動。版画の技法を応用して独自の釉薬や型の技術を開発し、51 年のミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞。60 年代からタイ ルピースを組み合わせた抽象的で立体的な作品へと移行し、市庁舎、 銀行、大統領邸などの大型インスタレーションを手がけた。

 

重厚でエレガントな釉薬の輝きと、独自の自然観にもとづく繊細な図や形態は、今も多くの人々を魅了し続けています。

 

今回は、約200点のセラミックやテキスタイルなどを通じて、その多彩な仕事を一堂にみることができます。初期と後期でドラマティックに変わる作風の謎、たしかな伝統技術に裏打ちされた細やかな凹凸による動きなど、会場で実物の作品を見ると、画面や写真ではわからなかったいくつもの発見があることでしょう。

 

《蝶》1957年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵

Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art

©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《スイスタモ》(部分)1969年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《都市》1958年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《黄金の深淵》1969年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《母子》1950年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《蝶たち》1957年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《色づいた太陽》1969年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

《結婚式》1944年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 

ブリュック没後20年、日本 フィンランド外交樹立100周年の2019年春。「明るく、かわいい」印象で語られがちな「北欧・フィンランド」のイメージを刷新する展覧会。今知った人も、気になっていたけれどまだ足を運んでいなかった!という人も、ぜひ、チェックしてみて。

 

また、今回は、本展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」の開幕に合わせ、ブリュックの長女で現代アーティストのマーリア・ヴィルカラによるインスタレーション「心のモザイク――ルート・ブリュック、旅のかけら」の特別展示も。

 

これは、2016年に、フィンランドの首都ヘルシンキに隣接し、同市に次いで二番目に大きな都市エスポーにある、エスポー近代美術館で展示された「心のモザイク」の日本版であり、ブリュックが残した膨大なタイルを並べて、ブリュックの作風の変遷をたどっていくというもの。日本版では、タイルを並べる台座として、日本で古くから収納として用いられてきた茶箱を使用し、日本で組み立てられました。

 

「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」に足を運んだ際には、こちらも合わせて観覧してみてくださいね。

 

 

「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」

期間:開催中〜2019年6月16日(日)

時間:10:00~18:00(金曜 〜20時)※入館は閉館の30分前まで

会場:東京ステーションギャラリー

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1

入場料:一般 ¥1,100、高校・大学生 ¥900 中学生以下無料

WEB:https://rutbryk.jp

 

 

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