kiitos.

【わたしのrytmi(リトミ) vol.3】

なぜ、こんなにも心が落ち着かないのだろう

電車に乗り、辺り一面を見渡す。
ほとんどの人が四角い小さな画面と、にらめっこ。

私もそのひとりのはずなのに、なぜか全員が揃って下を向いている光景が異様に映り「これが、本当に豊かな時代?」と自分にもう一度ゆっくり問いかける。

私たちがいま生きている時代は便利なものがあふれていて、心は満たされ、本来ならしあわせを感じる人が多いはずなのに、なんだか最近はずっと雲行きが怪しい……。

束の間の移動時間で、いつか買いたい洋服や靴を探すのももちろん、楽しい。現実と少し距離を置くためにゲームをすると、確かに頭が軽くなる。けれど、たまにはそのスマホ時間を本に変えてみたり、まわりを見渡しながら、素敵な人を探してみたりするとどうだろう。

かわいい赤ちゃんと目が合うと、それだけで、心がほっこりする。目の前に杖をついた人が現れたら、少し照れくさいけれど、勇気を出して「座りますか?」と声をかけてみる。こういう日々がきっと、私たちの生き方を豊かに、やわらかく、変えていく。

便利さの裏側で、私たちが手放してきたもの

いつからだろう?
SNSがまるで通報システムのように誰かの足を引っ張るような仕組みになったのは……。そんなことが頭をよぎりながらも、その一方でSNSは楽しいと思う自分もちゃんといる。

四角い画面の向こう側には全世界から発信されている情報が私たちを待っている。まるでどこにでも行けるピンクのドアを手にしたように、いままで行ったことのない景色を眺めることだってできるし、自分にはないものを持っている人たちが素敵に暮らしている場面だって見ることができる。

ただ、あらゆる情報が交錯するその場では、ふいに傷つく言葉や悲しい世界があらわになることもある。自分を守る術を身につけていないと、何が本当で、何が嘘かも一瞬でわからなくなる、混沌とした社会がそこには共存している。

現実は、誰かのしあわせと自分のしあわせを比べる時間が毎日のように私たちを追いかけてきて、自分に足りないものを常に突きつけられる気分になる。
気づけば、誰かのテンポに合わせて息をして、本当は疲れていることにも、立ち止まりたいことにも、気づかないふりをしていた。
そんな日々が続くと、心と身体のリズムは、静かに乱れていく。

「マイペースでいい」と教えてくれた一曲

14歳で不登校になって「適応障害」と診断されてから、よく聴いていた曲がある。それは、SunSetSwishの『マイペース』。

学校に行けなくなり、家に引きこもるようになった私に母が買ってきてくれたCDがこの曲だった。

本を読む体力さえも失った私に「音楽なら、聴いているだけだから気分転換になるでしょ?」と、母のやさしさに触れたときは泣きそうだった。先生や学校、世の中の誰もが敵だったけれど、家族が自分の命を認めてくれた瞬間。のちに大学時代の恋人が同じCDを持っていて「これって、運命かもしれない」と思ったこともいまとなっては、ゆっくり振り返られる思い出になっている。

リズムが乱れた日、取り戻せた時

いまの時代を生き抜くために必要なのは、きっとどんなときも「自分のリズム」で生きること。
心や身体の声に正直に生きていくこと。つらいときは情報社会との接点を一時的に断って、自然に触れる。ゆっくり呼吸するだけでもいいし、「何もしない」ために旅に出るのもいい。カフェのテラス席で、日が沈む瞬間をただ待っている、そんなニュートラルな時間も現代では尊いものになった。

あえてスピードを落とし、自分自身をゆるませて乱れたペースを元に戻すこと、それが自分のリズムで生きることだと思うのだ。

今日のひとり会議

生きづらい時代ほど、どんなときもマイペースで、自分のリズムで。

Q1 マイペースを保つためのオリジナルルーティンは?
Q2 自分にとって「心豊かな人生」って、どんな日々?

どんなときも、あなたのリズムで生きていってほしい。
そんな切なる私の願いが、rytmi(リトミ)の言葉を通して届きますように。

山口恵理香

山口恵理香
『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)6刷2.5万部を達成中。
『あなたらしく生きるための「ひとり会議」ノート』(徳間書店)『不登校だった私が売れっ子webライターになれた仕事術』(自由国民社)/心を整える文房具屋さんSelf0を運営。おひとりさま会議用紙がロングセラー商品に。

X:@Ericactive811

Shop:selfmeeting.base.shop

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