CULTURE & LIFE

こんにちは。

前田エマです。

前回に続き、今回も谷根千エリアをぐるり。

昨年ついに完結をした漫画『A子さんの恋人/近藤聡乃著』にも、この街が出てきます。

私はこの作品が大好き。共感が止まらない&人生が詰まっいて胸が苦しくなるそんなストーリーももちろんなのですが、街の描き方がとっても自然で、人々の生活がちゃんとある感じが素晴らしいんです。

 

 

今回訪れた《さんさき坂カフェ》は、映画や小説の舞台になりそうな、とっても素敵なご飯屋さんでした。

お店に入ると、スケジュールが書かれた大きな黒板があります。

ウクレレ部、jazz部、サイクリング部、古地図部、写真部いろんな部活がずらり。

東京藝術大学が近く、カルチャーが根付くこの街には、たくさんのわくわくするような人がやってくるそうで、いろんな趣味を持ったお客さん同士が、この店で定期的に部活動をしているそう。

 

 

お店をぐるっと見渡すと、写真や陶芸、絵画などの作品がいたるところに、ひょっこり鎮座しております。

これらの作品は、お店のお客さんが作ったものだそうです。(店主が撮られた写真もありました!)

 

 

ここでは、本当にありとあらゆるテーマのパーティやイベントも開催されているそうで、音楽だったり、お酒だったりなんだか聞いているだけで楽しそうなんです。

留学や旅から帰ってきたお客さんがいると、その人に台所を貸して、その土地の料理を作ってもらって振る舞う会をしたりとかなんでもあり!!

 

 

私たちがお店へ取材へ伺った時は、このお店を最初に始められたお母様と、今現在お店を引き継いでいる息子さんが出迎えて、接客してくださいました。

もともと、この近くのお友達のお店を手伝っていたお母様。この街に魅せられ、ひょんなことから勢いでご飯やさんをすることに!とにかくパワフルな方で、お話も面白いんです。

 

 

ここで食べられる定食は、野菜をふんだんに使った和食です。気をてらうことなど一切なく真摯に作られた、毎日でも食べたくなるようなていねいな食事は、心がふんわり溶けていく。

そうして元気が出るんです。

 

 

私たちが食事をしていると、お昼ご飯を食べに、近所の常連さんがやって来ました。このお客さんは、石にものすごく詳しいそうです。

「ここに来れば物語がはじまる」そう思えるお店があるって、とってもいいなあと思いました。

 

《今週のぐるり服》

photograh_Osada Kasumi

力を抜いたカジュアルな服装の時は、カチューシャやバレエシューズのような、ちょっと乙女なアイテムを取り入れて、手抜きなんだけど手抜きにならないように。ブルーや赤で少し色で遊ぶのが好きです。

トップス/ユニクロ、パンツ/mini matters、シューズ/repetto、アウター/MACKINTOSH PHILOSOPHY

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モデル:前田エマ Maeda Emma

1992年、神奈川県生まれ。 東京造形大学卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集めている。Instagram:@emma_maeda

写真:長田果純 Osada Kasumi

1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメラを発見し、独学で写真を撮り始める。現在はファッションのカタログやポートレート、映画のスチールなどで活躍中。プライベートでは自身の感覚を軸に写真を撮り続けている。Instagram:@osada__

information

《さんさき坂カフェ》

東京都台東区谷中5-4-14 穴田ビル1階
営業時間:11時 〜 17時
※短縮営業中
定休日:不定休
Instagram:@sansakizaka
※最新の情報は店舗Instagramにてご確認ください。

 

谷根千エリアの2回目は、お話上手なお母さんとその息子さんが営む《さんさき坂カフェ》。多くの美大生や近隣の人たちの交流の場にもなっている。

店内にある黒板には、毎月、お客さん同士ではじめた部活のスケジュールでぎっしり。”ウクレレ部”、”JAZZ部”、”石と古地図とカメラ”‥‥‥など個性豊か。なぜこんなにたくさんあるのか伺うと、お客さん同士が仲良くなって部活がどんどん増えていくらしい。そのきっかけの立役者は、紛れもなく、お話上手なお母さんと息子さんがいてこそ。縁がどんどん繋がって、広がっていくお店。

アーティスティックな作品が店内の其処彼処にあり、どれも美大生の作品なのだそう。カウンターの右上には、大きなキャンバスが飾ってあり、10周年のお祝いに美大生のお客さんが作成した力作。奥にはたくさんのお客さんの顔が描かれた作品もあり、このお店がみんなから愛されているのがよく伝わってくる。

最近ではライブをオンライン配信で行うなど、活動的。店主たちが”やりたいからやる”と言うよりも、お客さんの方から希望が合って行うことが多く、やる気にさせてくれる不思議な魅力とそれを温かく迎えてくれる憩いの場なのだと思う。

お料理上手なお母さんの定食はテイクアウトでも楽しめるので、ぜひ。

 

edit:Takehara Shizuka

 

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