CULTURE & LIFE

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M.O.F(フランス国家最優秀職人章)のマルク・ドゥバイヨル氏が創設した、ベルギー屈指のメゾン《ドゥバイヨル》。世界中の愛好家が絶賛する最上級のデセールやショコラ、そしてメゾンの美学をふんだんに楽しめる、とっておきの場所とは?パリ在住でアートやファッション、カルチャーに精通するジャーナリスト、田村有紀さんがご案内します!

 

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ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と謳った、ブリュッセルのグランプラス。壮麗な建築物に囲まれ、ユネスコ世界遺産にも登録された由緒あるこの広場に、待望の《ドゥバイヨル》旗艦店がオープンしました。

 

1983年にM.O.F(フランス国家最優秀職人章)のマルク・ドゥバイヨル氏が創設したメゾン《ドゥバイヨル》のデセールやショコラは、丁寧な手作業と均整のとれた味わいで世界中のグルメを魅了し続け、とりわけ審美眼の高い日本の愛好家の間で30年近く愛されています。

 

グラン・プラス店は、まさに《ドゥバイヨル》の美意識を体現させた宝石箱そのもの。

広場を囲む中世のギルドハウスの特徴でもある美しい金色の彫刻に呼応するように、内装はゴールドをアクセントにした極上の空間に仕上げられています。さらに、ブリュッセルのアールデコから着想を得たという流線型の曲線づかいや、20世紀のベルギーのデザイナー、ジュール・ワブスの作品に通じるシャープな意匠など、どこか懐かしさがありながらも、モダニズムを目指したいにしえの時代の「粋」を見事に継承し、現代に生まれ変わらせています。

 

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この空間の設計や、オリジナルの字体「チョコレート・フォント」で刷新された《ドゥバイヨル》のロゴのデザインを手がけたのは、ブリュッセルを拠点とする「Base Design」。ルイ・ヴィトン財団、イヴ・サンローラン美術館、MoMA(ニューヨーク近代美術館)からNASA(アメリカ航空宇宙局)まで、多岐にわたる分野でブランディングを率いる新進気鋭のクリエーティブ・スタジオです。

 

「グラン・プラス店を作るにあたり、メゾンのDNAや、パーソナリティについて再考しました」と、《ドゥバイヨル》マネージング・ディレクターのダヴィッド・ジョルダーノさんは言います。

「《ドゥバイヨル》というメゾンを女性に例えるならば、創設者マルクの出身国フランス流のエレガンスや煌めき、そして彼が定住したベルギーならではの“シュールなひねり”を持ち合わせたブルジョアな女性と言えるでしょうか。良いものを熟知していて、要求が高い。けれど因習にとらわれず、ユーモアがあり、好きなものを奔放に取り入れる自由も手にしています」

 

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《ドゥバイヨル》の世界観は、2階のサロンドテに足を運べば一目瞭然です。たとえば、手触りの良い、つや消しの木製のテーブルトップ。無骨なスチールのフレームに、上質でフェミニンなファブリックの背もたれや座面を組み合わせたオリジナルチェア。オレンジやフォレストグリーンなどの色づかいが、甘くなりすぎず、遊び心のある女性の洗練を表現しています。

 

1階のカウンターに並ぶ商品や、美しいパッケージも同様に、気品とユーモアのバランスが絶妙。ショコラのボックスに描かれているのは、色とりどりのボンボンショコラや、ティーカップ、ポットなどがたわわに実ったドゥバイヨルらしいユニークな木です。

 

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そしてサロンの至るところには、「When was the last time you treated yourself?(最後に自分にご褒美をあげたのはいつ?)」とウィットの効いたメッセージ。

「《ドゥバイヨル》では、自分を好きなだけ甘やかして。美味しいものを味わって、joie de vivre(人生の喜び)を感じてほしい」。そんな願いが込められているそうです。

 

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ブリュッセルのアトリエで、厳選された原材料を使い手作りされるデセールやショコラはどれも逸品ですが、グラン・プラス店でぜひ味わってほしいのが、同店限定の新商品「Carmin」(6€)。ビスキュイ・ブルトンの上に、マットな深紅のパウダーで彩られた大きなダークチョコレートのボールが3つ並んだ姿はどこかキュートでミステリアス。そっと切り分け、口に運ぶとボールが軽やかに弾け、フルーティーなラズベリーとペパーミントのコンポートが溢れ出します。ビスキュイの濃厚なバターの風味とダークチョコレートのビターで深い味わい、なめらかで甘酸っぱいコンポート、そしてミントのすっきりとした後味が見事に調和し、一口、また一口と食べ進めるうちに心もお腹も満たしてくれる、なんとも大らかで美味なデセールです。

「Carmin」の姉妹ともいえるフレーバー違いの「Passiflore」(6€)もあり、こちらのグリーンのボールの中には、エキゾチックな味わいのパッションフルーツのガナッシュが詰められています。

 

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またベルギーに来たなら、名物のゴーフル(ワッフル)も外せません。長方形のブリュッセル風は、円形のリエージュ風よりも生地が軽いため、トッピングで楽しめます。グラン・プラス店で味わえるのは、最高級の素材で作られた、とても贅沢なゴーフル。手製のバニラアイス、温かいエクアドル産のダークチョコレートのガナッシュ、ホイップクリームを添えた「Gaufre de Bruxelles Dame Blanche」、シュガーパウダー、レッドフルーツのクーリ、ホイップクリームを添えた「Gaufre de Bruxelles Debailleul」(ともに9€)の2種は、どちらもおすすめ。トッピングは別々に添えられているので、全部上に乗せてしまわず、一口ごとにディップしながら味わうと、ゴーフル生地のサクサク、ふんわり感を最後まで堪能できます。

 

グラン・プラス店の営業時間は、朝の9時から夜の10時までと、ヨーロッパにしてはかなり長め。「一日のどの時間帯でも、気軽に立ち寄って、楽しい時間をお過ごしください。窓からの眺めは、ブリュッセルで一番ですよ。世界中からのお客さまはもちろん、地元の方々にも通っていただけたら嬉しいですね」

 

 

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13世紀に市場として築かれて以来、ブリュッセルで最も誉れ高く、国内で最も観光客が訪れる名所。《ドゥバイヨル》向かい側には、96メートルの塔がそびえるブリュッセル市庁舎。左隣には、重厚な王の家(市立博物館)があります。

 

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《ドゥバイヨル》グラン・プラス店のアナイスさんと、ジャーマンさん。気さくなおふたりが、温かく迎えてくれます。

 

 

Debailleul

Grand Place 37 1000 Bruxelles

9時~22時(年中ほぼ無休)

 

 

text : Yuki Tamura

 

 

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