FASHION
丁寧につくられたものには、使うたびに気づく魅力がある。まいにち使えて、ずっと手もとに置いておきたい存在、アメリカには、そんな“ちょうどいい”がたくさんある。クラシックだけどいまの気分に合うアメリカブランドmeets FUDGE in LA。
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今っぽくて、ほどよくモード

ジャケット¥78100、Tシャツ¥30800、スカート¥47300、バッグ¥56100/以上すべてMARCJACOBS(マーク ジェイコブス カスタマーセンター)
クラシックでいてベーシック。それなのに”マーク ジェイコブスらしさ“がひと目で伝わるのは、時代に左右されない普遍性と、遊び心のあるディテールが見事に融合しているから。2022年に初登場した「ザ サック バッグ」に大きなリボンをあしらった「ザ ボウ サック バッグ」を連れて、アメリカの風を感じてみない?
機能性が築き上げた普遍性

ジャケット¥92400/Aquascutum(アクアスキュータム)、オーバーオール¥16500/Lee(エドウイン・カスタマーサービス)、キャップ¥4620/New Era®︎(ニューエラ)、スニーカー¥11300/NIKE SPORTSWEAR(ナイキ)
ワークウエアを起源に持つ《リー》、ベースボールキャップの先駆者《ニューエラ》、スポーツ選手の足元を支えた《ナイキ》。“ツール”として生まれたからこその使いやすさと、タフな日常に耐えうる実用性は、今やファッションアイコンとなり、スタイルそのものへと昇華した。
定番と呼ばれるものには理由がある

ジャケット¥86900/Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ ジャパン)、Tシャツ¥13200 /Champion(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、デニムパンツ¥38500/Levi’s®︎Vintage Clothing(リーバイ・ストラウス ジャパン)、バッグ¥9790/L.L.Bean(エル・エル・ビーンカスタマーサービスセンター)、ブーツ¥51150/RED WING(レッドウィング・ジャパン)
流行に左右されず、時代を超えて愛され続けるブランドこそがFUDGEスタイルを形づくる。たとえば、アメリカ最古の紳士服ブランド《ブルックス ブラザーズ》、カレッジスポーツの原点《チャンピオン》、ジーンズの元祖《リーバイス®》、アウトドアギアのDNAを受け継ぐ《エル・エル・ビーン》、本格ワークブーツ《レッドウィング》。時代に寄り添いながら歩み続ける名品がアメリカには息づいている。
規律と再構築の美学を纏う

ジャケット [参考商品]、スカート [参考商品]、中に着たワンピース¥301400、メガネ¥111100、バッグ¥247500、シューズ¥171600/以上すべてTHOM BROWNE.(トム ブラウン 青山)、ソックス/スタイリスト私物
自分らしさを叶えるコレクション

ワンピース¥82500、バッグ¥85200/ともにTory Burch(トリー バーチ ジャパン)、その他/スタイリスト私物
クラシックをベースにしながら、現代女性の自由な感性に寄り添う《トリー バーチ》。上質な素材と丁寧な仕立てで、日常を前向きにしてくれるデザインを発信している。Tモノグラムをジャカードで表現したポロニットワンピースは、アメリカらしい自由なマインドとエレガンスを感じさせる。
いまに伝わる《コーチ》の伝統

ブラウス¥52800、スカート¥71500、ソックス¥4400、シューズ¥28600、バッグ¥143000、バッグにつけたチャーム(キャット)¥19800、(レキシー)¥12100/以上すべてCOACH(コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)、メガネ¥54780/Oliver Peoples(ルックスオティカ ジャパン カスタマーサービス)、スーツケース¥49500/Samsonite RED(サムソナイト・ジャパン)
《コーチ》の魅力は、受け継がれるクラフトマンシップに、軽やかな遊びゴコロを添えているところ。上質なレザーを用いたバッグもウエアも、今の気分にぴったり! しなやかなスエードで仕立てられたスカートと、大容量のバッグ「エンパイア キャリー オールバッグ40」があれば、旅先でも自分らしさを忘れずにいられる。
大切なのは自分らしさ

メガネ¥22000/Polo Ralph Lauren(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、ポロシャツ¥4180/Used Polo Ralph Lauren(ベルベルジン)、デニムパンツ¥15400/Levi’s®︎(リーバイ・ストラウス ジャパン)
胸元のポニー刺しゅうは、自由と品格を併せ持つライフスタイルの象徴。アメリカン・クラシックを語るうえで欠かせない《ポロ ラルフローレン》のアイコンとして愛され続けている。現行のビッグフレームメガネに、自分好みの色柄やサイズ感で見つけたヴィンテージのポロシャツを合わせて、時代を超越したコーディネートを楽しもう。
実用と信頼を備える6ブランド

シャツ¥44000/INDIVIDUALIZED SHIRTS、ベルト¥14850/TORY LEATHER(ともにメイデン・カンパニー)、ショートパンツ¥27500/ANATOMICA(アナトミカ 東京)、スーツケースの上に乗せたバッグ¥126500/HUNTING WORLD(ハンティングワールド帝国ホテル店)、左のスーツケース¥49500/Samsonite RED(サムソナイト・ジャパン)、ソックス¥800/Robert P. Miller(GSIアブロス)、シューズ¥23100/Timberland(VFジャパン)、その他/スタイリスト私物
長く使えばそのよさが伝わる、シャツ、ベルト、バッグ、ソックス、靴、スーツケース……。アメリカにはジャンルごとに“信頼の定番”がちゃんとある。6つのブランドが宿すのは、クラフトマンシップと使いやすさ、そして美しい実用性。日々の装いにも自然となじむ頼れる名品は、ワードローブにそろえておきたい秀作ばかり。
photography_Taniguchi Daisuke
styling_Kitagawa Saori
hair & make-up_Saito Michiko
model_Audrey Billingsey
coordination_Kaoru Janson
edit_Hino Harumi, Kubara Nahoko〈 KIP Inc.〉
design_Kawai Hiroyasu〈 VIA BO, RINK〉
FUDGE vol.265 2025年8月号より
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