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1933年に誕生して以来、世代を超えて愛され続けている《LACOSTE(ラコステ)》のアイコニックなポロシャツ「L.12.12」。いま改めて、その魅力に迫ります。
ひとりのテニスプレイヤーが生み出した永遠の定番
「ポロシャツといえば、ラコステ」。いまでは誰もがそう認める、世界的な一流ブランドです。1920年代、フランスの若きテニスプレイヤーであるルネ・ラコステ氏が、激しいプレー中もその動きをさまたげることなく、また紳士のスポーツにふさわしいエレガンスを両立させたテニスウェアを開発したのがそのもそもの始まり。自分自身を振り返っても、初めてこのワニのマークを見たのはいつだろう?と考えても思い出せないくらい、日本人にとってもすっかり普遍的な存在になっています。
すべてのポロシャツの原点、「L.12.12」が誇る洗練ディテール
なかでもブランドアイコンともいえる「L.12.12」は、ラコステの代表作。「ラコステのポロシャツ」と聞いてまず頭に浮かぶのがこのアイテムではないでしょうか。1933年の誕生以来、時代によってマイナーチェンジを繰り返しながらも、当初のデザインや優れた機能性は変わらないまま、世代を超えて愛されてきました。この一枚がなければ、他のすべてのポロシャツは存在しなかったとも言われる「L.12.12」。まさに、すべてのポロシャツの源と言ってもいい名品です。
誰もが知っているワニの刺繍は、創始者のルネ・ラコステに由来します。1923年、ボストンで行われたデビスカップにおいて、ルネとコーチが試合の結果をめぐってワニ革のスーツケースを賭けていたのを見たあるアメリカ人ジャーナリストが、試合後、ルネに「ワニ」というニックネームをつけます。1927年、その微笑ましいエピソードにちなんで、アーティストのロベール・ジョルジュの手によって現在のアイコニックなワニのロゴが誕生しました。
単一の高級糸のみで編み上げたきめ細やかなメッシュのプチピケ(鹿の子素材)は、大人っぽい光沢と耐久性を持ち、暑い日もさらりと心地よい肌ざわり。動きやすさとこなれ感を両立させるサイドスリットが入っているのも「L.12.12」の特徴です。シンプルだからこそ、ディテールへのこだわりがいっそう引き立つデザインです。
気分に合わせてムードを変えられるフレキシブルさも、「L.12.12」の魅力のひとつ。チノパンに合わせたきれいめスタイル、レギンスやスカートと合わせた女性らしい抜け感コーデ、今年トレンドのショートパンツと合わせたスポーツミックスカジュアル……。ポロシャツなのにシャツ感覚で着られるきちんと感があるから、大人の女性にもぴったりです。私はこの夏、濃色のデニムやローファーと合わせたオーセンティックな着こなしにトライしてみたいと思います。
着る人の数だけスタイルが生まれる、オールマイティーな一枚。好きなカラーとサイズを選んで、ぜひ自分らしいおしゃれを楽しんでみてくださいね。
ラコステお客様センター
0120-37-0202
https://www.lacoste.jp/
photograh:Kimyongduck
styling:Rina Taruyama
text:Sakura Komiyama
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