CULTURE & LIFE
2024年になりました。
2022年後半から2023年にかけて、それまでは「不運が続く人っているんだな」と私ごと(わたくしごと)として捉えていなかったようなことが我が身に降りかかり、そんな中で気づいたことを綴ってみます。
不運というものは、自業自得なのかどうかは、判断の難しいところもありますが、知ることで防げるなら、進んで実践するということは、後悔をしない生活にもつながるだろうと。
ことの発端は、骨折。健康診断でも骨密度は問題なく、運動もしていたので、骨折という事実は奇想天外、青天の霹靂でした。健康診断の骨密度検査は、検査をする場所によって結果が変わってくるということを知りました。
健康診断でわからなかったこと
年に一度の健康診断では、DXA(デキサ)法という、2種類のエネルギーの異なるX線を照射して測定器に腕を置いて骨密度を測り、若年(20歳から44歳)の平均値と比較する方法でした。しかし、実際、加齢ともに骨折が心配になるのは、背骨や大腿骨が骨粗しょう症が原因で骨折する部位なので、健康診断の結果に安心している場合ではなかったのでした。わたしの場合、数年前にストレスからガクンと体重が減ったこと(10キロくらい)、運動をしなくなっていた時期が重なり、「体力なくなったな」という実感はあったのですが、健康診断の結果は「問題なし」だったので、たかを括っていたところがありました。
若い女性は、ダイエットがいつも身近にあり、無理な食事制限と背中合わせで生活している人も多いのかなと思います。自分に最適な体重管理はとても良いことですが、「痩せている=かっこいい」ではないと思うので、ダイエットで痩せたわけではないですが、痩せたことでそこから先の人生にある影響を気にしないと健康的ではないということを実感しました。
さて、まず起こった不運が、「大腿骨骨折」です。駅のホームで転んだだけなのに。不幸中の幸いだったのは、綺麗に骨折したから、骨がつくのは早かったのですが、完治までに1年かかりました。何より、身に降りかかった「大腿骨骨折」をインターネットで調べると、「高齢者の骨折」という情報がほとんどで、完治しないかもしれない、元に戻ることはない、というようなネガティブな情報ばかりで、お先真っ暗でした。病院の先生に聞いても、明確な回答はなく、「わたしの脚は、どうなるんだろう?」という不安しかない状態でした。
この骨折を機に、入院していた病院で、詳細な骨密度の検査をしたら(腕ではなく、大腿骨の骨密度をDXA法で測定)したら、骨粗しょう症認定となりました。(骨密度が70%以下)さらに衝撃的なのは、病院の医師に治療法を聞くと、「骨粗しょう症は治りません」ということでした。一度下がった骨密度は回復することは困難で、食事・運動・薬でそれ以上の低下を抑えるしかないということです。骨折から2週間の入院で、怪我をした方の脚の筋肉がか落ちてしまって、お尻の左右差が酷く、痛みもなかなか引かないので、スポーツトレーナーに相談をし、筋トレで筋力を回復することに専念することになりました。
食事では、手遅れ感はあるものの、カルシウムをとることを心がけて、何10年がぶりに牛乳を飲み始め、運動では筋トレとウォーキングや水泳を定期的にするようにして、骨の健康維持に必要なビタミンDの摂取のために、日光を浴びることを心がけるようにしています。日焼けはお肌の大敵ですが、顔は日焼け対策をバッチリして、腕や脚については日焼け止めを塗らず、1日30分程度太陽の下を歩くように努めています。一度できてしまったシミやソバカスは、美容医療や化粧品でなんとか回復可能ですが、骨は弱くなったら回復不可能という事実は重いですね。
厚生労働省が昨年公開したコンテンツがあります。参考にしてみてください。
健康診断でわかったこと
昨年の健康診断で、「便潜血」で二次検査を受けるようにという結果が出て、二次検査(大腸内視鏡検査)を生まれて初めて受けることになりました。
女性の場合、乳がんと子宮頸がん検診を受ける人は多いと思いますが、大腸がん検診については案外見過ごしている検査だと思います。驚くことに、大腸がんは、女性の死亡原因で大腸がんは1位です。
結果的に、検査で取れなかった大きさのポリープがあったので、2泊3 日の入院でポリープ除去手術を受けて、病理検査の結果も問題なくほっとしたのですが、考えるとろがありました。
女友達と話していて、大腸内視鏡検査をしたことがあるかと聞いたら、「恥ずかしいからしたことない」という人がほとんど。しかも、便秘で日常的に薬を服用している人も多く、驚きました。便潜血は痔によるものと大腸の出血の区別は一般的にはできないので、便秘であると見分けられないリスクがあります。腸活という言葉を聞くことも多くなりましたが、本当に大切だなと思います。
さて、大腸内視鏡の検査については、大腸を空っぽにして、カメラをお尻から入れて検査で、だいたい想像できると思います。大腸を空っぽにするためには下剤(1 時間半ほどかけて約2リットルの検査薬)を飲み、看護師さんによるトイレで便の状態チェックがあり、OKだったら検査が始まります。検査の後は少し休んで終了です。
病院や検査機関で異なると思いますが、おすすめは麻酔をして、痛くなく検査ができるところを選ぶことです。それと、大事だなと思ったのは、大腸ポリープ切除手術が適用となる医療保険に入ることです。健康診断で大腸内視鏡検査をして、ポリープを切除する場合、保険適用で2万〜3万円(注:病院によって異なります)かかりますし、検査の時に取れない大きさのポリープがあった場合は入院手術になるので、さらに費用がかかります。幸い、医療保険に入っていたので、給付金の支払いがあって、助かりました。
大腸がんは、女性の死亡原因の1位ですが、検査を受けていない人が多いのも原因だと思います。検査を受けることで、もしポリープがあればポリープを切除して、切除したポリープの病理検査で問題なければそれで安心できるし、もし、がん化した細胞が見つかれば、治療が始められます。気づかずに手遅れになることほど残念なことはないので、新しい年の始まりに、女性の皆さんには、是非、健康診断で大腸内視鏡検査を受けて欲しいなと思います。
余談ですけど、わたしが大腸内視鏡検査を受けた病院では、検査の3 日前から食事制限、切除後1週間も食事制限があり、一回の検査で2キロくらい痩せて、しかも、腸の動きがとてもよくなりました。そして、毎朝、自分の便と向き合う時間を持つようになりました。これは、不調に気づきやすくなる習慣のひとつです。
朝は、仕事に出かける準備で忙しくて、トイレにゆっくりいっている時間もないという女性は多いと思うので、全てを調子良く回していくためにも、今年やることのTo Do Listに大腸内視鏡検査を入れてみはいかがでしょうか。
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