ベルギーの寒い冬は家でクッキングをして楽しむ!西洋食材でアレンジ料理を【ベルギーのかわいいとおいしい】 | コラム | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

CULTURE & LIFE

 

ベルギーに暮らしていると日本で馴染みの食材がなかったり、高価だったりしますが、こちらで愛されている西洋食材を自分なりにアレンジして料理することはとても楽しいです。凝ったものは作れませんが、日々健康的でおいしい料理をこころがけています。

 

こんにちは。
ベルギーの寒くて暗い冬がやってきました。特に日の出の時間が日本に比べて遅く、9時くらいにならないと明るくなりません。夜のように真っ暗な中、3歳の子供を連れて登園するのがいまでも不思議な感じです。

 

でもそんな冬は、おうちでおいしいものをつくって食べて、家族でのんびり過ごす季節です。料理が好きなわたしの日々の食卓を少しご紹介します。

 

 

少し前になりますが、長男の運動会のため、家族みんなで食べるお弁当を作りました。容器の中にさまざまなおかずをぎっしり詰めるお弁当は、日本が誇るおもしろい文化ですよね。(ベルギーの子供たちは大体パンにハムかチーズで毎日同じ)

 

サンドイッチはローストビーフ、ヘーゼルナッツペースト、無花果クリームチーズの3種類。ヨーロッパの牛肉は赤身が本当においしいのでローストビーフがとってもおいしく作れます。ヘーゼルナッツペーストも西洋ならでは。ピーナッツバターよりオイリーではなく、チョコレートスプレッドほど濃厚ではなく、うちのこどもたちが大好きなパンのお供です。

 

ムール貝はベルギーの有名な食材の1つです。たっぷりのムール貝をキャセロールにいれて、白ワインや香味野菜といっしょに蒸した料理が有名ですが、この日は味噌バターで味付けしました。味噌が入るだけでぐっと和の味になるので味噌はとても重宝しています。

 

 

ムール貝を使って炊き込みご飯をつくってみたらこれがとてもおいしく大成功!
牡蠣ごはんを参考に、少しの生姜とかつお出汁で炊くと、ムール貝からのいい出汁も合わさって、満足いく和食の完成でした。

 

 

これはいつかのお酒のおとも。

 

芽キャベツはフランス語では”choux de bruxelles”(ブリュッセルのキャベツ)というくらい、ベルギーで好まれる野菜でわたしも大好きです。焼き目をつけてから蒸すのがお気に入りです。香ばしさと甘味両方味わえます。コロンとした見た目のかわいさも好きな要素のひとつ。私の中で盛り付けも味の一部なので、見た目もこだわります。

 

丸い白いものは最近はまっている山羊のチーズ。山羊のチーズといっても種類はたくさんあるのですが、この丸いものはやわらかくて食べやすく、いつも蜂蜜とナッツといっしょにいただいています。

 

パテは買ってきたものですが、うさぎのパテでナッツがごろごろと入っています。秋冬になりジビエの季節になると、うさぎやきじ、いのししや鹿などさまざまなパテが売られます。ややくせがありますがお酒のおともに大好きです。

 

トマトはコリアンダー(パクチー)と和えただけ。日本ではエスニック料理でしかあまり使われないパクチーですが、こちらではほかのハーブのようにサラダで使われることも多いです。さわやかでとってもおいしいです!

 

 

この秋びっくりしたのが、ビオショップに生なめこが売られていたこと!別の日に行ったら舞茸もあり、日本のキノコが西洋でも注目されてきていることに驚きました。ちなみにSHIITAKE、NAMEKO、MAITAKEと日本の名前そのままなのもうれしいです。(左上上部のパンフレットがSHIETEKEになっているのが残念 笑)

 

これらは日本の食材なので、あえて西洋料理にしてみたのがこちら、ポリッジです。

 

 

ポリッジは西洋発祥のおかゆのようなもので、オートミールなどの穀物を牛乳か水で柔らかくゆでていただくとってもヘルシーな料理です。わたしはオートミールのかわりに蕎麦を使いました。日本では蕎麦というと麺を思い浮かべますが、こちらでは蕎麦の実や蕎麦粉が主流です。はじめて蕎麦の実を茹でましたが、香りが日本の蕎麦の麺を茹でる時と同じで懐かしく思いました。

 

蕎麦のポリッジに、ニンニクと炒めたきのこたちとコールラビを乗せ、仕上げにバルサミコクリームとクコの実をふりかけて完成。きのこは万能です。

 

 

これはわたしがヨーグルト代わりに食べているスキール。わたしが日本にいたころ、日本で見かけたことはなかったのですが最近ではどうなのでしょうか?日本のヘルシーブームに乗って輸入されているかもしれないですね。

 

スキールはアイスランド発祥のもので、アイスランド人が日々食べる健康食です。無脂肪乳で作られる発酵食品で、ヨーグルトより水分が少なくもっちりしていて、食感はマスカルポーネチーズのよう!脂質がないのでカロリーがとっても少ないのに高たんぱくで、身体にいいことづくしなんです。スキール自体は甘くないので、ヨーグルトのように味がついているものも売っています。

 

値段も手ごろなので、西洋に来られた際はぜひスーパーで探してみてほしいです。わたしも冬太り対策に日々食べようと思います笑

 

 

そして先日だんなさんの誕生日があり、ケーキを作りました。めでたく?アラサーよりアラフォーに近づいてきました。

 

 

ベルギーのケーキは、フランス菓子のように凝ったデコレーションのものか素朴なタルトが多いのですが、市販のものはとても甘いんです。なので家族の記念日には自分でケーキを作ります。

 

パティシエで買ったものはもちろんおいしいですが、スポンジケーキを焼いてクリームを塗れば立派にケーキです。自分の好みにデコレーションするのは楽しいです!

 

そしてこのケーキはすべての食材をオーガニックのもので作ったBIOケーキ。ベルギーでは日本に比べるとずっとBIO文化が発展しています。BIOSHOPもたくさんあり、多くの人がお買い物をするからかそんなに高価ではありません。

 

ベルギーに暮らしていると日本で馴染みの食材がなかったり、高価だったりしますが、こちらで愛されている西洋食材を自分なりにアレンジして料理することはとても楽しいです。凝ったものは作れませんが、日々健康的でおいしい料理をこころがけています。

 

 

《today’s knitting 》

#スナオミトンポーズ

 

 

 

ベルギーや日本でもミトンの活躍する季節になり、とてもうれしいです。今年ベルギーでは数点オーダーをお受けして製作させていただきました。オーダーはそれぞれの好みが出て、わたしでは選ばないような色遣いのミトンにも出会えて、製作するのも楽しいです。

 

ミトンで顔や頬を隠すポーズを“スナオミトンポーズ”と呼んでいますが、何枚か写真を撮らせていただいてたのでここで紹介しますね。かわいい!

 

編み物やベルギー生活の日々のことはinstagram@shiotasunaoもご覧ください。

 

 

文・塩田素直(編み物作家・handmade mittens SUNAO)

インスタグラム:https://www.instagram.com/shiotasunao/

HP:http://sunaomittens.petit.cc/

 

 

◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より

 

 

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