CULTURE & LIFE

暖かく心地よい風が感じられ、すっかり春らしくなってきたこの頃。桜の開花も間近となり、週末や休日には外出する人も増えているのでは?

そんな、これからの時期におすすめしたい、桜とアートを同時に楽しめるアートスポットをお届けします!

 

自然に触れながら春のアートを体感しよう!

皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園など国内有数の桜の名所エリアに位置する東京国立近代美術館にて、春にちなんだ催し「美術館の春まつり」が3月17日(金)~4月9日(日)に開催されます。桜をはじめとする春らしい作品が展示されるほか、お花見も楽しめます!

注目は、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる所蔵作品展「MOMAT コレクション」。この作品展は、13000点を超える所蔵作品の中から選りすぐりの約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けてさまざまな切り口で紹介しています。

 

昨年の展示風景 撮影:三嶋一路

 

所蔵品ギャラリー(4-2階)の一室にはピンクの花びらが目にも鮮やかな船田玉樹の『花の夕』をはじめ、雨にけぶる吉野の桜が抒情的な菊池芳文の『小雨ふる吉野』、桜の絵を得意とした跡見玉枝の『桜花図屏風』など、日本の情緒溢れる華やかな屏風作品が勢ぞろいします。

作品を近くでじっくり眺めたり、遠くから全体を眺めたり、いろいろな角度から楽しむことで見え方や捉え方も変わってくるでしょう。展示室内には椅子が用意されているので、ゆったりと腰かけながら作品を鑑賞することも可能です。

 

船田玉樹『花の夕』1938年

 

菊池芳文『小雨ふる吉野』1914年 左隻

 

菊池芳文『小雨ふる吉野』1914年 右隻

 

また、館内各所には洋画家の藤島武二による『匂い』や、フランスの画家ポール・セザンヌによる『大きな花束』など、花を描いた作品も多数点在するので、春らしい作品を探しながら鑑賞するのもおすすめです。

アート観賞に合わせて、小花柄のワンピースをコーディネートに取り入れて春らしく装うと、より展覧会が楽しめるかも!

 

藤島武二『匂い』1915年

 

ポール・セザンヌ『大きな花束』1892-95年頃

 

「東京国立近代美術館70 周年記念展 重要文化財の秘密」も同時開催!

2022年12月1日に開館70周年を迎えた東京国立近代美術館。それを記念して、企画展「東京国立近代美術館70 周年記念展 重要文化財の秘密」が同時開催されます。

明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会となっており、今でこそ「傑作」の呼び声高い作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるまでに至ったのかという、美術史の秘密にも迫ります。有名な作品の裏にはどんな秘密が隠されているのか……今しか観覧できないこのチャンスはぜひお見逃しなく。

また、年に一度、春の時期にのみ公開している川合玉堂『行く春』は、本企画展にて展示されます。春にふさわしい華やかな作品なので、こちらもチェックしてみて!

 

桜を見ながら季節のメニューを味わおう!フレンチのシェフによる特別なお弁当も用意

昨年の前庭の様子 撮影:三嶋一路

 

前庭にはお花見を楽しみながらひと休みできるお休み処を用意。フランス料理シェフ、三國清三がプロデュースするレストラン「ラー・エ・ミクニ」による、特製お花見弁当や筍のムサカ(グラタン)をはじめ、桜色のロゼスパークリングワインやドリンク各種などのテイクアウト販売も充実。

散策や鑑賞のひと休みに、美味しいお弁当やドリンクを楽しみながら癒しのひとときを過ごしてみてはいかが。

 

特製お花見弁当
※画像はイメージです。実際の内容は異なる場合がございます。

 

筍のムサカ

 

お土産にもぴったり!春らしいオリジナルグッズも勢ぞろい

ミュージアムショップでは、桜や花の作品をあしらったチケットファイルやマスキングテープ、マグカップなど、春らしいオリジナルグッズを販売。お家でもアート作品に触れられる、ここでしか手に入らない特別なグッズはお土産にもおすすめです。

 

都会の真ん中でありがなら自然豊かなエリアに位置する東京国立近代美術館は、最上階の休憩室「眺めのよい部屋」で皇居の緑と丸の内ビル群のパノラマ・ビューが一望できるので、疲れた体をひと休みするのにもぴったりの空間。桜とアート、どちらも味わえるから丸一日楽しめること間違い無し。

多彩なコンテンツが盛りだくさんの東京国立近代美術館「美術館の春まつり」に訪れて、春をめいいっぱい満喫しよう!

 

「美術館の春まつり」

会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
アクセス:東京メトロ東西線「竹橋駅」(1b 出口)徒歩3 分
休館日:月曜日(ただし3月27日は開館)
開場時間:10:00~17:00(金曜・土曜は20:00まで)いずれも入館は閉館の30分前まで
※同時開催の企画展「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」は9:30開場
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEB:https://www.momat.go.jp/extra/2023/springfest/
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、開催内容、開館時間等が変更になる場合がございます。最新情報は美術館ウェブサイトにてご確認ください。

 

所蔵作品展「MOMAT コレクション」
期間:2023年3月17日(金)~5月14日(日)
会場:4-2F 所蔵品ギャラリー
観覧料:一般500 円、大学生250 円(金曜・土曜の17 時以降は一般300 円、大学生150 円)※高校生以下および18 歳未満、65 歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料。
※所蔵作品展入館当日に限り、コレクションによる小企画「修復の秘密」もご覧いただけます。

■MOMATガイドスタッフによる「所蔵品ガイド」
日時:2023年3月21日(火・祝)以降の火・木・土曜日 14:00~/15:00~(各日2回)
ギャラリーにて、ガイドスタッフが選んだ所蔵作品3点程度を対話を交えて鑑賞する所蔵品ガイド。春まつり期間中も開催しています。
※申込不要、参加無料(要観覧料)。
定員:各回5名程度 13:00より、1F インフォメーションで当日両回の整理券を配布

■同時開催「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」
期間:2023年3月17日(金)~5月14日(日)
※川合玉堂『行く春』は3月17日(金)~5月1日(月)に展示
場所:1F 企画展ギャラリー
観覧料:一般1800円、大学生1200円、高校生1000円
※「重要文化財の秘密」観覧料で、入館当日に限り、所蔵作品展「MOMAT コレクション」、コレクションによる小企画「修復の秘密」をご覧いただけます。

 

FUDGE CHOICE

  • サムネイル
    PR
    おしゃれでクリエイティブな...
  • サムネイル
    PR
    《カフェ キツネ》の新アイコ...
  • サムネイル
    PR
    私の相棒デニムは《ナル ファ...
  • サムネイル
    PR
    《DAMD》と一緒なら、街乗り...
  • サムネイル
    PR
    《リーガル》で見つけたFUDGE...
MORE MORE
サムネイル
PR
おしゃれでクリエイティブな彼女の「マイルール」とは? モデル長澤メイが明かすライフスタイルのこだわりと、最旬ヘアスタイル
サムネイル
PR
《カフェ キツネ》の新アイコン「バリスタフォックス」が登場!シックでパリらしいイラストをのせたグッズや、春の新メニューをチェック
サムネイル
PR
私の相棒デニムは《ナル ファクトリー》
サムネイル
PR
《DAMD》と一緒なら、街乗りもアウトドアもお茶の子さいさい!
サムネイル
PR
《リーガル》で見つけたFUDGEガールのマストハブシューズ3選。店頭イベントも開催中!
サムネイル
PR
春に持ちたいバックはどれ?容量がたっぷり入る《ミルクフェド》のバック6選
サムネイル
PR
デニムがぼくらのユニフォーム
サムネイル
PR
【ルミネ立川 × FUDGE】春のカラフルコーディネートを見つけに行こう。 ルミネ立川でコラボイベントも開催!
サムネイル
PR
季節の変わり目は髪色からチェンジ! 2024 春夏のトレンドヘアカラーコレクション
サムネイル
PR
可愛いあの子は《ヒュンメル》のスニーカーが相棒。毎朝の靴選びも楽しくなくちゃね。
サムネイル
PR
《リーガル》と《FUDGE》のコラボが完成!スニーカーのように履けるタイムレスなレザーシューズ
サムネイル
PR
仁村紗和が着る《ミー イッセイ ミヤケ》の春の服 me ISSEY MIYAKE with Nimura Sawa
サムネイル
2024年の春アウターはこんな気分!お手本コーデ20選をチェック
サムネイル
白ボトム?チノパンツ?デニムじゃない日のパンツコーデ【FUDGE FRIEND 1週間コーディネート】
サムネイル
美容師が認める市販シャンプー15選!ドラッグストアで買える本当に良いシャンプーはどれ?
サムネイル
春先取りな“トレンチコート”スタイル5選。品があって定番デニムにも合う優秀アウター【TOKYO SNAP】
サムネイル
【3月の服装は?】上旬・中旬・下旬別のお手本コーデ10選
サムネイル
春に着たい、大人の“ロングスカート”スタイル8選!今すぐ取り入れたいお手本コーデをチェック【マイスタンダードブックまとめ】
サムネイル
ベージュのコートにやっぱり似合うのは、濃紺のストレートデニムなのです。【FUDGE 4月号連動企画-ど真ん中・デニム-No.001】
サムネイル
リビングボードを中心に。北欧ヴィンテージの暮らしを楽しむ2LDKインテリア 【私らしく暮らす】

PRESENT & EVENT

サムネイル

編集部から配信されるメールマガジンやプレミアム会員限定プレゼント、スペシャルイベントへの応募など特典が満載です。
無料でご登録いただけます。