CULTURE & LIFE
前回のコラム[バカンスの流儀 〜イタリア人にみる人生を楽しむ方法〜]ですっかりバカンスモードになってしまった私。
イタリアの海が恋しいなぁということで、
今回から 2018年5月にアマルフィ海岸を訪れた旅をふりかえって、みなさまを妄想トリップにお連れできたらと思います。
というわけで、フィレンツェから高速鉄道フレッチャロッサに乗って 4時間弱、ナポリのひとつ先、サレルノへ。
サレルノからバスに乗り換え、アマルフィに向かいます。
バスの乗車率は 100% 越え。
バス停に差し掛かるたび、バスを待つひとに向かって運転手さんが「いっぱいだよ」とジェスチャーをするのですが、
通り過ぎるバスに向かってあふれんばかりの感情を体いっぱいで表現する人々を見て、少々申し訳ない反面、いよいよ南イタリアに来たなぁと実感するのでした。
アマルフィ海岸は複雑に入り組んでいて、切り立った崖に沿って狭い道が延びています。
バスは対向車をすれすれでかわしながら、こんなのは慣れたものと神業連発で躊躇なく進んでいきます。
さらに通り過ぎた道を対岸から見ると道路の下の支えがこころもとないところがあったりして、
そんなところ見なければよかった、たのむから無事に到着してくれと地味に手に汗握ります。
アマルフィが近づくころにはぽつぽつと雨が。。
実はこの日から連日雨の予報で、海のリゾートに雨と分かって行くというのはいかがなものか、と伊友と出発前に少しばかり揉めたのですが、
すでにホテルは予約してしまっているし、天気予報はちょっと悪めに言うものだし、、と結局強行したのでした。
そんなこんなで、アマルフィに到着。
広場に出ると、さっそくドゥオモがお目見え。
時折雨に見舞われながらも、路地をひたすら散策します。
断崖にへばりつくように密集した建物は、狭い土地を有効活用するため上へ上へと建て増しされ、独特な景観を見せています。
土地に根ざして暮らし続けてきた人々の息遣いが聞こえてくるようです。
結構なリゾートと思い込んでいたアマルフィですが、街並みは昔ながらの、どちらかというと庶民的で素朴な雰囲気です。
通りから一本奥まった住民のための道はどこまでも白く、とても静かでなんだか別世界。
バルコニーからの眺めで選んだ B&B。
オーシャンフロントのパノラマはもちろん、波の音で目覚める朝はなににも変えがたいご褒美です。
雲が立ち込めてはいるものの、海の色は最高。
しかしながら時折小雨がぱらつき、バルコニーでの朝食は断念。。
天気が好転してくれることを願いつつ、次回はカプリ島へ向かいます ^ ^
text:design il NODO
[デザイン イル ノード]福岡とフィレンツェを拠点に、フリーランスで WEB・グラフィックデザイン、イラスト、刺繍アクセサリーの製作もろもろやっています。中学校美術の非常勤講師の経験あり。趣味は美術館巡りで、最近はピアノにもリトライ中。やりたいことやるべきことが多すぎて、一向に進まないのは読書とイタリア語の学習。いつかエキゾチックショートヘアと暮らしたい、旅するねこです。
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