恋愛や仕事、人間関係などで悩んだときにアドバイスをくれるタロットカード。実は、カードの意味を知れば誰でも読み解くことができるんです。タロットカードは全部で78枚あり、22枚が大アルカナ、56枚が小アルカナと呼ばれています。特に大きな意味を持つ大アルカナは、おみくじのように1枚引くだけでその日の傾向と対策を知ることができたりもするんですよ。ここでは、大アルカナ22枚のカードのうち、【１３死神】に込められた意味を解説していきます。ちなみに、同カードのテーマは「変化」。何かに迷ったときや、新しいことを始めるとき、最高の選択ができるように、カードの意味を紐解いていきましょう。

 

タロットカード【13 死神】の世界観と絵柄の意味

死神の世界観を知ろう

「死神」のカードって、名前を聞いただけでちょっとドキッとしちゃうよね。でも実は、このカードは「終わり」ではなく「新しい始まり」を表している、とってもポジティブなカードです。タロットの世界で「13」という数字は、完全数である「12」に新たなスタートを意味する「1」が加わった、変容と再生を象徴する特別な数字。一年の12ヶ月が終わって新しい年が始まるように、一つのサイクルが完了して次のステージへと進むことを意味しています。つまり「死神」は大アルカナの中でも、人生の大きな転換点や変化の時期を表す重要なカードなのです。

このカードが示しているのは、古代から現代まで続く「死と再生」という普遍的なテーマ。春夏秋冬の季節の循環、植物が枯れて新しい芽が出ること、蝶が幼虫からさなぎを経て美しい姿に変わることなど、自然界のあらゆるところで見られる変化のサイクルそのものを示しています。

大アルカナの流れの中で見ると、前のカード「吊るされた男」で内省と受容を学んだ後、「死神」で古い自分を手放し、次の「節制」で新しいバランスを見つけていく……。これは、まさに私たちが人生で経験する成長のプロセスそのもの。現代社会では変化のスピードがとても速いけれど、このカードは「変化を恐れずに受け入れることの大切さ」を教えてくれています。終わりは新しい始まりの扉。そう思えば、人生の変化も怖くありませんよ。

死神の絵柄から読み解くメッセージ

「死神」のカードをじっくり見てみると、実はたくさんの希望と再生のシンボルが隠されています。まず目に入るのは、黒い鎧を身にまとった骸骨の姿。この黒い鎧は、ただ怖いものじゃなくて、変化の時期に私たちを守ってくれる「保護」の象徴です。そして、その威厳ある姿は、変化に立ち向かう強さと準備ができていることを表しています。

死神が掲げている旗には、美しい白い花（白いバラ）が描かれているでしょう。この白い花は、純粋性と希望、そして新たな始まりの象徴。死の中にも美しさと希望があることを示していて、とても印象的です。

そして、死神が乗っている白馬。白は純粋さを表す色で、この馬は純粋な意志と変化の力、そして精神的な乗り物を意味しています。死神は、この白馬に乗って、古い世界から新しい世界へと私たちを運んでくれる存在と言えるでしょう。

続いてカードの足元を見ると、倒れた王の姿が描かれています。これは、どんなに権力や地位があっても、変化の前では誰もが平等であることの象徴。過去の栄光や古いやり方に固執せず、新しい時代に適応することの大切さを教えてくれています。

聖職者の姿は、変化を受容し、祈りを捧げる姿勢を表しており精神的な導きを求め、変化を神聖なものとして受け入れることの重要性を示しています。

そして、小さな子供の存在。子供は無垢で、未来への希望と新たな可能性を象徴しています。変化の中でも、純粋な心と希望を失わないことの大切さを表してい流のです。

女性の姿が表しているのは、、感情の受容と変化への適応。女性的な直感と柔軟性で、変化を受け入れていく姿勢を示しています。

背景に描かれた昇る太陽は、この絵の中で最も希望に満ちたシンボル。新たな始まり、希望、そして生命力を表していて、死神のカードが決して絶望ではなく、希望のカードであることを物語っています。

川の流れは、時の流れと浄化、そして新たな世界への橋渡しを意味するもの。水は浄化の象徴でもあるから、古いものを洗い流して、新しいものを迎え入れる準備ができていることを表しています。

遠くに見える山々は、目標や到達すべき境地、精神的な高みを表れ。変化の先には、より高い次元での成長と達成が待っていることを示しています。

このカードが出たら、変化を恐れずに、新しい自分に生まれ変わる準備をしましょう。きっと素晴らしい未来が待っているはずです！

死神と他のカードの関係性

タロットのリーディングでは、1枚のカードだけでなく、複数のカードが織りなすストーリー全体に目を向けることが大切です。その中で「死神」は、“終わり”と“再生”の節目を告げる重要な存在。前のカード【吊るされた男】が「忍耐と犠牲」「状況を受け入れる静の時」を示すのに対し、【死神】は「決断と変化の時」。つまり、受け入れの段階を経て、古いものを断ち切る“行動”へと転じるタイミングを示します。そして次の【節制】へと続く流れは、死神による変化を乗り越えた先の“調和と再生”。混乱の後に訪れる穏やかな安定を象徴します。

また、【死神】は【塔】や【運命の輪】と同じく「変化のカード」ですが、性質は異なります。塔が「突発的な崩壊」、運命の輪が「外的な運命の転換」を示すのに対し、死神は「自ら選ぶ内的変容」。自分の意思で“終わらせる勇気”を問うカードです。

組み合わせ解釈では、【死神】＋【愚者】は「新たな旅の始まり」。過去をリセットし、未知の道へ進む暗示。【死神】＋【恋人】は「関係性の再定義」。別れや再構築のタイミングを示します。【死神】＋【太陽】は「暗闇の後の再生」。失敗を糧に成功をつかむ兆しです。【死神】＋【世界】なら、「長い周期の完結」。人生の大きな章が終わり、新しい人生が始まることを意味します。

死神は“破壊”ではなく、“新たなスタートのための区切り”を教えてくれるカードであることを頭において、メッセージを紐解いてくださいね。

 

正位置・逆位置で見る、【13 死神】のメッセージ

タロットカードが伝えてくるメッセージは、カードの絵柄の向きによっても変わります。カードを引いたとき、数字を上にした状態を「正位置」、数字を下にした状態を「逆位置」と呼びます。死神の正位置・逆位置それぞれの解釈をチェックして。

死神の正位置の意味・解釈

正位置の【死神】は、「終わり」と「再生」を象徴する、タロットの中でも最も深い意味を持つカードです。一見すると不吉に思えるかもしれませんが、実際には「必要な変化が訪れる」というサイン。今の自分にとって不要になったものを手放すことで、新しい可能性が開かれていきます。変化を恐れるのではなく、「変わることこそ自然の流れ」と受け入れる姿勢が大切です。

人生には、何かを終わらせなければ次に進めない瞬間があります。たとえば、長年の仕事を辞めて新しい道を選ぶ、慣れ親しんだ土地を離れて引っ越す、あるいは人間関係が一区切りつく——そんな“終わり”が訪れる時期かもしれません。しかし、それは決して失うことではなく、「再スタートのための準備期間」です。

死神のカードが伝えているのは、「終焉＝再生」というサイクルの美しさ。古い殻を脱ぎ捨てる勇気を持てば、そこに新たな光が差し込みます。過去を手放し、未来に心を開く時、人生は新しい章を迎えるでしょう。

死神の逆位置の意味・解釈

逆位置の死神のカードが示すのは、「変化への強い抵抗」です。本当は何かを手放さなければ前に進めないと分かっているのに、心のどこかでそれを拒んでしまう──そんな心理状態を映し出しています。多くの場合、その抵抗の背景には「未知への恐怖」や「慣れ親しんだ環境を失う不安」があります。たとえば、今の職場に満足していないのに転職を決断できなかったり、終わりが見えている人間関係を惰性で続けてしまったり。変化を選ぶことで一時的に痛みや喪失を感じるかもしれませんが、それを避け続けることで、身の成長や再生の機会を遠ざけてしまいます。

死神の逆位置は、「古いものを無理に維持しようとするほど、苦しみが長引く」というメッセージでもあります。現状を変える勇気を持てたとき、停滞していたエネルギーが再び流れ始めるでしょう。

注意点としては、過去に執着したり、周囲の意見に流されて先延ばしにする行動は避けること。前向きなアドバイスとして、自分の中の「終わり」を受け入れ、ゆっくりとでも新しい方向へ歩き出す意志を持ちましょう。それが真の再生の第一歩です。

 

【13 死神】の恋愛や仕事、人間関係の悩み別解釈

恋愛運、仕事運、金運、人間関係運。4つのテーマで、今あなたの知りたいことを思い浮かべて引いたときに、死神が伝える意味を解説します。

♦︎死神の恋愛｜正位置の解釈

＜メッセージ＞

• 恋愛関係の自然な終わりと新たな出会い
• 関係性の質的変化（友人から恋人、恋人から夫婦等）
• 過去の恋愛パターンからの脱却
• 具体的なアドバイスと注意点

恋愛面で【死神】の正位置が出たとき、それは“関係性の節目”を示しています。今の恋が終わることもあれば、形を変えて新たな関係へと進む可能性も。別れは悲しいことですが、それは「本当の自分に合う愛」を見つけるための自然なプロセスです。友人から恋人へ、恋人から夫婦へと関係が進展するケースもあるでしょう。過去の恋愛パターンを断ち切り、次のステージへ進むタイミングです。以下のポイントを意識しながら過ごすと、次のステージが見えてくるはずですよ。

• 過去の恋にしがみつかなし
• 関係を終わらせる勇気を持つ
• 自分の中で「本当に求める愛とは何か」を見つめ直す
• 変化を恐れず、気持ちを整理して次に進む準備をする
• “終わり”を“始まり”と捉える柔軟さを大切にする

無理に関係をつなぎ止めようとするより、流れに身を任せましょう。いま起きる変化は偶然ではなく、あなたの成長を促す必然です。終わりを受け入れることで、もっと深い愛が訪れます。

 

♢死神の恋愛｜逆位置の解釈

＜メッセージ＞

• 別れへの抵抗と未練の心理
• 復縁の可能性と注意点
• 新しい恋愛への準備不足
• 段階的な心の整理方法

恋愛で【死神】が逆位置に出たとき、それは“手放せない気持ち”を象徴しています。別れを受け入れられなかったり、過去の恋に未練を残していたりしませんか？　終わりを認める勇気が持てずにいると、心が前へ進むタイミングを逃してしまうかもしれません。復縁の可能性もありますが、それは「昔に戻る」というより、「新しい関係を築く覚悟があるかどうか」がカギです。今は、焦らず心の整理をする時間。次のポイントを参考に、段階的に気持ちを整えていくことが大切です。

• 別れを受け入れる
• 未練を否定せず、少しずつ距離をとる
• 相手ではなく“自分の変化”を意識する
• 無理に新しい恋を探さない
• 「なぜこの恋が終わったのか」を振り返る時間を持つ

逆位置の死神は「まだ終わりきっていない恋」を映す鏡です。焦らず、自分のペースで心を解放していきましょう。執着を手放したとき、自然と次の恋が始まるサインが見えてきます。

 

♦︎死神の仕事｜正位置の解釈

＜メッセージ＞

• キャリアチェンジの好機
• 新しいスキル習得の必要性
• 職場環境の変化への適応
• 長期的なキャリアビジョンの重要性

仕事の場面で【死神】のカードが正位置に出たら、それは“キャリアの転換期”を意味します。これまで積み上げてきた経験を一区切りし、次のステージへ進むタイミングです。転職、昇進、部署異動、プロジェクトの再編など、環境が大きく変わる兆しも。最初は不安を感じるかもしれませんが、変化の中にこそ成長のチャンスがあります。これまでの自分を手放し、新しいスキルを身につける準備を始めましょう。長期的なキャリアビジョンを見据えれば、今の変化は「未来への架け橋」になります。特に次のポイントを意識してみて。

 

• 思い切ってキャリアチェンジを検討する
• 新しいスキルや資格に挑戦する
• 変化する職場環境に柔軟に対応する
• 自分の「強み」と「理想の働き方」を見直す
• 5年後・10年後の目標を明確にする

今は“終わり”ではなく“再スタート”のとき。古い慣習や惰性にとらわれず、新しい挑戦を恐れないことが鍵です。変化を受け入れた人ほど、次のチャンスをつかめます。

 

 

♢死神の仕事｜逆位置の解釈

＜メッセージ＞

• 現状維持への固執の危険性
• 変化への恐怖心の克服方法
• 段階的なキャリア転換のアプローチ
• スキルアップの重要性

仕事で【死神】が逆位置で出たら、現状に固執しているサインかもしれません。「なんだかうまく進まない…」と感じるとき、その原因は自分自身の変化への恐怖や、古い習慣にしがみつく気持ちにあるかも。今は焦らず、自分のキャリアや職場環境を見つめ直すタイミングです。変化に踏み出す勇気が、新たな可能性の扉を開きます。大きな決断が怖いなら、段階的にスキルアップや小さな挑戦を重ね、少しずつ転換の準備を整えましょう。具体的には、次のポイントを心がけてみて。

 

• 現状維持に固執せしない
• 恐怖心を克服する。
• スキルアップや資格取得で自己成長を促す
• 段階的にキャリア転換を計画する
• 自分の強みと目標を明確に整理する

 

変化は怖いものですが、少しずつ準備を進めることで恐怖心を和らげ、キャリアの新しい道を切り開けます。自分を見つめ直し、成長のチャンスを逃さないことが大切です。

♦︎死神の金運｜正位置の解釈

＜メッセージ＞

• 金銭管理方法の見直し
• 投資や資産運用の転換期
• 収入源の多様化
• 長期的な資産形成の視点

金運で正位置の【死神】が出たら、あなたの経済状況に大きな変化が訪れる兆しです。出費が増える一方で、新しい収入のチャンスや自己投資の機会も巡ってきそう。この時期は、計画的に資金を見直し、大きな買い物や投資に挑戦することで、未来の経済基盤をしっかり築けます。また、収入源の多様化や長期的な資産形成も意識すると吉。変化を前向きに捉えて、慎重に準備を整えることがポイントです。具体的に意識したい点は、次の通り。

• 資金計画を見直し、出費と収入のバランスを確認する
• 投資や資産運用の方法を必要に応じて転換する
• 収入源を複数持つ工夫をする
• 長期的な視点で資産形成を考える
• 自己投資は将来のリターンを意識して行う

大きな変化が訪れるとはいえ、計画なしにお金を使うと損失のリスクが高まります。急な判断は避け、準備と情報収集を重視して行動することが大切です。

 

♢死神の金運｜逆位置の解釈

＜メッセージ＞

• 古い金銭習慣への固執
• 投資判断の先延ばし
• 経済的変化への準備不足
• 段階的な改善方法

金運で逆位置の【死神】が出たら、古いお金の使い方や習慣に固執していないか振り返るチャンスです。投資や大きな支出を先延ばしにしてしまうことで、経済的な変化に対応できないことも。今は、段階的に金銭管理を改善し、真に自分にとって価値のある支出や経験にお金を使うタイミングです。焦らず、一つずつ整理することで、無理なく経済感覚を刷新できるでしょう。次のポイントを意識すれば、徐々に金運が高まってくるはずですよ。

• 古い支出習慣や固定観念を見直す
• 投資判断は慎重に、タイミングを逃さない
• 経済的変化への準備を少しずつ整える
• 支出の優先順位を明確にする
• 段階的に改善策を取り入れる

急な変化に対応するためには、今のうちに金銭感覚を整理し、無駄遣いや先延ばしを減らすことが重要です。焦らず段階的に改善を進めることで、より安定した金運が手に入ります。

 

♦︎死神の人間関係｜正位置の解釈

＜メッセージ＞

• 人間関係の自然な変化
• 新しいコミュニティとの出会い
• 関係性の質的向上
• 人間関係の整理整頓

正位置の【死神】は、人間関係の自然な変化を示しています。長く続いた友情やグループのつながりが一旦終わることで、新しい出会いやコミュニティへの扉が開かれるかもしれません。これは単なる別れではなく、関係性の質を向上させるための整理整頓のタイミングでもあります。過去に固執せず、変化を受け入れることで、より深く信頼できる絆を築けるでしょう。新しい環境や人間関係が、あなたにとって価値あるものになるはずです。ぜひ次のポイントを意識してみてくださいね。

• 過去の関係に固執せず、変化を受け入れる
• 新しい人やコミュニティに積極的に参加する
• 信頼できる関係を大切に育てる
• 必要ない関係は整理して距離を置く
• 人間関係の質を意識して選ぶ

別れや距離を取ることは悲しいですが、新しいつながりや成長のために必要なプロセスです。感情に流されすぎず、整理整頓の視点で関係を見直すことが大切です。

 

♢死神の人間関係｜逆位置の解釈

＜メッセージ＞

• 関係性の停滞と改善方法
• 過去の人間関係への執着
• コミュニケーション方法の見直し
• 段階的な関係改善のアプローチ

逆位置の【死神】は、人間関係で過去のしがらみや未練に囚われていることを示しています。気づかないうちに、古い友情や過去の出来事に引きずられ、新しい関係を避けてしまっているかもしれません。この時期は、関係性の停滞を改善するために、まず自分の感情やコミュニケーション方法を見直すことが大切です。段階的に過去を整理し、少しずつ新しい関係を受け入れる準備を整えることで、心に新しい風を迎えられるでしょう。具体的には、次のポイントを意識しながら過ごしてみて。

• 過去の関係に固執せず、心を解放する
• 関係が停滞している原因を冷静に分析する
• コミュニケーション方法を見直し、誤解を解消する
• 段階的に新しい人間関係に心を開く
• 信頼できる人との関係を優先的に育てる

過去の未練や古いパターンに引きずられると、新しい関係のチャンスを逃してしまいます。焦らず、段階的に整理と改善を進めることで、より健全で豊かな人間関係を築くことができますよ。

 

死神カードに関するよくある質問(FAQ)

Q1:死神カードが出ると「死ぬ」のですか？

回答：タロット初心者の方からよくある質問ですが、答えは「NO」。死神カードは、物理的な死を予言するカードではありません。タロットにおける「死」は、象徴的な意味での「終わり」や「変化」を表しています。

例えば、古い習慣や考え方を手放すこと、人間関係の変化、仕事や環境の変化、精神的な成長など、人生のさまざまな「変化」を意味しているため、このカードが出たときは「新しい自分に生まれ変わるチャンス」として捉えましょう。

実際に、多くのタロット占い師は、死神カードを「再生」や「変容」のポジティブなカードとして解釈しています。だから、このカードが出ても怖がらずに、どんな変化が待っているのかを楽しみにしてくださいね。

Q2: 死神カードはいつも悪い意味なのですか？

回答：これも大きな誤解。死神カードは決して「悪い」カードではありません。確かに変化や終わりを表すため、最初は不安に感じるかもしれませんが、実は成長と発展のための重要なプロセスを表しています。

正位置で出た場合は必要な変化が自然に起こることを示していて、これは基本的にポジティブな意味です。古いものを手放すことで、新しくて素晴らしいものが入ってくる準備ができていると示してくれています。逆位置で出た場合も「変化への抵抗」や「停滞」を表しますが、これも「今は変化の準備をする時期」という意味で捉えることができます。無理に変化を急ぐ必要はなく、自分のペースで準備を整えていきましょう。

Q3: 死神カードが出た時の対処法は？

回答：死神カードが出たときは、まず深呼吸をして、変化を受け入れる心の準備をしましょう。このカードは、あなたに「手放すべきもの」があることを教えてくれています。具体的には、以下のようなことを意識してみて！

• 手放すべきものを見つける: 古い習慣、考え方、人間関係など、もう必要のないものはないか考える
• 新しいものを迎え入れる準備: 心と環境を整えて、新しい変化を受け入れる準備をする
• 変化を恐れない: 変化は成長のチャンス。怖がらずに、前向きに捉える
• サポートを求める: 一人で抱え込まず、信頼できる人に相談する

変化の時期は不安になりがちだけど、このカードが出たということは、あなたには変化を乗り越える力があるということ。自分を信じて、新しい扉を開いてくださいね。

Q4: 死神カードと他の変化を表すカードの違いは？

回答：タロットには変化を表すカードがいくつかありますが、それぞれ異なる種類の変化を表しています。

• 死神カード: 自然で必要な変化。人生のサイクルの一部として起こる変化で、基本的には受け入れるべきもの。
• 塔のカード: 突然で劇的な変化。予期しない出来事による変化で、しばしば衝撃的。
• 運命の輪: 運命的な変化。外的な要因による変化で、流れに身を任せることが重要。

死神カードの変化は、最も「自然」で「必要」な変化です。季節が変わるように、人生にも変化の時期があることを教えてくれています。つまり抵抗せずに受け入れることで、スムーズに新しいステージに進むことができますよ。

Q5: 死神カードが示す変化の時期はいつですか？

回答：死神カードが示す変化の時期は、一般的には「今まさに変化が始まっている」または「近い将来に変化が起こる」ことを表しています。具体的な時期については、以下の要素を参考にしてみて。

• 季節的な要素: 秋から冬にかけて、または冬から春にかけての時期。自然のサイクルと同じように、古いものが終わって新しいものが始まる時期。
• 人生のサイクル: 人生の節目となる時期。卒業、就職、結婚、転職、引っ越しなど、大きな変化が起こりやすい時期。
• 内的な準備: あなた自身が変化の準備ができたとき。心の中で「何かを変えたい」と感じ始めたときが、変化の始まりのサイン。

ただし、タロットの時期は絶対的なものではなく、心の準備や行動によって変わります。大切なのは変化のサインを見逃さずに、適切なタイミングで行動すること。変化は怖いものではなく成長のチャンスなので、死神カードが出たら新しい自分に出会える素晴らしい機会だと思って、前向きに受け入れてくださいね。

 

タロットカード【13 死神】が示す「終わり」と「始まり」

タロットの【死神】は、文字通りの「死」ではなく、大きな変革と新たな始まりを象徴するカードです。何かが終わることによって、新しいステージや可能性が開かれる—それが死神の示すサイクル。正位置ではその変化を受け入れ、前向きに新しい挑戦へ進むことを促し、逆位置では変化への抵抗や恐怖心が足かせとなり、成長のチャンスを遅らせている可能性を示します。現代社会では、変化は避けられない上に、適応する力が成功や幸福の鍵。死神カードは、変化を恐れず、自分の人生を自分らしく切り拓くことの重要性を教えてくれます。

仕事や恋愛、人間関係、金運など、さまざまな局面でこのカードのメッセージを受け取ることで、現状の見直しや、新しい目標に向かう勇気になるはず。終わりは悲しいことではなく、次の成長への第一歩。死神は「人生をリフレッシュし、自分の光を再確認するチャンス」を与えてくれるカードです。あなたの中の可能性を信じて、変化を受け入れ、新しい自分に出会う一歩を踏み出しましょう。

 

☞他のタロットカードについてはこちらから

 

illustration_Yumika

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