CULTURE & LIFE
こだわりのあるモノを置くだけでお部屋の雰囲気はガラリと変わり、インテリアがどんどん楽しくなっていきます。オシャレな部屋に住んでいる人は、一体どんなものを置いているのでしょうか? センスのいいお部屋に暮らす人たちが「買ってよかった」を感じた逸品を紹介します。
Index
- 1 ■ROOM1. 「カフェ風インテリア」がコンセプトのお部屋の素敵なアイテム
- 2 1. 一点ものを、長くつかう。antryの「コーヒーテーブル」
- 3 2. 落ち着いた雰囲気にグッと引き締めてくれる。a.depecheの「ペンダントライト」
- 4 ■ROOM2. 長く使い続けられるお気に入りのアイテム
- 5 1. 朝の光を浴びるのが楽しみに。「サンキャッチャー」
- 6 2. ただ眺めていたい、と思える。ガラス工房◯(まる)のコップ
- 7 ■ROOM3. 6畳1Kのお部屋をカラフルに自分らしく住みこなす。
- 8 1. 温かみのある部屋づくりのきっかけになった。TRUCK FURNITUREの「レザーソファ」
- 9 2. 心のゆとりや、生活の温かみを得られた。山口一郎さんの「ドローイング絵画」
- 10 編集部のおすすめ記事もチェック!
■ROOM1. 「カフェ風インテリア」がコンセプトのお部屋の素敵なアイテム
夫婦二人暮らしを楽しんでいらっしゃる、蕪さんに、最近買ってよかったモノ、豊かな生活をもたらしてくれたアイテムについて教えていただきました。
1. 一点ものを、長くつかう。antryの「コーヒーテーブル」
まずはじめに紹介してくださったのは、自然の木の形をそのまま生かした、antryのローテーブルです。1つ1つ手作業で仕上げた一点物だそう。角度によって表情が変わり、お部屋の中にあるだけで、存在感がありますね。
antryのローテーブル/55000円
「天然木のデザインに一目惚れしちゃったんです!アイアンとの組み合わせも、ひとつひとつデザインが違うところもお気に入りです。お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれるアイテムになりました」
とても気に入っているからこそ、長く使えるように大切に、丁寧に扱うように心がけるようになったのだとか。
2. 落ち着いた雰囲気にグッと引き締めてくれる。a.depecheの「ペンダントライト」
続いて紹介してくださったのは、全国に9店舗ほど展開しているインテリアショップ「a.depeche」のペンダントライト。古い映画のワンシーンに出てきそうな、駅舎のライトをイメージされたライトのようです。マットな質感と真鍮のソケットの相性がよく、気に入っているのだそう。
a.depecheのペンダントライト/約15000円
「ふらっと立ち寄ったお店でしたが、デザインが好みのペンダントライトばかりだったんです。そのため我が家のライトは、全てa.depecheで統一しています。中でもダイニングまわりは、カフェのような雰囲気を出したかったので、思い切って大きめのライトにしました」
キッチンからみたダイニングの景色。こうして眺めていると、「ああ、いいお部屋になってきたなぁ」なんて、感慨深い気持ちに浸れそう……。
蕪さんのインテリア選びに、そんな本質的に大切なことを垣間見たような気がしました。
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■ROOM2. 長く使い続けられるお気に入りのアイテム
ライター・エディターとして活躍している、伊藤さやかさんここれからもずっと使い続けたいアイテムを教えてもらいました。
1. 朝の光を浴びるのが楽しみに。「サンキャッチャー」
まず初めに紹介してくださったのはサンキャッチャー。直射日光を浴びると、光が乱反射して「プリズム」という虹の玉を部屋に作ってくれるのが特徴なのだそう。Creemaというハンドメイド雑貨のアプリで購入されたようです。
サンキャッチャー/2本で3000円ほどで購入
「サンキャッチャーの種類の違いや日の当たり方によって、プリズムの形や大きさも変わるので、1日を通して楽しめるアイテムなんですよ。特に冬場は朝のプリズムがキレイなので、自然と早起きが習慣になりました」
部屋の至るところにプリズムが散って、とっても綺麗……。
サンキャッチャーは直射日光に当たらないとプリズムを作らないため、起きたら必ずカーテンや窓を開けて、朝の空気感を楽しむようになったのだそう。「換気をしつつ、掃除をしたり洗濯をしたり。プリズムの大きさによって家の中にいても日当たりがしっかりと分かるため、体内時計が整ったような気がします」
2. ただ眺めていたい、と思える。ガラス工房◯(まる)のコップ
さて続いて紹介してくださったのは、山口県岩国市にある、ガラス工房〇(まる)のコップです。岩国市はれんこんの名産地。そのれんこんの灰をガラスの原材料と混ぜ、高温の溶解炉で溶かし、合わせて作られたものだそう。
ガラス工房〇(まる)のコップ/3000円ほどで購入
「持ってみるとすごく軽いんです。清流をイメージさせる不規則な曲線と、持ち上げたときに手に馴染む感覚が気に入って、即購入してしまいました。以前仕事で岩国市にお邪魔する機会があり、そのときに『ガラス工房◯』さんの存在を知りました。ですがそのときは多忙で工房に立ち寄ることができず、後日自由が丘を歩いているときに偶然発見。運命の出会いを感じた瞬間でした」
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■ROOM3. 6畳1Kのお部屋をカラフルに自分らしく住みこなす。
香川県で暮らす、acoさんにドラマチックな出会いがあった、3つのアイテムの出会いや熱い想いなどを聞かせてもらいました。
1. 温かみのある部屋づくりのきっかけになった。TRUCK FURNITUREの「レザーソファ」
まず一つ目に紹介してくださったのは、大阪にある「TRUCK FURNITURE」で購入されたという、レザーのソファ。ガッチリと組み上げられたホワイトオーク材のフレームと、牛革クッションを組み合わせたソファだそう。使い込むほどに味が出て、色と艶が深まっていきます。
FURROWED-LEATHER OAK FRAME SOFA 3-SEATER/約650000円
「このソファを購入した『TRUCK』との出会いは、今からおよそ20年前。書店で見つけた『TRUCK WORKS』という一冊のカタログ本でした。本の装丁から紙質、レイアウト、写真に至るまで全てが完璧過ぎて、とにかく鼻息荒くページをめくったのを、今でも鮮明に覚えています。その冊子のなかでひときわ目を引いたのがこのソファでした。威厳のある風格を漂わせるレザーのソファは、私の好みにドンピシャで、とにかく“様になる一生モノのソファ”を探していた私にとっては、これ以外考えられなかったんです。いつかこの完璧すぎるソファーを手にしたい……そう思って紙が擦り減るくらいカタログをめくって、眺めて、数年迷ってお金を貯め、この本を握りしめて大阪にあるTRUCKのショールームへようやく行き、購入しました」
今の生活の原点は、間違いなくこのソファです、と断言されたacoさん。このソファが似合うように、自分の部屋を整え始めたからだといいます。
2. 心のゆとりや、生活の温かみを得られた。山口一郎さんの「ドローイング絵画」
最後に紹介してくださったのは、山口一郎さんの個展でこれだ!と決めた、チーターがあしらわれたドローイング絵画。縦112cm×横80cmと、お部屋のなかに飾るには、比較的大きな絵ですね。
山口一郎さんのドローイング絵画/約50000円~60000円
「私自身が美大に通っていたこともあり、絵を見たり描いたりすることが好きでした。美術館も大好物!そんななかカフェに飾ってあった山口一郎さんの作品に一目惚れして、情報を収集しはじめたんです。部屋に飾る大きめの絵を探していたこともあり、何度か個展に通い『コレ!』と決めたこの作品を購入。自分が動物占いで“チーター”ということもあり、かなりたくさんの生き物の中からチーターを選びました(笑)」
絵を買うって、なんだか大人な行為だよなぁとずっと思っていました……。そんな方って多いと思うんです。acoさんにとって、「絵を飾る」ってどんな風に暮らしを彩ってくれましたか?
「誤解を恐れずに言うならば、芸術作品というものは、生活になくても生きていけるものなのかもしれないですね。では何の為にあるか?きっと人の心を豊かにする為である、と私は思うんです。生まれて初めて自分が誰かの“表現”に対して、決して安くはない対価を払ったのが、この作品でした。でもそんな対価を払った気持ちはあっという間に消化され、それを上回る心のゆとりや、生活の温かみを得ることができた気がします。“絵を愉む”という余裕や余韻が、今の生活を楽しめているんだという一つの指標となりました。そしてこの絵を和室に置くことで、野暮ったい和室のイメージが払拭され、インテリアにおける“自分らしさ“という表現方法を見出だせたような気がしているんです。ほんと、いろんな意味で生活に幅を持たせてくれたモノだな、と感じています」
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