CULTURE & LIFE
昨年、本祭であるトリエンナーレを開催した「大地の芸術祭」。その通年プログラムとして、プレイバックツアーが8月18日まで開催中!新潟県南端の十日町市と津南町からなる豪雪地帯”越後妻有”の広大な土地を舞台にした、2000年より開催されている芸術祭。
現在、森美術館で単独展を開催中の塩田千春や、国立新美術館で同じく単独展を開催しているのクリスチャン・ボルタンスキーの作品を同時に体感できるチャンスです。
塩田千春の「家の記憶」は、古い空家をベースに地元の人から”いらないけれども捨てられないもの”を集めて、黒い毛糸を縦横無尽に張り巡らしました。地元の人から預かった、衣服や家具などそれぞれに染み込んだ記憶を紡ぎながら、丁寧に糸を編み込んだ作品は必見です!
クリスチャン・ボルタンスキーの作品はジャン・カルマンと共作で、廃校になった小学校を使ったダイナミックなインスターレーション「最後の教室」。藁の匂いが香り立つ体育館の奥へ向かうと、地響きするような音が鳴り響きます。これは地元のひとたちやボルタンスキー自身の心臓音を録音したもので、誰もいなくなった学校に命を宿したアート。生と死を意識した作品を創るボルタンスキーならではのアプローチです。
越後妻有里山現代美術館[キナーレ]には、一昨年の森美術館で単独展を開催したレアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest:空の池」や「トンネル」などが見れます。「Palimpsest:空の池」はキナーレ中央の回廊にある、空や建物が鏡のように映し出された大きな池。一見変哲もない光景ですが美術館2階から見ると、水面に映る建物の鏡像が複層化している不可思議な光景に気づきます。
今夏はその池を中心に「水あそび博覧会」を開催!池では「SUP」が体験でき、ほかにも船を浮かべて遊べる「ウォーター・ヴィレッジ」(原倫太郎+原游)や、空気で膨らむ不思議な服で遊べる「パラフーク」(東明)、地物の農家とお菓子屋さんがコラボして甘味を販売する、YORIKO「越後妻有コラボ甘味屋台」など子供も大人も楽しめるコンテンツが満載!
昨年の「大地の芸術祭 越後妻有 アートトリエンナーレ2018」を代表する、清津峡渓谷トンネルでの作品。マ・ヤンソン/MADアーキテクツによる「Tunnel of Light」など自然が一体となった作品群が見れるのも魅力のひとつです!
昨年で7回目を迎えた「大地の芸術祭」。広大な土地を舞台にした展示は、世界最大級の国際芸術祭です。その中でも代表的な作品群を辿れるプレイバックツアーは、ビギナーから短期間に越後妻有を堪能したい人におすすめ!秋にもツアーを予定しており、四季折々で変化する越後妻有の今後も見逃せません。夏の草木が青々しい、自然豊かな越後妻有に遊びに来ませんか?
限定ツアー運行日:開催中〜2019年8月18日
場所:越後妻有地域(新潟県十日町市・津南町)
料金:共通チケット 一般¥2500、小中学生¥1000
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