CULTURE & LIFE

会社員として働きながら、愛犬のももちゃんと共に過ごす日々。可愛すぎないバランスを意識した心地よさ。ミッドセンチュリーやインダストリアルのアイテムをミックスしながら、自分の「好き」と暮らしやすさを大切にして空間を整えてきました。今回は、そんなエマさんの住まいから、自分らしさを表現しながら楽しむヒントをご紹介します。

 

本と小物たちで楽しむリビング

今回の住まいに決めた理由は、「レトロなキッチンと独立洗面台が残っていたこと、そして何より床の段差が少なく、ロボット掃除機が使える間取りだったから」。そう話してくれたエマさん。住み心地と好みのデザイン、そのどちらも妥協しない選択が、今の暮らしにつながっています。

 

日々の暮らしの中心はリビング。印象的なのは、壁際に並んだ2つの本棚と、ところどころに置かれた小物やアートの存在です。

 

「本は基本的に売らずにとっておくスタイルなんです。読み返したり、背表紙を見るだけで落ち着いたりするから。お気に入りのものと一緒に並べて置いておくと、自分の部屋って感じがして、落ち着くんですよね」

 

高さやジャンル別にざっくりと分けられた本棚には、小説やエッセイ、雑誌、実用書などさまざまな冊子が並びます。すぐ手に取れるよう配置されたその一角は、まるで小さな書店のような雰囲気をまとっています。

 

さらにその周辺には、旅先で出会ったキャンドル、動物をモチーフにした可愛い小物たちがさりげなくレイアウトされています。

 

整いすぎず、崩しすぎず。好きなものに囲まれながら、視線がとどまる場所をつくっておくことで、日常が豊かになる。そんな楽しみに溢れたリビングが、エマさんの今の気分にぴったりの空間になっていました。

 

収納も意識したキッチン、ダイニング

レトロな設備がそのまま残るキッチンは、エマさんのお気に入りの場所のひとつ。あえて手を加えすぎず、昔ながらの雰囲気を楽しむスタイルで整えられています。

 

キッチンツールは使いやすさを重視しつつ、素材や色合いもインテリアに調和するものをセレクトしています。 「色がバラバラだと気になってしまうので、なるべくシンプルな道具を選ぶようにしています」

 

コンロ脇にぴったり収まっているのは、前の住まいで本棚として使っていたIKEAの「ヒュッリス」。現在はトースターや保存容器などを並べるキッチンラックとして活躍しています。
「前の部屋では本を入れていたんですけど、このキッチンの隙間にぴったりで。キッチンで活躍してくれています」

 

米櫃はガラス瓶を使って木やステンレスとはまた異なる素材を掛け合わせ。

 

ダイニングスペースには、ヴィンテージの木製テーブルと椅子。椅子はそれぞれ違うものを選ばれていますが、全てメルカリで、偶然の出会いから購入されたものなのだとか。

 

ダイニング横には、ももちゃんのための犬グッズスペースが設置されています。ボックスに収納されたケア用品やおもちゃたち。生活感を出しすぎずに。

 

毎日必要なものだからこそ、機能性もしっかり確保しつつ、見た目も意識された空間には、エマさんらしさが感じられました。

 

可愛すぎない部屋づくりのコツ

「これ、可愛すぎるなって思ったら、どこかにちょっと無骨なものを混ぜるようにしてるんです」
そう話すエマさんの部屋には、甘さとラフさがちょうどよく混ざり合っています。

 

たとえば、お手洗いに置かれているのは、業務用のような佇まいの「TUCKSHOP」のスリッパ。学校や公民館にありそうな馴染みあるデザインに、アクセントにもなる色味が特徴です。

 

また、今は植物置きとして使われている折りたたみ式のスツールも、エマさんにとって欠かせないアイテムのひとつ。部屋のどこにでもすっと持ち運べて、必要なときにだけ存在感を発揮する頼れる相棒です。

 

どこか作業場感のある質感が、お部屋の中での良いバランスを生み出しています。

 

さらに、キッチン収納や本棚として使っているのは、IKEAの「Hyllis(ヒュッリス)」。もともと収納棚として作られたアイテムですが、エマさんは本や雑貨を並べて、飾らない見せ場として取り入れています。

 

無機質なスチール素材が背景にあることで、本や植物といった温もりのあるものが一層引き立つように感じられます。

 

「雑貨などで可愛い要素が増えすぎてしまうと、自分の中でちょっとしっくりこなくて。ちょっとだけ無骨だったり業務用っぽいものを足すと、気持ちのバランスも整う感じがするんです」

 

心地よさを追求した結果たどり着いたのは、ひとつのスタイルに寄りすぎない自由な組み合わせ。どこか一点、引き締めてくれるものがあることで、空間にも余白が生まれ、飽きずに過ごせるのだそう。

 

甘くなりすぎず、ラフになりすぎず。ちょうどよく自分らしいバランス感覚を保った空間には、エマさんらしい美意識や心落ち着く暮らしへの思いが確かに感じられました。

 

エマさん(@m08_hi)のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/m08_hi/

 

text & photo : Tsubottle

 

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出典: goodroom journal 

記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)

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