愛知県蒲郡市の新名物!地元愛の詰まった材木屋さんのバウムクーヘンKUSU KUSU BAUM【旅するデザイナーがおすすめするお土産たち!】 | コラム | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

CULTURE & LIFE

 

旅と想いや歴史を感じるお土産が大好きで、皆さんにもご紹介したいと思いはじまりました。デザイナーのrumiです。

 

木をこよなく愛する材木屋さんが生み出した蒲郡の新名物!KUSU KUSU BAUM

2022年秋に愛知県蒲郡市にオープンした「KUSU KUSU BAUM」。こちらのバウムクーヘンのパッケージに一目惚れし、お土産に購入。きっかけはパッケージでしたが、中身もこだわりと本気が詰まったバウムクーヘンでした。

 

KUSU KUSU BAUMは、実は蒲郡の地で100年という長い歴史を誇る材木屋さんが新事業として立ち上げたお菓子屋さん。木のことを知る材木屋さんだから年輪のあるバウムクーヘンね!と納得。

スクスク育ったクスノキと、クスクス広がる笑い声、元気な森にありがとう。

そんな絵本のようなキャッチコピーを掲げ、KUSU KUSU BAUMはオープンしたのです。クスクスと幸せな笑い声が年輪とともに広がるように、「ありがとう」の気持ちを込めて、焼き上げているのだそう。お店も木材の倉庫をリノベーションしたとてもおしゃれな空間。

 

今回購入したのは、蒲郡市の花「つつじ」のパッケージがかわいい「しっとり米粉チーズ」。

 

軽やかなメレンゲをベースにしたしっとり食感のチーズ生地に、光沢感のある滑らかなチーズをコーティング。しっとり、もっちり、しっかり、ツヤツヤ!まるでチーズケーキのようなバウムクーヘンです。

 

トロリと溶けたチーズが絵になります!

バウムクーヘンの生地には東三河地区の山田農園さんの稀少米「ミネアサヒ」を使用。粒は小粒で丸みと光沢があり、甘みもあるのが特徴です。「ミネアサヒ」を店内で製粉し、大切に使っています。製粉したばかりの「生」米粉でつくるバウムクーヘンはしっとりふわふわになるのだそう。みんなにやさしいグルテンフリーのおやつです。

 

また、生地に加えているのはお店から歩いてすぐのところにある竹本油脂謹製「太白胡麻油」。蒲郡が誇る、老舗製油会社の逸品。生搾り・無香性の太白胡麻油は、他の素材の風味を引き立て、食感を良くしてくれます。バターは冷えると固まる性質があるため、生地が冷めると少し締まって固くなってしまいますが、液体油脂である太白胡麻油は焼成前も後も同じ状態。冷めてもしっとりふわふわな状態が続くというのです。

このツヤ、この密度。食べ応えも◎。とても丁寧に考えて作られている様子が伺え、感動です。地元愛のつまった蒲郡の新名物、誕生です。

 

日本いちユニーク!?あふれる「おさかな愛」と心温まる「クリエイティブ」が光る水族館

KUSU KUSU BAUMから徒歩約6分の場所に、日本いち個性が光ると言われる水族館があります。その名も「竹島水族館」。もともと水族館が大好きで、日本中の水族館におじゃましていますが、ここまでユニークで手作り感のある心温まる水族館は見たことがありません。

 

素朴な雰囲気が漂い、ちょっと入るのをためらうかもしれませんが、中は充実しています!実はしばらくの間赤字が続き、閉館の話が出たこともある竹島水族館。スタッフが知恵を出し合い、今のようなユニークなスタイルの水族館になったのだそう。

 

そしてついに黒字化に成功!2024年10月にパワーアップ&リニューアルオープンし、これまで日本で4番目に小さな水族館でしたが面積が2倍になりました。地元三河湾のお魚をはじめ、常時約500種の魚を展示。とくに深海の生き物は全国ナンバー1レベルの展示種数なのだそう。竹島水族館でしか見られない生き物もいます。

 

入ってすぐに見られるのが、今回新設された超巨大水槽!、、、ではなく、程よい大きさの水槽。

 

深海に生息するタカアシガニを下から見ることができます!

 

そしてこちらが今回新設されたカピバラさんのお家!、、、ちょっとポツンと寂しそうですが、この素朴な展示も竹島水族館ならでは。

なんといっても、竹島水族館名物の手書き解説がこちら!ほとんど担当飼育員が手作りで作成。科学的な事や勉強的なことは少なく、ダジャレも仕込まれていたりと、ワイワイ楽しく読めるようになっており、この解説がSNSでも話題となっています。日本いち解説が読まれている水族館として紹介されていることもあるのだそう。

 

館内はほのぼのとした雰囲気で、ゆっくり生き物たちを見ることができます。

 

年齢を問わずどんなかたでも楽しめます。なんといっても入館料が他の水族館と比べて安いので長い間地元の方から愛されていて、最近は全国からもお客さんが来るのだそう。

 

裏通路のようなところを歩いていると、突然目の前にアシカが登場!こんなところでアシカショー!?練習中なのか、とにかく近いことに大興奮。体操選手もびっくりな体感の持ち主。

 

すぐ足元まで来てくれて触れそうです。大きめのワンちゃんのような感じです。

 

そして私のイチオシゾーン「さわりんぷーる」。海の生き物が触れるタッチングプールです。他の水族館にもヒトデや小さな魚を触れるタッチングプールはよくありますが、ここの触れる生物は一味も二味も違います。オオグソクムシ、タカアシガニ、イガグリガニ、ナヌカザメなど、なんと深海生物に直接触ることができるのです!

 

 

春休みは飼育員さんの愛情あふれる水族館に、ぜひ足を運んでみてください。

 

身近な日本の軌跡と奇跡。旅するデザイナーrumiのInstagram。
@find_rumi

 

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