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フェムテックとは
フェムテック(Fem Tech)とは、Female(女性)・Technology(テクノロジー)の略語で、現代のテクノロジーを駆使して、女性の健康にまつわる課題を解決するためのサービスやプロダクトのこと。近年、海外での市場が急速に拡大し、日本でも盛り上がりを見せてきている。
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複雑なメカニズムを持つ女性の身体。それも一生を通して変化していくため、個人差があり、ゆらぎを感じるのは当然のことです。自分の中で起きていることについて松村圭子先生が教えてくれました。
女性ホルモンと自律神経は影響しあっている
女性ホルモンには妊娠の手助けをするプロゲステロン(黄体ホルモン)と女性らしさをつくりあげるエストロゲン(卵胞ホルモン)と呼ばれる2種類のホルモンがあります。自律神経も大脳の視床下部という部分でコントロールされているため女性ホルモンと自律神経はお互いに影響を及ぼしやすく、ホルモンの分泌を司る脳下垂体は視床下部のすぐそば。
女性ホルモンと自律神経は互いに整った状態が理想ですが、月経のある女性は、月経周期内でプロゲステロンとエストロゲンの分泌のバランスが変化するため、身体の状態や精神に変化が現れやすいのです。
月経周期内でホルモンバランスが変化する
月経期・・・体温が下がって血行が悪くなったり、冷えを感じやすいステージ
月経後・・・月経周期内で最も体調が好調なステージ
排卵後・・・急激にだるさやゆううつなどの不調をきたすことも
経前・・・心身ともに不調になりやすく、イライラや気分の落ち込み、頭痛、肩こり、腰痛などに悩まされやすくなる
自律神経の能力は40代から落ちていく
思春期(12歳~20歳頃)・・・思春期は自律神経も不安定になりがち。20歳頃にはホルモンバランスが安定。
性成熟期(20歳~45歳頃)・・・妊娠・出産の適齢期である20代、30代の性成熟期はホルモンバランスが最も安定。30代後半からゆるやかにエストロゲンの分泌が減りはじめます。
更年期(45歳~55歳頃)・・・閉経を挟んだ前後各5年間の約10年間はエストロゲンの分泌量が急降下。個人差はあるものの不定愁訴が現れ、心身の試練が多い時期。
老年期(55歳~)・・・60代以降になるとエストロゲンはほとんど分泌されなくなり、今度は男性ホルモンが優位になって体調の波も穏やかに。
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女性の変わる身体と不調への備え vol.1 女性ホルモンの周期変化って?
不調を整える身体づくりをはじめよう
ホルモンバランスが大きく変化するターニングポイントを見据え、毎日の小さなアクションで身体を変えていきましょう。発せられるシグナルにきちんと耳を傾けて。
■「質」を優先した食生活にシフト
身体は自分が食べたものでできています。安全で新鮮な食材を選び必要な栄養素を毎日の食事で補う知識も深めていこう。
- 生理前の過食には温野菜を
- 生理前はセロトニンの原料を補給
- 鉄分の多い食材を積極的に摂る
- 良質なタンパク質を摂る
- 無理せずにシンプルな調理を
- 甘いもの解禁日は代謝が上がる生理後に
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女性の変わる身体と不調への備え vol.2「質」を優先した食生活にシフト|不調を整える身体づくりをはじめよう
■骨盤の歪みを整える
骨盤の歪みは自律神経に影響を与えます。いつでもどこでも行える骨盤底筋群のトレーニングをレクチャー!
まずは仰向けに寝て力を抜き、両ひざを立てて膀胱・膣・肛門をゆっくり締めたりゆるめたりするのを繰り返します。このとき呼吸は止めず、締めるときは尾骨を身体の前方に巻き込むイメージを持ってゆっくり息を吐き、ゆるめるときは自然に吸って。慣れたら立っていたり座っていたりなど、どんな姿勢でも行うことができます。10回を1セット、1日3~5回行うとよいでしょう。
■基礎体温を記録して、好調、不調の波をつかむ
自分の身体を客観視することも大切。1ヶ月の心と身体のバイオリズムを知るために基礎体温をつける健康管理をはじめましょう。
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女性の変わる身体と不調への備え vol.3 膣トレで骨盤の歪みを整え、基礎体温の記録で好調・不調の波をつかむ
■毎日ちょこちょこストレスケア
精神的な疲れは、溜めずに毎日少しずつ発散を。「自分はこうすると気持ちがいい!」と思えることを見つけておきましょう。
- 新聞紙をビリビリに破る
- 部屋の掃除・片づけをする
- 抹茶を点てる
■漢方の力を借りる
病気と健康の狭間で揺れる“未病”の状態は漢方で解決。自分に合った処方を施してくれる漢方薬局も見つけたいところです。そこで、婦人科三大漢方薬をご紹介。
- 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)・・・顔はほてっているのに下半身は冷える“冷えのぼせ”や、月経不順、月経痛などの症状にてきめん。更年期障害にも適応。
- 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)・・・貧血や下腹部の痛み、耳鳴り、動悸などの症状にも効果があり、疲れやすい人にもおすすめ。
- 加味逍遙散(カミショウヨウサン)・・・ホルモンバランスの乱れにも効果的で、月経不順や月経痛、PMSの改善や肩こり、めまい、不眠症、イライラや不安を抑える。
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女性の変わる身体と不調への備え vol.4 毎日ちょこちょこストレスケア、漢方の力を借りる|不調を整える身体づくりをはじめよう
■一年中、冷えに用心
筋肉量の少ない女性は男性に比べてもともと冷えやすい傾向に。4タイプに分けられる症状に沿って身体を温める対策を練りましょう。
手足の冷え・・・手袋で防寒したり、42〜43°Cくらいのお湯で足湯をするなど、リラックスしながら温活をしてみましょう。
筋肉不足の冷え・・・通勤するときは1駅分歩くなど、下半身を鍛える心がけを。マッサージも冷えに効果あり。
薄着冷え・・・防寒するときはまず先に3首を温めること。
内臓冷え・・・ニンニク・ショウガ・ネギなどは身体を内側から温める効果が。
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女性の変わる身体と不調への備え vol.5 4タイプ別・冷えの症状への「温活」の方法を紹介
フェムテックアイテムもどんどん身近に
ここ数年でより選択肢が増えたフェミニンケアコーナーの商品も見逃せません。ドラッグストアの広報・開発担当に聞いた、さまざまな悩みやストレスに対応するイチオシや売れ筋の8つをラインナップ。
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不調に備える「フェムテックアイテム」8選
photograph : Masahiro Tamura[FREAKS] styling : Mina Takaue hair&make-up : Takuma suga model : Misaki Hattori[FLaMme] edit&text : Ai Watanabe,Riho Nawa re-edit:Yuri Iwata[press lab]
(kiitos. vol.23より抜粋)
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