CULTURE & LIFE
2020年は子(ねずみ)年。毎年新年はその年にちなんだ干支のお菓子を味わうことを習慣にしているのですが、今年は1月25日の旧正月に合わせて、ねずみ型のシュークリームをいただきました。
求めたのは、1968年に、フランス人パティシエ、アンドレ・ルコントさんが、日本初の本格的なフランス菓子専門店として始めた「ルコント」。2010年に一度は惜しまれながら歴史に幕を降ろしましたが、2013年に再開。2018年には創業50周年を迎えた老舗です。昨年11月には、広尾本店、日本橋三越店、銀座店に続き、渋谷スクランブルスクエア1階にエキュートエディション渋谷店がオープン。立ち寄りやすい場所にお店が増えて、自分用はもちろんのこと、手みやげにも重宝しています。
白い背中はフォンダンで、ちょこんとついた耳はアーモンド。ふるふると濃厚なカスタードクリームがたっぷり詰まった「スウリー」は、ルコントさんが、子どもたちも楽しめるお菓子をと考案したもの。実際に何度か、子どもがスウリーに夢中でかぶりつく微笑ましい場面に出くわしたことがありますが、もちろん我々おとなも嬉々とせずにはいられません。
いつもルコントで、スウリーとセットで求めているのが、白鳥型のシュークリーム「スワン」。こちらは2年前、酉(とり)年の旧正月に味わったことを思い出します。ルコントでスワンを求めた日は、電車の中や階段でつまずかないよう、いつもより慎重にケーキの箱を抱えて帰るのですが、家に着いて箱を開ける瞬間の緊張感といったら。羽毛のようにふんわりとしたシャンティクリームをフォークの先ですくうとき、脳内で流れ出す優雅なワルツの調べ。ルコントさんもスワンを味わうときには、音楽を聞くときのように夢見心地になってほしいと願っていたそうです。
ちょうどルコントでは今年の1月25日、旧正月が始まるタイミングで、ルコントの顔である、スウリーとスワンをモチーフにしたアイシングクッキー「ビスキュイ デコレ」が発売になりました。今までは生菓子だからと断念していた遠方へのおみやげにも、スウリーとスワンを選べるのが嬉しい!
ねずみのお菓子をほおばりながら願ったことは、「今年もたくさんの甘く、かわいく、おいしいお菓子に出会えますように」。
甲斐みのりInstagram @minori_loule
◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より
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