CULTURE & LIFE
ご自身のブランドで、絵画と編み物をメインに制作されているTomokoさん。ご自身の作品が散りばめられた住まいは、和室と洋室を上手く活用し、日々の暮らしから制作活動までを充実させるための工夫がありました。
制作に集中できるワークスペースづくり
Tomokoさんがインテリアに関心を持ち始めて、初めての一人暮らしに選ばれたのは、少し広めの2DKのお住まい。部屋数を増やされたのはご自身の活動を考えてのことでした。
「仕事で在宅勤務が増えるとともに、自分のブランドに関する作業をすることも多くなり、仕事部屋は絶対に欲しいと思っていました。しっかり休むための部屋と仕事部屋は分けたくて、最初から部屋数の多い物件を探していましたね」
「ただ、部屋数が多いとどうしても家賃も上がってしまい、どうしようかと考えている時にこちらの物件を見つけました。内見に行ってみると、ナチュラルでホワイトベースな床が家具次第でどんなインテリアにも馴染んでくれそうで、おうちの雰囲気もとても気に入り、ここしかない!と全然急ぎではなかったのですがその日に住むことを決めました」
制作活動では水や布などを使われることもあり、作業部屋は洋室に。作業机は作業領域を優先して、本来は食事用のLOWYAのダイニングテーブルを使用されていました。木の色合いは他のインテリアとも合う色目を意識してナチュラルよりはアンティークなインテリアになるよう心がけられているそう。
「私のブランドでは、ハンドメイドの商品を販売しているのですが、ミシンを使ったりPCで画像加工をしたりと、広々としたスペースが必要で、一人暮らしを始める際に、一番最初にこのダイニングテーブルを購入しました」
「最初は大きすぎるかと不安でしたが、資料やペンなどを置いても、十分なワークスペースが確保されるのでとても気に入っています。作業中に何度も片付けなくて良いのは楽ですね」
作業机は、最初、壁に対して並行に壁寄せして使っていたものを、より広く使うために壁に垂直に置く現在のスタイルに変更。
「編み機を片側につけて、スツールを置くことで両サイドから作業が出来るようにしています」
デスク横には、好きなデザインの紙ものや、Tomokoさんが作られたアート作品が飾られていました。両サイド、どちらで作業するときもお気に入りの景色が側にあるワークスペースづくりは作業へのモチベーションも上がりそうです。
気分の切り替えが出来るスペース作り
仕事や作業に疲れたら、ちょっとひと休み。窓際はリラックスするためのスペースとして整えられていました。
「とても日当たりの良いお部屋なので、太陽光を浴びながらソファで昼寝をしたり、夜になると間接照明でお部屋を照らしてテレビを見ながらくつろいだりしています」
ソファは楽天で購入されたもの。シンプルですがお部屋に馴染む色合いに、脚付きで床掃除がしやすいのも良いですね。
ソファから眺めるテレビ台や本棚は、飽き性ですぐ模様替えをしたくなってしまうと話すTomokoさんが、その時の生活スタイルによって自分の好きなレイアウトに出来るようリンゴ箱を使用していました。
「元々、実家で使っていたのですが、引っ越しに合わせて買い足しました。密集させたり、散らしたり、重ね方を変えてみたり、変化が簡単に付けられるのが良いですね」
「キッチンダイニングに暖房がないため、冬場はこのソファーのあるスペースで食事を取ることが多いです。地元の雑貨屋さんで購入した1点もののアンティークボックスがダイニングテーブルとしても活躍してくれていますね」
「表面には文字のスタンプやアンティークな加工がされていて、中は収納ケースとしても使えるのでお気に入りです。今の住まいは収納スペースが少ないのでとても助かりますね」
ボックスの中には、制作用の布がたくさん収納されていました。どうしても散らかってしまいがちな素材がこうしてまとめて収納出来るのは良いですね。
布を活用して、ご自身のブランドとして作られている編み物は住まいの中でも大活躍。
「woyama+のポットカバーは自分で作成した植物の鉢カバーです。プラスチックの鉢だとお部屋から浮いて見えてしまうので、インテリアにも馴染む鉢カバーを作成してみました」
伸縮性のあるニット素材でどんな型の鉢植えにも合わせられる機能性と異なる色や素材感をミックスしたデザインがポイント。使いやすそうでお部屋のアクセントにもなりそうです。
リビングと同じく、気分の切り替えが出来るスペースとして用意されていたのが、玄関の靴箱上のディスプレイ。おでかけと合わせて付けられるアクセサリー類やレゴで作られたというお花が並んでいました。
「靴箱が元々付いていたもので動かず、玄関に何を置こうかと考えたときに、合わせてアクセサリーをどこに置こうかと考えていたのと合わさって今のディスプレイになりました。出発前にここの鏡でサッとアクセサリーを付け、最終確認してから家を出るようにしています」
性格上、物が多い方が安心したり、生活感をなくして暮らすことはできないタイプだと話すTomokoさん。
「少し高価でも、出しっぱなしにしている時に見栄えの良いものを選んだりしています。ルールに縛られる生活は不自由なので、そこまでこだわりを持たずに暮らしていますね」
頑張りすぎず、切り替えのポイントを緩やかにゾーンで決めて、暮らしを整えられている姿が印象的でした。
落ち着く和室を有効活用
不動産屋さんからは使い方に困るのではと話があった和室ですが、Tomokoさんにとっては寧ろ決め手になったポイントの1つでした。
「自分は小さい頃、祖父母と和室で過ごす時間が多かったこともあり、和室空間がとても落ち着きます。夏は和室でゴロゴロするのが好きですね」
寝室として大きなベッドが中心の空間に、仕切りは外され、作業部屋と合わせて広い空間づくりを意識。
またリビング同様、ベッドにもTomokoさんが作られたという編み物がありました。足元には立体感あるデザインが印象的なラグ。
枕横には明るい色合いの刺繍が可愛らしいクッションがありました。
現状は寝室として以外は、オープンな衣類収納とお住まいで唯一の押し入れ収納のみのシンプルな空間になっています。
「寝室はもう少し物数も増やしながら、お部屋をいい感じに楽しめたらと思っています。壁なども装飾してもっと好きな空間にしていきたいですね」
一人暮らしも始まったばかり、自分の好きに出来る広いスペースと時間を手にしたものの。まだまだこれからだと話すtomokoさん。
「ワークスペース以外はまだまだ、楽しみながら住まいを充実させられたらと考えています。特に、ダイニングキッチンは殺風景で全然活用できていないと感じているので、試行錯誤しながら自分のお気に入りのスペースに変えていきたいなと思っています」
「やっぱりアートが好きなので、壁に絵画を飾ったりして日常に芸術を取り込んでいきたいですね。住まいの充実と合わせて、実家から編み機も持ってきたので、ニット系の商品作りをもっと充実させられたらと思います」
住まいも創作活動も、新しい住まいで満喫されているtomokoさん。お部屋と暮らしが更に充実していく中で、どんな新しい商品が生まれるのか。紡ぎ、綴られていく変化にこれからも目が離せませんね。
Tomoko(tmkooo34)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/tmkooo34/
手がけられているブランドwoyama+のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/woyama_/
text & photo : Tsubottlee
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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