FASHION

出典:《ビューティフルピープル》のセルビッジデニムは、こだわりが満載【マイスタンダードブック】

連載『お洒落さんのためのファッション用語辞典』では、トラッドファッションから最新のファッションまで、FUDGEでおなじみのファッション用語についてわかりやすく解説します。第73回目は「セルビッチデニム」のルーツを探ります。この連載を読んでファッション用語の背景や起源を知れば、毎日のお洒落がより楽しくなること間違いなし!

 

【用語解説】まずは「セルビッチデニム」を知ろう。

出典:ペインターデニムは、ブラックワントーン風でマニッシュに着る。【マイスタンダードブック】

「セルビッチデニム」とは、生地がシャトル織機という旧式の織機で織り上げられ、”耳”と呼ばれる生地の端にほつれ止めがほどこされているデニムパンツのことを指していいます。ほつれ止めに赤い糸が使用されているものは「赤耳(レッドタブ)」と呼ばれ、ビンテージデニムの象徴とされています。

 

【歴史】製作工程での手間を省くために生まれたディテール

出典:出会いはまさに奇跡!“ヴィンテージデニム” に惹かれて

そもそも、耳がついたデニムパンツは1870年代のアメリカで誕生しました。デニムパンツ自体、その丈夫な特性から、着衣に安全性や丈夫さが求められた工夫などの作業着として《リーバイス®》社によって作られたもの。その《リーバイス®》社に1983年までデニム生地を供給していたコーン・ミルズ社のデニム生地 ‟XX” は、布幅が28インチ(70cm)と狭く、耳までも使わざるを得なかったのです。

それに加え、製作工程での効率アップにも考慮。生地の端の処理をしなくて済むという点からも、あらかじめ耳が付いたデニム生地を採用。それが「セルビッチデニム」のはじまりと言われています。1983年以降は、コーン・ミルズ社の‟XXX”の布幅が61インチ(152.5cm)になり、デニムパンツの脇割り縫いもロックミシン仕上げへと移行していきました。

 

【雑学】セレブたちの間で、「セルビッチデニム」の人気が再燃

ここ数年、《リーバイス®》をはじめとするビンテージの「セルビッチデニム」をあえてきれいめコーデに取り入れるのが流行っているよう。ひところ「ボーイフレンドデニム」という呼び名がさかんに飛び交っていましたが、その「ボーイフレンドデニム」のようにちょっとルーズに、そしてダーティな感じやはきこんだ感じをそのまま生かすのがポイント。とろみブラウスやカシミアニットといった上質なトップスと合わせて、ドレスダウンスタイルで楽しんでいます。

ビクトリア・ベッカムは、「セルビッチデニム」をロールアップして、デニムの耳をのぞかせ、足元はヒールの高めなブーツで引き締めていました。タートルネックニットはインし、ヒップまわりのボリューム感をあえて目立たせる、レディなイメージを損なわない彼女の着こなしを参考に、大人っぽい着こなしを目指してみては。

 

監修:朝日 真(あさひ しん)

文化服装学院専任教授、専門は西洋服飾史、ファッション文化論。早稲田大学文学部卒業後、文化服装学院服飾研究科にて学ぶ。『もっとも影響力を持つ50人ファッションデザイナー』共同監修。NHK『テレビでフランス語』テキスト「あなたの知らないファッション史」連載。文化出版局『SOEN』他ファッション誌へ寄稿多数。NHK「美の壺」他テレビ出演。

 

illustration_Sakai Maori
edit & text_Koba.A

 

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