夏のバカンス。運河沿いの道をサイクリングしながら、美術館巡り【夢見るパリ】 | コラム | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

CULTURE & LIFE

 

毎年夏のバカンスはイタリアでしたが、今年は電車で行ける場所、オランダのアムステルダムを選びました。

 

 

パリからアムステルダムまで電車で3時間20分。8年ぶりに訪れたオランダは新しい発見の連続でした。

 

 

今回は自転車を借り、運河沿いを自由気ままに散策!

自転車に乗りながら目に入るのがレンガ造りの特徴的な家並みや運河を走る船やボートです。

 

 

17世紀のアムステルダムは貿易の中心で、北ヨーロッパを代表する港でした。

運河から運び込まれた商品を貯蔵するために建てられた家には荷物を上げ下げするフックが今もそのまま残されています。

 

 

興味深いのが家に刻印されている建設された年の年号です。

 

 

カリグラフィーもあちこちで見つけることができました。16世紀にできたオランダの書体フラマンド体も!

 

 

さて、初日は17世紀のオランダ絵画黄金期に活躍した最大の巨匠、レンブラントが20年間住んでいた家を見学。

17世紀のオランダの生活が再現されていて、絵画や蝶々、貝殻コレクション, 珍しい小動物の剥製など絵の材料だっただろう小物が置かれています。

 

 

ゴッホ美術館、大作を含む200点以上の作品を一度に見れるのはここだけ。

画家を目指してから人生を終えるまで約10年の期間に描いた作品は油絵、水彩画、素描画合わせると2100点以上。かなりの勢いで描いていたことが想像できます。

 

 

アムステルダム国立美術館ではレンブラント、フェルメールなど有名な作品たちに出会えます。

 

 

日曜日には自転車で大きい公園も周りました。

気功をやっている人たち、犬を遊ばせている人、筋トレしてる人、水着になって昼寝してる人、裸足で歩いている人とみんなリラックスムード。

 

最終日に発見した魅力的なバーは1650年開業。

 

 

中に入ると沢山のオーク樽が置かれカリグラフィーやモノグラム、可愛いデッサンが書かれています。この中にはスピリッツ、ジンの元祖「ジュネヴァ」を熟成しているといいます。

 

 

地元の人がビールと小さいグラスを並べて飲んでるので何かと思ったら、小さいグラスの中身のジンが主役でビールはお水の代わりに飲んでいたのでした。

初めて飲むジュネヴァはサッパリしていて美味しかったです。1人で来ていたお爺さんは2杯を続けて一気飲み!

レンブラントもここで飲んだかしら?…と想像しました。

 

 

お土産には150年前のデルフト産タイルや美しいアンティークを沢山見つけて買ってきました。

 

 

このアンティークを使って、少しずつお店を改装していこうと思っています!

 

 

 

text:竹内 仁海

パリ在住8年目。
イタリア人の夫とパリ4区にあるカリグラフィー専門店 “メロディ グラフィック”を経営する傍らカリグラファーとして活躍。結婚式やパーティ、パリコレの招待状や宛名書き、メッセージの代筆、ロゴ制作、フランス映画・コマーシャルの演出アイテムとしてカリグラフィーを担当。
パリから“暮らしの美学”をお届けします。

Instagram:@melodiesgraphiques

 

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