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実はフランスとゆかりのあるバインミーとボブン
フランスでベトナム料理? 実はバインミーとボブンはフランスと深い関わりがある食べ物。ベトナムがフランス領インドシナだった頃にフランスパンが伝わり、小麦粉に米粉を配合したパンをつくるようになったのがバインミーの始まり。対して、ボブンは、“ブンボーナンボー”というベトナム料理をフランス人が母国で“ボブン”として広めたのが始まり。ベトナムとフランスの文化が混ざり合い、それぞれの国で独自に進化を遂げたふたつの料理。日本で食べるとしたらどこへ行こう?
Stand Banh Mi
2017年の10月からスタートした〈スタンドバインミー 学芸大学店〉は、フランス料理をベースにしたベトナム料理を提供するお店。厳選した有機食材にこだわる料理はどれも絶品。ワインとの相性もよく、お酒好きな人も楽しめる。今回は、パンを選べるバインミーと極細麺のボブンをご紹介。
甘辛和え細米麺「ボブン」
“ボー”が“牛”、“ブン”が“麺”。牛肉と極細米麺を甘酸っぱいタレで和えたボブンは、混ぜれば混ぜるほど美味しく食べられる。揚げ春巻きも食べ応えがあって美味なのです。
¥1529
オリジナルバインミー
「匠の大山鶏」のレバーと野菜を自然派赤ワインと一緒に煮込んだパテ、スパイシーな豚ハム、人参と大根のなます、パクチー、ピーナッツなどを挟んだバインミー。パンは香ばしい食感が楽しい「タイガーブレッド」をチョイス。
¥1320
食べ応え抜群のごろっとしたつくねをメインに、青ジソや自家製ハラペーニョピクルスなどでアクセントを添えた一品。こちらは小麦が香る「無農薬全粒バゲット」との組み合わせがおすすめ。
¥1320
address:東京都目黒区鷹番2-16-23 M&K鷹番 1F
tel:03-6451-0827
open:11:00~15:00
18:00~22:00
火曜、第1・3水曜定休
https://standbanhmi.com
クロックムッシュとクロックマダムの違いって知ってる?
フランスで生まれたクロックムッシュとクロックマダム。見分けるポイントは目玉焼きの有無。のっていないものがクロックムッシュで、のったものがクロックマダムと呼ばれる。19世紀はじめに生まれたとされており、「カリッとした」という意味のフランス語「croquer」が名前の由来。ちょっとした豆知識知っておいて損はなし!
MAISON KAYSER
天然酵母を用いたフランスの伝統的な製法にこだわるブーランジェリー《メゾンカイザー》。食パンにベシャメルソースとハムを挟んで焼き上げた、昔ながらで飾らないクロックムッシュは、小麦本来の香りや味わいを存分に楽しめる。
各¥440
address:東京都港区高輪1-3-20 MANOA白金高輪 1F
tel:03-6409-6566
open:10:00~19:00
https://maisonkayser.jp
RITUEL
《リチュエル》は、フランスの古き良き伝統的な製パン技術で生み出されるヴィエノワズリーが人気のお店。2022年の12月にオープンした〈リチュエル 等々力店〉では、店舗限定メニューとしてクロックマダムを提供している。ハード系のパンに力を入れている同店では、オーガニック小麦を50%使用した風味豊かなカンパーニュをクロックマダムに採用。半熟卵やハモンセラーノをのせて、仕上げにグラナパダーノ(チーズ)をすりおろし。見た目も味わいもこだわり抜いた一品になっている。ぜひご賞味あれ!
クロックマダム¥1705
address:東京都世田谷区等々力7-4-19
tel:03-5752-0666
open:9:00~20:00
https://www.flavorworks.co.jp/brand/rituel.html
本格フレンチを日本で食べるなら
Joël Robuchon
シェフの名を冠した世界で最も有名なフレンチレストランは、1981年にパリでオープンしたのち、史上最短でミシュラン3つ星を獲得した経歴を持つ。そんな本格的なフレンチを気軽に味わえる〈ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション 六本木店〉は、本場さながらのカウンタースタイルが特徴的。ランチ、ディナーのコース料理は価格帯に合わせて、前菜、メインディッシュ、デザートを好きな組み合わせで楽しむことができる。ディナーコースからVIKIがメインに選んだのは、「うずらにフォアグラを詰めキャラメリゼ ポテトピュレを添えて」。うずらの胸肉にフォアグラを詰めることで、淡白な鶏肉をジューシーに仕上げた一品。メイン料理を引き立てる「ポテトピュレ」は、クリーミーな舌触りがやみつきに。誰しもが1度は訪れたいと願う、憧れのレストラン〈ジョエル・ロブション〉。ちょっぴり背伸びをして足を運んでみてはいかが?
プリフィックススタイルのディナーコース ¥5800~
address:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド 2F
tel:03-5772-7500
open:Lunch12:00~16:00(L.O. 14:30)、Dinner18:00~22:00(L.O. 20:30)
https://www.robuchon.jp/shop-list/latelier
photograph_Kojima Yohei
styling_Akashi Emiko
hair & make-up_Onishi Akemi
model_Viki
edit_Chikazawa Yui, Yamazaki Takamichi, Nozaki Nanami<KIP inc.>
design_Matsuoka Satsuki
FUDGE vol.239 2023年6月号より
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